2013/09/06 入道雲の動きをタイムラプスで

今回は、新しい自作動画の紹介です。

私がよく作る動画に、「タイムラプス」といわれる機能を使ったものがあります。これは「ストップモーション・アニメーション」という、いわゆる「コマ撮り」を応用した技法です。

今では劇場用映画もデジタル技術で制作するようになりました。昔からあるムービー・フィルムの場合は、1秒間に【24コマ】ずつ撮影します。

私は子供の頃から動く映像に対して強い関心を持っていまして、一般の個人が唯一扱えた8ミリ映画にも当然のごとく強い関心を持ち、実際、8ミリムービーカメラと映写機を買い求め、撮影と編集と映写を愉しみました。といっても、これを使って何か作品を作るというわけではなく、もっぱら身の回りのものを撮影していただけですが。

8ミリの方式には、日本の富士フイルム1社が孤軍奮闘した「シングル8」と、アメリカのコダックが提唱し、富士フイルム以外のメーカーが採用した「スーパー8」の2種類があります。映写機はどちらの方式のフィルムもかけられますが、撮影カメラには互換性がありません。

フジカシングル8 R25 カートリッジ

私は、「シングル8」方式を選びましたが、父に「スーパー8」方式のカメラを勧めて購入してもらい、それを貸してもらったりしていましたので、両方の方式で撮影の経験があります。両方式はフィルムそのものの材質も違い、富士フイルムのフィルムは手でちぎることができませんでしたが、コダックのフィルムはちぎることができました。

そのため、カットとカットをつなぎ合わせる編集の仕方が異なり、「スーパー8」はセメント方式(←といったかな)で、それぞれのカットを貼り合わせるようです。私はこの方式で編集したことがありませんので、詳しいやり方はわかりません。

一方、私が主に使った「シングル8」は、その方式が採れないため、専用のセロテープのようなものでフィルム同士をつなぎます。そのため、編集箇所にどうしても小さな隙間ができてしまい、音がついたトーキー作品を作ろうとした場合、編集したカット部分で一瞬音が途切れる現象が起き、残念に思いました。それもあり、私はその後に普及したビデオへ移っていきました。

話が脱線してしまいました。

8ミリは、通常は毎秒【18コマ】ずつ撮影します。ちなみに、私が使っていた複数のカメラの内、一番本格的なカメラは、撮影コマ数を【1コマ】【12コマ】【18コマ】【24コマ】【36コマ】【72コマ】に変えられるようになっています。

私が所有するフジカシングル8 ZC-1000

仮に、通常の【4倍】の速度になる毎秒【72コマ】で撮影し、8ミリ映画の標準速度である毎秒【18コマ】の速度で上映しますと、動きが【4倍】遅いスローモーション映像ができあがる理屈です。

逆にいいますと、毎秒【12コマ】で撮影したものを毎秒【18コマ】の速度で上映すれば、実際よりもチョコマカ動く、コミカルな表現が可能になるというわけです。

長々とムービー・フィルムのコマ速度について書いてしまいましたが、私が現在使っているビデオカメラは、毎秒【30コマ】(ビデオの場合は「フレーム」といったりするのでしょうか。どちらでも意味は同じですので、「コマ」を遣わせてもらいます)ずつ撮影する構造になっています。

そのカメラを使い、雲の動きを「タイムラプス」で「コマ撮り」しました。

撮影したのは9月3日の午後です。前日の2日午後には、埼玉の越谷から千葉の野田にかけて竜巻が発生し、多くの被害が出ました。

竜巻発生 2013.9.2 埼玉県越谷市

その翌日ということで、空の様子に注意していました。すると、その日の午後になり、関東南部の当地の空でも積乱雲が発達しているのに気がつきました。そこで、その雲の様子を記録に納めようと、ビデオカメラを持ち出して撮影したのです。

【2秒】ごとに【1コマ】ずつ撮影するように設定しています。そのようにして撮影した動画の長さは約【50秒】です。さて、この「タイムラプス」撮影に要した実時間がどれくらいかわかりますか?

毎秒【30コマ】で【1秒】分撮影するのに【1分】かかり、それが約【50秒】分あるのですから、答えは約【50分】です。といい切ってしまっていますが、私は計算が苦手です。ですので、もしも私の計算が間違っている場合は、生温かい目で見てやってください。

タイムラプス 雲 (2013.9.3)

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