私は1999年5月からPCを使い始めましたが、PCの基本ソフト(OS)はMicrosoft Windowsを選びました。以来、昨日の途中まではWindows10を使っていました。
こんな書き出しをしますと、昨日の途中からはWindows10を使わなくなったのか? という疑問を持たれるでしょう。
はい。使わなくなりました。その代わりとして、Windowsの最新OSであるWindows11を使い始めました。
何でも、Windows10はあと2年ぐらいで、Windows11に乗り換えなければならない(?)らしいです。そのことは知っており、気にはしていました。しかし、Windows11を使うためにマイクロソフトが要求するシステム要件が厳しく、私が今使うPC環境はいくつかのシステム要件を満たしていないことがわかったため、乗り換えを見送っていました。
私は、2003年6月から、自作PCを使っています。PCのパーツを自分で選び、組んで使用するPCです。
こんな風に書きますと、難しいことをしているように思われるかもしれません。しかし実際にやってごらんになれば、こんなに簡単なことなんだ、と納得されると思います。なにせ、私でさえできたのですから。
自作PCを使う利点は、パーツ単位で交換ができ、システムを維持しながら、中身を許容の範囲内で自由に入れ替えることができます。これであれば、新しいPCに買い替えるのと違い、財布にもやさしいです。
ただ、最近はパーツの交換をあまりしなくなり、交換が億劫になっています。私はインテル製のCPUを使っていますが、第6世代のCPUです。
インテルのCPUは、型番を見ることで、自分が使っているのが何世代かわかります。私が使っているのは第6世代ですから、6000番台の型番がついているといった具体にです。
Windows11に無償アップグレードするためのシステム要件としては、インテル製のCPUであれば、最低でも8世代にしなければなりません。現在、インテルで最も新しいCPUは第12世代です。
CPUを載せるボードをマザーボードといいますが、これに載せられるCPUには制限があり、今私が使っているマザーボードでは7世代までしか使えず、Windows11の条件を満たす8世代のCPUは物理的に使えません。
今週の水曜日(9月28日)、オンラインのソフトウェアを紹介するサイト「窓の杜(もり)」にあった次の記事が目に入りました。
すでに書きましたように、それまで私はWindows10を使っていましたが、そんなユーザーで、システム要件を満たしているのであれば、無料でWindows11にアップグレードすることができます。
その無料アップグレードが、もしかしたら、10月5日以降は有償になってしまうのでは? という噂がネットで飛び交ったそうです。根拠とされたのは、Windowsを提供するマイクロソフト側へした、「無料でアップグレードできる期間はいつまで?」の質問に、次のように答えていることです。
Microsoftは無料アップグレードに対するサポートをいずれ終了する権利を留保します。この終了日が2022年10月5日より前になることはありません。
深読みすれば、10月5日以降は有償になることもあり得るというわけです。
AmazonでWindows11 Pro日本語版の価格を確認すると、22,777円です。無料と22,777円ではかなり違いますね。
ネットで噂されていることを知ったからか、翌日にマイクロソフトが質問への回答の一部を次のように変更しています。
対象となるシステムへの無料アップグレードに特定の終了日は設けておりません。
どちらにしても、それを決定する権利はマイクロソフトが有していることには変わりがなく、いつの時期にか、無料ではなくなるでしょう。
それ以前から、私は自分のPCをWindows11に乗り換える考えを持っていました。ネットの動画共有サイトのYouTubeで、システム要件を満たしていない環境でも、アップグレードする方法を解説する動画を見ていたからです。
ただ、その方法は、その結果、被害を被ることになっても、それは実施した人の自己責任とされています。ですので、今一歩踏み出せずにいました。
しかし、具体的に、無料でなくなる可能性がなくもないことを知り、昨日、私は裏技でWindows11に無料で乗り換えることをしたというわけです。
参考にしたのは、下に埋め込んだ動画です。
私は、同じ配信者が1カ月前ほどに同じ内容で配信した動画で、こんな方法があることを知っていました。そのひとつ目の方法が、少し前のアップデートのあと使えなくなったそうで、一部変更した動画を新しく配信されたのが上の動画です。
動画ではふたつの方法が紹介されており、私ははじめに、ひとつ目の方法を試しました。しかし、ダウンロードしたファイル(5.1GB)を、動画で説明されているようにダブルクリックしてみましたが、フォルダが開かずに、DVDへの書き込みを促す画面が表示されます。
そこで、ふたつ目の、USBフラッシュドライブにRufusというソフトでコピーし、それから更新をする方法を試し、Windows11へのアップグレードに成功することができました。
私がWindows10で使っていた環境をそのまま引き継いでいるため、使い勝手はあまり変わりません。今までのところ、大きな障害は起きていません。
ただ一点、本サイトの「クロッキー」のコーナーで使う動画を編集するのに私はVegas Pro18.0を使っていましたが、このソフトが起動しません。
そこで今後は、Blackmagic Designの動画編集ソフト、DaVinci Resolve Studio(”Studio”がつかないのは無償版、つくのは有償版です)を使うことにします。
Vegas Pro18とは編集の感覚が多少違うため、初めての今朝は少々手間取りましたが、明日からはスムーズに使えることでしょう。
ほかにも、もしかしたら、使えないソフトがあるかもしれません。
本ページに埋め込んだ動画を見た人の書き込みで、今後、大きなアップデートがあった場合、それに弾かれる可能性がないのか、と心配する声がありました。
私はそのアップデート後にWindows11にアップグレードしましたが、それ以前にアップグレードした人の話では、今回あった、21H2から22H2への大型のアップデートも、問題なくクリアできたそうです。
マイクロソフトは、Windows11へのアップグレードに、厳しすぎるほど(?)のシステム要件を要求していますが、システムの変更をしないままアップグレードしてみましたが、動作は今までとまったく変わりません。動きが重いことはないです。
Windows11の導入を見送っている人がいたら、あくまでも自己責任になりますが、乗り換えてみるのも悪くないかもしれません。
この勢いで、私はパーツの入れ替えを考え始めました。入れ替えるとしたら、マザーボードとCPUです。
両方とも最新の第12世代にしても、ピンからキリのキリレベルにしておけば、貯まっているポイントを使えば、35,000円程度に収まる計算です。
ただその場合、OSをクリーンインストールするようなことにでもなれば目も当てられません。ここは一度落ち着き、しばらく様子を見た方がいいでしょうか。