日: 2023年5月2日
名付け親である母の影を追った瞳
本名で活動した作家でエッセイストに山口瞳(1926~1995)がいます。ご存知でしょうか。
私はこれまで、山口の小説は読んだことがなく、エッセイも、週刊誌に昔書いたものを部分的に読んだことがあるだけです。
山口で思い出すのは、小林桂樹(1923~2010)が演じた映画『江分利満氏の優雅な生活』(1963)を見たことです。
いま改めて、この映画について書かれたネットの事典ウィキペディアで確認すると、山口の原作は、オムニバスで書かれているそうですので、一本の映画にするには、あまり向いていなさそうに思われます。
それぞれの話を、テレビで一話完結の話にして、それを連続で見せるやり方であれば、それはそれで面白そうですが。
それはそうと、山口瞳という本名でありペンネームでもあった名前だけを見ると、女性と勘違いする人も出てきそうです。
素人の動画撮影は気楽に
昨日の本コーナーでは、BSプレミアムで放送された昆虫画家の熊田千佳慕(1911~2009)のドキュメンタリー番組について書きました。
それを見ながら感じたことを書いておきます。
今は動画撮影と、YouTubeなどを使った動画投稿が盛んです。それ以前は、普通の人がビデオを撮影するのは、家族や行事の記録など、限られたものしかなかった(?)でしょう。
メーカーとしてもその動向に沿うように、使ってもらえそうなカメラを乱発している印象です。
YouTubeへの投稿が熱心ないわゆるVloggerは、ミラーレス一眼カメラ(ミラーレス)の動画撮影機能を使うか、もっと上のレベルを目指す人であれば、プロがシネマの撮影に用いるシネマカメラを使います。