前回の本コーナーで、趣味で記録映像を撮るのであれば、何もミラーレス一眼カメラを使ってLog撮影するまでもない、というようなことを書きました。
しかし、その中には、人の考えは変わるもので、私も考えをくるくると変えてしまう、というようなことも付け加えておきました。
もしも付け加えて置かなかったら、恥ずかしくて、本日分の更新はできません。昨日書いた考えが、今日には変わってしまったからです。
例によって朝の時間を利用し、動画を撮って、「研究」をしました。「研究」のための素材は、ソニーのミラーレス一眼カメラのα7 IIで撮影したLog動画です。
実は昨日の更新を終えたあと、昨日の朝に撮った、Log動画と撮って出しの動画に近い、Movieガンマで撮った動画、もうひとつはCineガンマで撮影した3種類の動画を、動画編集ソフトのDaVinci Resolve Studioで読み込み、比較していました。
手をかけずに綺麗に撮れているのはMovieガンマで撮影した動画です。ただ、結局のところ、その動画はビデオカメラで撮ったのと変わらないようなビデオ映像です。
それだったら、昨日の更新で書いたように、わざわざミラーレスで撮るまでもない、と私には思えてしまいます。
Logで撮ったのと、Cineで撮った動画を、どうしたらMovieで撮った動画のようにカラーコレクションできるのか、いろいろと試していました。
そんなことをしたことで、今朝、また、ミラーレスのα7 IIで動画を試し撮りしてみたくなりました。ビデオ映像でなく、Log動画にやはり興味を持ったからです。
今朝も、同じ被写体をLogとMovieで撮り、DaVinciで比べてみました。鉢植えの花を撮ってみたのですが、Movieでは赤味が勝った紫の花びらに見えるのに、Logのほうは、赤味が感じられない紫色に見えてしまいます。
この色味がなかなか直せず、悩んでしまいました。
そこで、ネットの動画共有サイトのYouTubeに、DaVinciを使ったカラーコレクションやカラーグレーディングを適切に解説してくれている動画はないかと探し、有益な動画を見つけました。
その動画で説明されているとおりにやってみると、これが実に簡単に、Movieで撮った動画以上に、綺麗に私には見えるカラーコレクションができました。
このコツさえつかめば、もう、Movieで撮る意味はなくなります。Logで撮った動画が、撮って出しと同じ描写が簡単に得られ、その先には、自分なりの味付けができるからです。
そんなことを午前中に自分でやってみて、自分なりに自信が得られました。それですっかり気分がよくなり、本コーナーの更新までしてしまったというわけです。
本来であれば、自分が参考にした動画をここで紹介すべきところです。しかし、自分でそれを使い切ったうえで、そのやり方を自分で理解出来たら、紹介することにします。
今は仕組みの理解が進まず、説明書を見ながらやっているような状態ですから、自分の言葉では説明ができません。
ともあれ、それに出会ったことで、また、α7 IIを使ってLogの撮影が楽しくなりそうです。
その一方で、記録映像はビデオカメラで撮り、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ、EOS 30Dで手軽な写真撮影を楽しみます。
EOS 30Dといえば、今日の明け方(午前5時7分)、新聞をとりに外へ出てみると、西の空の高いところに月が浮かんでいるのに気がつきました。あとで月齢を確認すると、今日の正午の月齢が15.7ですね。
そこで、EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STMをつけたEOS 30Dを取りに家の中へ戻りました。そして、最望遠の135ミリで月の写真を撮りました。

月の部分を拡大した画像です。手で持って撮影しています。
YouTubeで”2B Channel”を運営されているプロカメラマンで写真家の渡部さとる氏(1961~)に教えてもらった「感度分の11」の露出設定で撮影してみました。
これは、晴れた空に雲がかかったときや、雪景色の撮影で利用できる露出設定です。真っ暗な空に浮かぶ満月の撮影でも利用できることが、自分でやってみて、確認できました。
α7 IIとEOS 30D、ビデオカメラのiVIS HF M41をまんべんなく利用できれば、と考えています。