恐怖心が引き起こす症状

昨日の朝日新聞の社会面に、「入院急増警戒、備え急ぐ 東京 新型コロナ」と見出しのついた記事が載りました。

この記事を書いた記者は、東京・墨田区にある曳舟(ひきふね)病院を取材して記事にしています。

記事は次のように始まります。

今月中旬、東京曳舟病院(墨田区)に20代の女性が救急搬送されてきた。新型コロナに感染してホテルで療養していたところ、食事がとれないほどに衰弱。酸素吸入が必要な中等症に陥っていた。

この出だしを読んで、大変な事態になった。高齢者ばかりと思っていたが、若い世代も他人ごとではなくなってきた、と受け止めた読者も少なくなかった(?)でしょうか。

私は一読し、違う感想を持ちました。

記事を書いた記者がたまたま同病院で取材しているとき、たまたまその女性患者が搬送されてきたのだろうか、とまず疑います。そんなにタイミングよく、記事にするような患者の搬送があるものだろうか、と考えたからです。

それに続く記事で、その患者の治療に当たった同病院の副院長の「基礎疾患も喫煙習慣もないのに、これまででは考えられない」ことだとの感想を紹介し、新コロの変異体が新たな事態を引き起こしていることを匂わせています。

私は、新コロの変異体がその緊急性を引き起こしたのではないように感じました。

そもそも、私は今の新コロ騒動は信じていません。マスメディアが騒ぐ新コロとされるウイルスが、騒動が始まって1年以上経った今に至っても、一度も単離されたことがないからです。

新コロらしきウイルスの写真や画像はよく見せられますが、新コロとされるウイルスの画像は未だに1枚も見ていません。

そんな、もしかしたら存在しないかもしれないウイルスなのですから、変異も何もあったものではありません。

それではなぜ、この記事に書かれた20代の女性は、容態が急変して病院へ搬送されることになったのでしょう。

私は医学の専門家でも何でもありません。ですので、これから書くことは、無責任な想像です。

それを承知してもらった上で書けば、強い精神的ストレスがそれを引き起こしたのだろうと推測します。

もしかしたら、ホテルで療養していた20代の女性は、マスメディアが連日報じる新コロ報道を頭から信じているのかもしれません。その意識で同報道に連日接することで、新コロ恐怖症が高まっていた可能性があります。

そんな彼女が、意味のないポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査で陽性になり、ホテルで療養するように要請されたのでしょう。

自分で好んでホテルで過ごすのとは違い、隔離の意味でホテルに滞在したのであれば、極力、他者との接触は遠ざけられることになります。

長い期間、ホテルの一室で、誰とも話すことなく、過ごす女性の不安はいかばかりだったでしょうか。

想像してみてください。もしもあなたが、光のまったく射さない真っ暗な部屋に閉じ込められたとしたらどうですか。両の眼をできる限り開いても、光の点さえ目に入ってこない漆黒の室内で過ごさなければならないとしたら。

音もまったく聞こえません。それは、生きながら、に入れられ、蓋を釘で打ち付けられ、土の中に埋葬されたようなものです。

どんな健康な人でも、強烈な圧迫感で気が変になるでしょう。

そこまで過酷な状況ではなかったにしても、20代の彼女にとっては、それに近い環境であったかもしれません。当然、食事を摂る気にもならず、体は衰弱して当たり前です。

2013年に行われた高校野球の全国大会で、ある選手が試合後に呼吸困難に陥り、車椅子(だったかな?)で運ばれる出来事がありました。

その選手は、前の試合でカット打法をし、それが批判されました。相手投手の球をファールにし、多く投げさせて相手投手のエネルギーを奪い、結果的に味方チームの勝利に貢献しました。

それが卑怯だとして、次の試合以降、同選手のカット打法が封印されました。同選手の働きがなかったせいかわかりませんが、同校は次の試合で敗退しています。

伊集院光 カット打法騒動に「審判団の指摘は自然では?」「ルールがおかしい」

試合後、同選手は自分の野球スタイルを否定されたように受け止め、号泣したと伝えられています。その泣き方が激しく、それが呼吸困難を引き起こし、車椅子で運ばれる事態となったようです。

この一例をもっても、健康体である人が、あることによって、担架で運ばなければならない事態に陥ることのあることが想像できます。

今の新コロ騒動は、若者の自殺の原因を作っています。

これは私の想像ですが、大学に進学した学生が、親元を離れて都会で初めての一人暮らしをすることもあるでしょう。学校が始まっても、新コロ騒動によって登校できず、知り合いのいない都会で、独りきりの生活を続けるよりほかない環境です。

目や耳から入ってくる新コロ情報を恐ろしく受け止めれば、夜になることに恐怖を感じるようになるかもしれません。その不安が、死を選ばせることがないとはいえません。

若い女性の自殺が多いと聞きます。

それやこれやのケースと考え合わせて今回の記事の女性の場合を想像しますと、新コロが彼女を衰弱させ、酸素吸入が必要な状況を生んだようには私には思えません。

マスメディアが連日煽る新コロ恐怖に苛まれ、その挙句に、無意味なPCR検査の結果で独りで過ごす状況に追い込まれ、生きながら棺に入れられて土中に埋葬されたような恐怖心が、彼女を追いつめていったのではないか、と私は勝手な結論を導き出してみました。

証拠は何もありません。私の妄想です。

いや、事実はそうではない、というのであれば、この記事を書いた記者は、記事の冒頭に書いた20代の女性のその後を曳舟病院に取材して、記事に書いてみてください。

果たして病状はさらに深刻なものになっているでしょうか。おそらくは、彼女は回復に向かっているように想像します。

マスメディアが報じる新コロによる死者数も、私には信じられません。

たとえでいえば、長年別の病気を患い、命の危機が迫った患者にPCR検査をし、その結果が陽性であれば、亡くなったときに、それまで長年患った病気ではなく、新コロを死因とするよう、厚生労働省から要請されている、といった話があります。

日本の新コロによる死者はほとんどいないと私は考えます。そもそもの新コロというウイルスが存在しないのかもしれないのですから、それが死因になりようがないからです。

幻を生むのが、意味のないPCR検査で、それを止めさえすれば、今すぐにでも、無意味な騒動は終わります。

騒動が始まる前も、騒動の最中の今も、何も変わったことはありません。変わったといっているのは、新コロ騒動をあることに利用する勢力です。

政治もマスメディアも新コロ騒動を起こす側についているため、それを不安に感じる人々は疲弊するばかりです。

ジャーナリストを目指して新聞社に入ったのであれば、自分で物事を考え、疑問に感じることがあれば、それを記事に書いて世に問うべきです。

それもできず、枠の中で求められる記事を書くだけなのであれば、ジャーナリストでもなんでもありません。なんでもないばかりか、人々を不幸にする大悪党の一味の一人です。

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