全国各地に設置されているアメダスが記録した午後1時時点の気温が表示されています。東京都心は34.5℃です。午後0時半頃に見たときは、35℃に達していたように記憶しています。
今の時期は、35℃を超えて猛暑日になっている地点は、数字が白い縁取りがついたマゼンタ色になっています。
ページのデザインということでいえば、35℃以上の表示は見やすいです。その反面、30℃以上、35℃未満は、黒い縁取りがついた深紅で、非常に見にくいです。
地図の部分が暗緑色で、黒い縁取りの深紅は補色の関係に近く、色の取り合わせがよくありません。明度も近いため、数字が良く見えません。
ページのデザインをした人は、自分の眼で確認しながら配色を決めたはずですが、再考の余地があります。
配色を改善するのであれば、地図の部分の色を、マットで明るい色にするだけで、数字が見やすくなるでしょう。
全国的に見ると、埼玉県を中心として、関東の内陸部の気温の高さが目立ちます。この時間は、埼玉・鳩山の37.6℃が最も高い地点です。
25℃以上で30℃未満の地点は、黒い縁取りがついたオレンジ色です。栃木の奥日光は26.5℃ですから、羨ましいぐらい低い気温です。
北陸の福井かと思ったら、日本海に面した京都で気温の高いところがあり、宮津が37.1℃です。
そういえば、秘境駅に興味を持った頃、日本海に面した 非常に高いところにある餘部(あまるべ)駅と、トンネルの先に架けられた余部橋梁には驚いた記憶があります。
本コーナーで取り上げましたが、独自ドメインの取得と変更に伴い、その更新分を消してしまったのがもったいなかったです。
25℃以下になると、黒縁に黄色の数字で、ひときわ目立ちます。九州の中央部付近にある宮崎の鞍岡(五ヶ瀬町)は24.4℃ですね。高原なのでしょうか?
目を北日本に向けて見ます。
八甲田山系にある酸ヶ湯(すかゆ)は25.1℃です。この地方は、冬は豪雪地帯として知られています。
北海道は海に面した地点で気温が低いです。襟裳(えりも)岬は21.4℃です。午後0時30分頃は24.0℃でした。
北海道の北部、天塩(てんしお)は24.4℃です。三浦綾子(1922~1999)の『塩狩(しおかり)峠』(1968)がイメージされます。
関東も厳しい暑さが続きます。そんなときは、全国のアメダスが記録する各地の気温を確認し、涼しい地域に想いを馳せるのも、一興といえましょうか。