PP5の[Cine1]ガンマからPP6の[Cine2]ガンマに変更

例によって、今回も、私が趣味で愉しんでいる動画関連について書きます。

昨年の10月末、動画のLog撮影をまたしてみたい欲求が起こり、一年半ほど私の手元を離れていたソニーのミラーレス一眼カメラ(ミラーレス)のα7 IIを再び使い出したことは本コーナーで何度となく書いてます。

ソニーのα7 IIにFE 24-240mm F3.5-6

そのような経緯で、私が使うα7 IIで使える[S-Log2]ガンマを3カ月弱試しました。しかし、このガンマで撮影する場合は、ISO感度がISO1600始まりになってしまい、露出設定では、大きなハンディを負うことになります。

晴れた日の日中に写真を撮ることを想像してみてください。

ISO感度をオートにしている人は、その時のISO感度をあまり意識しない(?)かもしれませんが、陽が燦燦(さんさん)と照り付けている状態で、ISO1600を使う人はいないでしょう。

ただ、「感度分の〇〇」の理論を利用し、1/1600秒といった速いシャッター速度を使いたい場合は、ISO1600も、それ以上の感度も十分使う価値があります。

しかし、動画の撮影で、1/50秒といった遅いシャッター速度をある意味宿命的に使わなければならず、その場合、ISO1600始まりは、ハンディにしかなりません。

[S-Log2]ガンマで撮影する場合は、そのあり得ないISO1600始まりです。

Log撮影を望む人でも、この「高ISO問題」によって、挫折する人がいる(?)かもしれません。私も、今また、挫折しました。

そんな私が、ふと、別のピクチャープロファイル(PP)に注目しました。それが[Cine1]ガンマです。もちろん、Logとは違いますが、それでも、普通に動画を撮るよりも、撮ったあとにカレーコレクションのようなことができて、それはそれで楽しめそうです。

何より、[Cine1]ガンマを選べば、問題になるISO感度がISO200から始められるのが何といっても私には魅力に感じました。そのように考え、この十日間ほど、PP5の[Cine1]ガンマを使い、それなりに満足していました。

α7 IIではほかに、[Cine2][Cine3][Cine4]のガンマが用意されています。それぞれに異なった特徴を持ちますが、私が[Cine1]ガンマを選んだのは、ISO200から始められるからでした。

そんな私が今日、次の動画をネットの動画共有サイトのYouTubeで見ました。

Cine1, 2, 3, 4…What’s The Difference?!
本日の豆疑問
あれ? この動画を見ると、[Cine3]と[Cine4]もISO200で撮影していますね。私が確認した時はISO400からしか使えなかったと思うのですが。ここで、また、私の勘違いに気がつかされることになるのでしょうか?

この動画を見ると、[Cine1]よりも[Cine2]の方が、ハイライト部分の色情報が残るような話(?)をしています。私も[Cine2]が使えるなら使いたいのです。

プリセットでは、ピクチャープロファイルのPP5が[Cine1]ガンマで、PP6が[Cine2]ガンマを基準とする設定になっています。しかし、PP6を選ぶと、最低ISO感度が、[S-Log2]ガンマと同じISO1600始まりになってしまい、それでは、わざわざ[Cine]ガンマを使う意味がありません。

自分の認識不足を確認しました。

動画を見たあと、PP5のガンマを設定する項目を改めて確認すると、そこに[Cine2]があり、PP5でそれにすると、ISO感度はISO200のままでした。

ということで、今後は、ハイライトなどに粘りがある(?)PP5の[Cine2]ガンマを使っていくことにします。

ちなみに、PP5で[Cine3]と[Cine4]を選ぶと、ISO感度はISO400始まりです。

これを書きながら、ふと、考えて確認しました。PP6のガンマが本当に[Cine2]になっているか、をです。確認すると、私のα7 IIでは、PP6のガンマが[S-Log2]になっていました。それで、ISO1600始まりとなっていたのです。

自分でいろいろ確かめる中で、そのPPのガンマを[S-Log2]に変更し、そのままになっていたのか、記憶がありません。

そこで、PPの設定をリセットするとガンマが[Cine2]になり、ISO感度の始まりがISO200であることがわかりました。

ということで、今後は、PP6で[Cine2]ガンマを使って動画の撮影をすることにします。

ソニーのPPを使い、ガンマの変更をする人でなければ、書かれていることに興味もわかず、何を書いているのかわからなかったでしょう。

ということで、今回は、自分のための「覚え書き」ということにしておいてください。

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