2003/06/09 自作PCに悪戦苦闘

昨日、おとといの二日間、ほとんどネットにつなげない状態が続きました。特に昨日は最悪の状態で、本サイトの更新さえ夜になるまで行えないほどでした。

理由はハッキリしています。ようやくにしてPCを新しいものに替えからです。しかも、市販の製品をそのまま購入したのであれば届いたその日から使えますが、私は今回全く初めての自作PCに挑戦したため、実際に使い出せるようになるまでには相当時間がかかってしまったというわけです。

今も書きましたが、通常の完成品が届いたのであれば、あとはウキウキ気分で使い出せばいいわけですが、これまで一度も組み立てた経験のない全くの初心者が無謀にも自作に乗り出してしまったわけで、長い期間をかけてパーツを揃え、それがいよいよ全部揃ったとなっても、ウキウキ気分よりも不安の方が先に立ってしまいます。

でも、パーツだけをそのまま保管しておくわけにもいかず(←パーツ屋さんじゃないのだから)、意を決して作り始めたのがおとといの午後です。以来、実際にネットを利用できるようになるまではヒヤヒヤの連続でした。

その話に入る前に今回初めての自作のために私が買い求めたパーツを書いておきますと以下のようになります(カッコ内は購入価格)。

  1. CPU(6320円)
  2. マザーボード(18270円)
  3. ケース(15970円)
  4. メモリ(4900円)
  5. HDD(ハードディスクドラブ)(8980円)
  6. CD/DVDドライブ(5980円)
  7. FDD(フロッピーディスクドライブ)+OSWindows XP Home Edition)(12500円)
  8. ビデオカード(8480円)
  9. ケーブル・2本(680円×2)
  10. ケース・ファン(1280円)

以上、合計すると84040円になります。なお、キーボードマウス、ディスプレイ、PCスピーカーはこれまで使ってきたものをそのまま利用しています。

最近流行の“激安パソコン”に比べると高くついてしまいましたが、性能的にはそれよりも上のハズで、自分なりに満足しています。

あとから考えると、マザーボードはもう少し安いものを選んでも良かったかもしれません。また、心臓部となるCPUですが、さらに上の性能のものをとも考えましたが、そうなると格段に値段が張り、しかも初めての自作には冒険過ぎると考え、「Celeron(セレロン) 1.70GHz」 を選択しました。

また、OS(基本ソフト。私の場合は「Windows XP Home Edition」)はFDDとセットになった「OEM版」として買い求めましたが、そうでなかったら以前使っていたFDDやCDドライヴをそのまま使うことで、さらに安く仕上げることもできたように思わないでもありません。

今後の予定としては、ケース内の熱風を外に逃がすためのケース・ファンをもう一つつけたり、メモリー、DVDドライブの増設などを考えています。

ともあれ、今でこそ快適な環境を手に入れましたが、昨日、おとといはまさに悪戦苦闘の連続で、地獄の苦しみを味わいました(^_^;

まず、作り始めてすぐに難問にぶつかりました。それはケースにファンを取り付ける作業でのことで、ネジで簡単に取り付けられるものと思っていましたが、これが意外にも手こずる作業でした。ネジが非常に硬く、いくら回しても中に入っていってくれません。それにうっかりしていると、ネジ山がなくなってしまいそうです。

それでも何とか取り付けることに成功した頃には、額には汗が噴出し、ドライバーを握った手にはマメができていました。先が思いやられる滑り出しです。

それでも、CPUをマザーボードに取り付け、それをケースにはめ込むなどの作業自体はそれほど難しい作業ではなく、「何だ。簡単じゃん、、、」と内心思い始めていました。しかし、それは後々の苦労を知らないが故の気楽さです。

次に訪れた“苦難”は、それぞれのパーツの配線です。幸いにも私が購入したマザーボードには日本語による丁寧な説明書がついていました。が、何しろ初めてのことで、どの線をどこにつないでいいのやら、さっぱりわからず呆然としてしまいました。

しかし、何でも経験で、あとになって説明書をよく読み返してみるとそこに全て書かれており、その通りにやれば必要以上に難しく考える必要はなかったことになります。

それはちょうど、上映途中から暗がりの映画館に入り、そこで空いている席を探すようなものかもしれません。暗さに目が慣れれば容易に空いている席ぐらい探すことはできますが、明るい場所から急に暗がりに入って右も左も全く見えない状態では、その簡単なことさえままならないものです。

