ノイズは秘密の痕跡? VHSマニアの米国人群像

ネット通販最大手のAmazonが有料会員向けに提供するPrime Videoでたまたま見たドキュメンタリーが思いがけず楽しめました。

米国のジョシュ・ジョンソン氏が監督した“Rewind This!”という作品で、2014年に発表されたようです。日本では『VHSテープを巻き戻せ!』(1時間30分)というタイトルになっています。

平成以降に生まれた人は、ビデオテープの存在を知らないか、知っていても過去の遺物といった感覚でしょうか。

発見!駄目ドラマ『誤差』

今月12日に放送予定のテレビドラマを先回りして見ました。松本清張原作の『誤差』です。

私は日本のテレビドラマはまったくといっていいほど見ませんが、清張原作のドラマ化であることを知り、ドラマを見る前に原作を読もうと考え、ネット通販最大手のAmazonで電子書籍化されたものがないか確認しました。

『誤差』は短編小説で、1960年に週刊誌『サンデー毎日』の8月7日号に掲載されたそうです。清張は作家デビューが遅く、1958年『点と線』でベストセラー作家になりましたが、その時点で49歳になっています。

ともあれ、大ヒット作を出したすぐあとあたりに執筆された短編で、清張が意気揚々としていたであろう時期に書かれた作品になります。

『誤差』はほかの短編と共に、短編集『駅路』に収録され、1961年11月に刊行されています。

ぶらぶらゴッホと強すぎた兄弟愛

昨夜放送された「ぶらぶら美術・博物館」を録画し、再生させて見ました。今回は、上野公園内にある上野の森美術館で行われています絵画展『ゴッホ展』(2020年1月13日まで。その後、2020年1月25日から3月29日の期間、兵庫県立美術館で開催)に合わせた番組を放送しています。

今回の番組紹介のページの締めくくりには次のように書かれています。

ゴッホの10年間の―短くも濃密な画家人生を辿ります。

フィンセント・ファン・ゴッホは、1890年7月29日に37歳で亡くなっています。その10年ほど前に独自に絵を描き始めたということは、27歳頃のことになりましょう。

それまでに、いろいろなことに手を付けるものもうまくいかず、弟のテオ(テオドルス・ファン・ゴッホ)が画商で仕事を始めたことがおそらくはきっかけとなり、ゴッホが絵の道に進んだのでしょう。

といっても絵の教育は受けたことがなく、はじめは当時の画家たちが描く絵の模倣から入って行ったものと思います。そんな時代を入れて10年の画業をされているだけで、実際のところ、今の私たちが知るゴッホ風作品は、亡くなる直前に描かれたものばかりです。

2001/01/06 ファン・ゴッホの書簡

時々、思い出したように、次のような想像をしてみたりすることがあります。

もしもこの世の中から、テレビもラジオも新聞も、ましてや、インターネットも消えてしまったとしたなら、どんな毎日を過ごすことになるのだろう?

と。

今朝の産経新聞「21世紀へ残す本残る本」のコーナーでは、作家の佐伯一麦氏が『ファン・ゴッホ書簡全集』二見史郎、他訳/みすず書房)という本を紹介しています。

ゴッホはご存じですよね?

SAFETY

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2011/05/17 放射能汚染マップで知るホットスポットの現実

本日も、本コーナーは思いつきの独り語り「気まぐれトーク」の形式にて更新しています。なお、トークは前日の夜に行っています。

本日分の内容につきましては、音声ファイルでご確認下さい。で、そうされない場合は、下にトークを要約して書き起こしていますので、それをお読みになって、トークのだいたいの流れをご想像下さい。

なお、音声ファイルはmp3方式にて紹介しています。再生箇所は前後に自由に移動させることができる、と思いますので、下の書き起こしで見当をつけ、聴いてみたい部分だけを“つまみ聴き”するようなこともできます。ご自由にお楽しみ下さい(^ー^)ノ

インディの鞭の気まぐれトーク〔2011.5.16〕

トークを要約した書き起こし

今回も夜にトークを始めている。5月も半ば。いつもの年であれば、梅雨入り前の今は、関東でも一年中で最も気持ちよく感じられる頃のはずだ。しかし、今年は事情が異なる。気持ちの良さも半分以下、といったところか。

多くの人々をそうした気分にさせている最大原因は、私が指摘するまでもない。3月11日に発生した東日本大震災「YouTube:東日本大震災からこうして避難・そして大津波」)であり、そのときに起こってしまった福島第一原子力発電所「YouTube:福島第一原発 ふくいちライブカメラ 〔1〕 2011年3月11日-18日」)の起きないとすべての国民が強く信じ込まされていた原発事故。