世の中、知らないことがまだまだあります。昨日、私はあることを初めて知りました。
そのきっかけは、新しい電話機を買ったことです。
今の時代、電話といいますと、多くの人はスマートフォン(スマホ)を中心とする携帯電話を考えるでしょう。
私は、暗号資産(仮想通貨)の投資をしたことで、二段階認証が必要になり、スマホを1年ほど使いました。私がそのときに契約したのは、ショートメッセージサービス(SMS)を受け取れればいいということで、データ専用の格安SIMサービスで、音声通信は行えないものでしたけれど。
仮想通貨投資を今はしておらず、スマホは1年程度で手放し、今は使っていません。
その代わりといいますか、私は昔から固定電話を使っています。電話をかけたり、電話がかかってくることは稀ですが、それでもないよりはいいだろう、と利用し続けています。
その固定電話の機械が、昨年でしたか、故障し、買い換えました。そのときは、安く済まそうと、機能がほとんどない有線式にしました。しかし最近になってコードレス式が欲しくなって注文し、昨日、それが届きました。私が購入したのは、パナソニックの次の製品です。
製品の色は黒と白の2種類があります。私はAmazonを利用しましたが、黒より若干安かったため、白にしました。
製品は、電話回線を親機に接続し、その電波を子機が受ける方式です。子機は、携帯電話を縦長にしたような形で、軽くて、持ちやすいです。
昨今は、電話を使った詐欺事件が多発する状況にあり、それに備える機能がいくつも搭載されています。ただ、その便利であろう機能をフル活用するには、ナンバーディスプレイのサービスを電話会社と契約しなければなりません。
このサービスを私は利用していませんので、サービスの料金も知りませんでした。そこで調べてみますと、個人の利用では、月に400円であることがわかります。
金額だけ聞きますとお手頃に感じます。しかし、年間では4800円です。さらに、導入時に、工事費が2000円かかります。
このサービスを利用しますと、かかってきた電話が、電話帳に登録されてあれば、子機の液晶画面に氏名と電話番号が表示されるそうです。
他にも、次のような便利機能が利用できます。
電話番号非通知の電話を拒否 |
表示圏外(海外やインターネット電話など)の電話を拒否 |
電話番号が0120と0800で始まる(フリーダイヤル)電話を拒否 |
子機の電話帳に自分で登録した以外の電話を拒否〔注:これを利用する場合は、受信できる電話がごく限られてしまいそうな気がします〕 |
自分で迷惑電話に登録した電話を拒否 |
迷惑電話に流すメッセージの選択 |
着信を拒否した履歴の保存 |
個人的には、上から3つまでは使えたら便利に思え、ためしに設定して見ましたが、「ナンバーディスプレイが使えるようになるとこの機能が働きます」と表示されます。このサービスを利用していない私の環境では働いてくれません。
はじめの方でも書きましたように、私のところへかかってくる電話は少ないですので、年間に何度それが有効になるかわからないナンバーディスプレイを利用するため、年間4800円支払うのは割に合いません。
ナンバーディスプレイのサービスを利用しなければ使えない機能がもう一つあります。それは、電話がかかってきながら、出られずに切れてしまった電話の履歴を保存する機能です。
ナンバーディスプレイのサービスを利用していない場合は、その電話が着信した時刻だけが、30件まで保存されます。一方、サービスを利用しますと、着信した電話の番号が保存されます。
個人的には、この機能は利用したいと思いました。しかし、繰り返しになりますが、そうした機会が少ないであろうことを考えますと、サービス料金が割高に感じられます。
そこで、安く、あるいは無料で同様のサービスを利用する方法はないか、とネットで調べ、あることがわかりました。これが本日分の肝で、昨日初めて知ったことです。
利用の仕方は簡単です。117で時報、177で天気予報を聴くように、136とダイアルするだけです。すると、ガイダンスが流れ、そのあとの指示に従って1を押すと、たとえば次のように、かかって来た時刻と番号を知らせてくれるそうです。
10月9日午前10時3分に「0312345678」から着信がありました。
これは、NTT東日本とNTT西日本が提供するものですから、怪しいサービスではありません。
1回の利用につき30円の通話料金がかかります。1カ月に14回以上利用したらナンバーディスプレイ料金を上回ってしまいますが、それほど利用することは考えられませんので、結果的には割安になります。
この投稿をした2日後、このサービスを実際に利用する機会がありました。その日の午後、留守番電話をセットし、時間をおいて確認すると、電話があったことを知らせるLEDの点滅があったからです。
留守電を解除して確認すると、録音がされていませんでした。私も経験がありますが、留守電にかけて、録音をといわれても、うまくしゃべれなそうに感じ、何もいわずに切ってしまうことがあります。
私はナンバーディスプレイのサービスを使用していないため、それが誰からの電話だったかもわかりません。そこで利用したのが、今回の投稿で書いた「お知らせナンバー136」です。
そのナンバーを押すと、なるほど、説明にあったように、まずはサービスの概要が説明されました。それによりますと、確認番号1件につき30円の料金ということです。
続いて気になる番号の照会ですが、長い番号を続けてずらずらアナウンスするため、一度では書き取れません。私は二度再生させました。携帯電話からであることはわかりました。
私はある人からの電話を予想していましたが、予想どおりでした。私の保険の担当になってくれた彼女の番号でした。ということで、私のおニューの電話に初めて電話をかけてきてくれたのが彼女ということになります。
彼女とは縁がありそうな気がしないでもない(?)ですね。
私は製品の取扱説明書を読むことを苦には感じません。4、5回は読み返しました。一部、理解できないところはありますが、普通に使う分には不自由に感じることもないでしょう。
説明を読みますと、固定電話から携帯電話に電話をする際、あらかじめ自分が使う電話会社に割り振られた事業者認識番号を付けておくと、自分が契約する会社の割安料金で通話できるサービスのようです。
個人的には、携帯の相手に電話をかけることがあるかどうかわからず、拘らなくてもいいのかな? と今は考えているのですが。
ちなみに、私が利用するNTT東日本は、平成11(1999)年、郵政大臣より「事業者識別用の電気通信番号として『0036』の指定を受けた」とあります。
子機に「0036」を設定してみました。これで、携帯電話への電話料金が割安になるのでしょうか。実感するのがいつになるかわかりませんが。
電話帳に登録するのに、はじめは文字の入力に手こずりましたが、できるようになりました。
そんなわけで今回は、昨日初めて知りました「ナンバーお知らせ136」について書きました。
出る前に切れてしまったけれど、今の電話は誰からだったのだろう? と思うことがあったら、136の番号を思い出し、確かめてみるのも良さそうです。
本日分の関連になるかわかりませんが、あなたは電話の受話器や携帯電話、スマホを使うとき、右手と左手のどちらで持つことが多いですか?
私は右利きですが、左手で持つことが多いように思います。理由は自分でもわかりません。
俗に、右脳と左脳では働きが違うというようなことがいわれ、左脳では論理的な思考を、右脳では直感や創造性の処理がされるなどと主張する説が昔からあります。この説に科学的な根拠はなさそうですが。
ともあれ、相手が話すことを正しく理解するのには左脳が適しており、それで、私も無意識に、相手の話を正確に聴き取ろう、と受話口を左耳に当てている、と考えられなくもないような気がしないでもありません。