ともあれ、曲がりなりにもパーツを組み上げることに成功しましたが、それは「見かけ上」だけかもしれず、ここからがいよいよ正念場(しょうねんば:歌舞伎・浄瑠璃で、主人公がその役の性根(しょうね)を発揮させる最も重要な場面。性念場。性根場。転じて、ここぞという大事な場面・局面=広辞苑)ともいえる初めての電源スイッチの投入です。

期待半分、というより、不安が7、8割の状態です。PCにはディスプレイとマウスだけを接続し、運命の電源スイッチを入れます。が、、、ディスプレイは何の反応も見せてくれません(◎_◎;)

CPUに装着した冷却ファンやケース・ファンは回転しています。この辺りからイヤ~な冷や汗がじんわりと噴出し始めます。

今回の自作のために買い求めた“参考書”『かんたん図解・自作パソコン入門』(技術評論社)で確認すると、「マザーボードとCPUの組み合わせは正しいか?」や「ジャンパスイッチの設定は正しいか?」などというようなことが書かれており、オロオロしてしまうばかりです。

しかし、原因がわかってしまえば実にお恥ずかしい話で、てっきりディスプレイの接続コードだと思ってつないでいたものはプリンタのコードでした。これでは画面には何も映るハズもありませんf(^_^;)

その後、OSのインストールの段階まで漕ぎ着け、それに成功し、やっとでただのパーツを詰めた箱がPCとしての働きを持つに至りました。

そんな私を最後の最後で待ち受けていた最大の試練はネットへの接続設定です。

最近のマザーボードには、ブロードバンド時代を反映して、大概の製品には「LAN端子」が装備されており、私が買い求めたものにもあらかじめついています。ですので、あとはそこからルーターにつなげば一丁あがりとばかり高をくくっていました。

ちなみに、私は最近それまでのADSL回線を使った「フレッツADSL」から光ファイバを用いた「Bフレッツ」に変更しています。ただ、今まで使ってきたPCがあまりにも非力なため、その接続速度の速さを実感できずにきました。回線そのものは実に安定していますが。

そういうわけで、ネットに接続しようとしたものの、ネット閲覧ソフトのブラウザは「接続できません」旨のつれない反応しか見せません。それから実際につながるようになるまで丸一日間、それこそ頭をひねりっぱなしの時間を過ごしました。

結論から書けば、問題点は2点ありました。その1点目は、マザーボードに備え付けられたLAN接続端子を作動させるためのデバイスドライバのインストールを済ませていなかったことです。だから当然ルーターにもつながらなかったわけで、それに気付くのに半日ほどの時間を要してしまいました。

しかし、それでもなおネットには接続できず、それが最後の2点目の問題でした。それはルーター自体の設定、というより、以前のPCでネットにつないでいた時の設定とは違う値で設定してしまったためルーターが応じてくれなかったようです。

ともあれ、いくつもの山を乗り越えて、ようやくにしてネットに“復帰”することができ、心底ホッとしました。 なんたって、その影響で、昨日は本サイトの更新をできずにいたわけで。

ただ、全く問題点がなくなったかといえばそんなことはなく、PCを起動するたびに何やらエラー・メッセージが出て気持ちを不安にさせます。が、その箇所さえ過ぎればあとは全く問題なく稼動しているので、おいおい問題点を見つけて修復していくつもりです。

それにしても、今現在のPCはこんなにも動作が高速化していたのですね。これまで、ネットの閲覧をするだけならそれほどの高性能は必要ないと考えてきましたが、それが大間違いであったことに気付かされました。

同じ回線であるにも拘わらず、その表示速度には格段の差があり、数字的には5、6倍速くなっただけであるハズなのに、体感的には10倍、20倍速くなったように感じられます。

ただ油断は禁物で、全くの素人が初めて組み上げたPCであるだけに、いつ「暴走」しないとも限らず、気は抜けません。でも、どうにか使えるようになり、肩に入れっぱなしだった力だけは抜くことができました。

本日の豆出来事
マイクロソフトはことさらソフトのコピーに神経を尖らせており、新しいPCに「Office XP」をインストールしなおしたところ、再度の「ライセンス認証」を求められました。しかも、ネット上からは行えず、電話で直接ID番号をもらう形でやっと使えるようになりました(これをOSの場合はインストール後1カ月以内、Officeはソフト使用50回以内に行わないと、Officeの場合は機能が極端に限定されてしまう)。ユーザーとしては一手間余計に求められるわけですが、でも、ま、これぐらいまでしないとコピー防止はできないのかもしれないですね。

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