発見!駄目ドラマ『誤差』

今月12日に放送予定のテレビドラマを先回りして見ました。松本清張原作の『誤差』です。

私は日本のテレビドラマはまったくといっていいほど見ませんが、清張原作のドラマ化であることを知り、ドラマを見る前に原作を読もうと考え、ネット通販最大手のAmazonで電子書籍化されたものがないか確認しました。

『誤差』は短編小説で、1960年に週刊誌『サンデー毎日』の8月7日号に掲載されたそうです。清張は作家デビューが遅く、1958年『点と線』でベストセラー作家になりましたが、その時点で49歳になっています。

ともあれ、大ヒット作を出したすぐあとあたりに執筆された短編で、清張が意気揚々としていたであろう時期に書かれた作品になります。

『誤差』はほかの短編と共に、短編集『駅路』に収録され、1961年11月に刊行されています。