安倍狙撃犯は別にいる_わけがない

早いもので、安倍晋三元首相(19542022)が射殺されて40日以上が経ちました。しかし、事が事だけに、事件そのものが未だに取りざたされています。

その中で奇妙なのは、安倍氏を撃った人間が、逮捕された容疑者以外にもいて、容疑者は、真の狙撃者に利用されただけではないのか、と真面目に考える(?)人がいることです。

私にも断言することはできませんが、ほぼ間違いなく、今回の狙撃犯は、容疑者以外にはいないと考えます。

その容疑者が、統一教会にやむにやまれない強烈な恨みを持つことと、統一教会と自民党清和会が強く結びついていることが明らかになったことが原因して、容疑者以外の狙撃犯がいると信じたい人々がおり、その人たちを中心に、容疑者以外の狙撃犯を吹聴する発言が、ネットの動画共有サイトのYouTubeや、SNSが見られるようです。

目立つところでは、吉本芸人のほんこん氏(1963~)が、そのことについて、YouTubeなどで得意気に語り、昨日、それがデマに基づいていたことがわかり、デマを流された会社が迷惑を受けているとして、謝罪しています。

本日の豆了解
ほんこん氏のYouTubeチャンネルを見ますと、高橋洋一氏が何度も出演していますね。ほかには、門田隆将氏が出演した回があることも確認できます。これを見れば、ほんこん氏がどのような人たちに近いかわかります。高橋氏も門田氏も産経文化人で、つまりは安倍信者ということです。「信教の自由」とやらは、一応尊重しておきますけれど。

私はほんこん氏の動画は見ていませんが、それを伝える記事によれば、狙撃犯は、安倍氏が演説をした横断歩道近くにあるビルの屋上に白いテントを張り、そこに籠って身を隠したうえで、地上の安倍氏を狙ったことになっているようです。

安倍晋三氏暗殺、複数犯説を徹底検証。消えた弾丸、米国の暗躍、中国共産党。【統一教会、自民党、文鮮明、ロスチャイルド、ユダヤマネー、おじいちゃんの代からCIA】

ほんこん氏のデマ拡散を伝える記事と、自分のデマをデマとされたことに憤ることを伝える記事、そして今回の、自分のデマをデマと認め、謝罪したことを伝える記事がYahoo!にありました。

その記事のコメント欄を確認しますと、多くがほんこん氏の軽率さをいさめるものでしたが、一定程度、事件を疑うものや、ほんこん氏を庇うものも見られます。

冒頭で書きましたように、それはおそらく、統一教会や自民党清和会に直接関係があるか、心情的に近いものを持つ人は、今回の事件を伝える表のメディアの報道を否定し、自分たちが思い描く形にしたいのだろうと思います。

容疑者とは別の狙撃犯がいる、とYouTubeで話す動画を見ました。本サイトで何度か紹介したことがある林千勝氏(1961~)の次の動画です。

【Ch桜大学 #56】元総理の暗殺〜右首を撃ったのは誰か?

本動画は、本ページの更新をする時点で23万回以上再生されています。また、動画のコメント欄を確認しますと、林氏の考えに同調するものが多いです。

この動画に集い、好意的なコメントを残す人は、本日分の更新ですでに二度指摘しましたが、統一教会か清和会に近い思想を持つ人が多いのではないでしょうか。

林氏がご自分の動画をYouTubeで配信される場合は、「日本文化チャンネル桜」のYouTubeチャンネルを利用されています。

チャンネル桜というのは、昔から保守を売りにしています。代表の水島聡氏(1949~)は、かつては安倍氏の熱烈な支持者でした。

第二次安倍政権の途中で、水島氏は安倍氏支持から離れましたが、今また、安倍氏の考え方に回帰するような言動を展開しています。

チャンネル桜に集う人間は、程度の差はあっても、保守であることを売りにしており、彼らを悪くいう人は、それをビジネスにしているだけの「ビジネス保守」だといったりします。

その中にあって、林氏は少し毛色が違うように感じ、新世界秩序(NWO)について語った動画などは参考になるように感じ、本サイトでも紹介しています。

そんな林氏の裏の顔を、安倍氏銃殺事件が起きたことで、知ることができました。

林氏の動画が本サイトで紹介したときには気づかなかった過去の動画に今になって気づきました。それは、今回の参議院選挙で国政政党となった党の代表者と対談する動画です。

動画で林氏と対談していたのは、神谷宗幣氏(1977~)です。神谷氏といえば、このたびの参院選では、参政党から比例区に立候補し、当選して参議院議員となっています。

林氏と神谷氏の近い関係示す動画のサムネール(1)
林氏と神谷氏の近い関係示す動画のサムネール(2)
林氏と神谷氏の近い関係示す動画のサムネール(3)
本日の豆感想
動画のサムネールに写る神谷氏の媚びを売る顔が気持ち悪いです。目上の人間に気に入られるのが上手なんでしょうね。こんな人間は、自分が得になることしか考えていません。営業の仕事でもやっていればいいと思います。統一教会の壺だったら、熱心に売り歩くのではないですか。

神谷氏をよく知らなかった時点では、新コロウイルスのために作られた似非ワクチンについても否定的なことを街宣活動で述べる動画もあり、悪くないかも、と考えることもありました。

しかし、彼についていろいろ調べると、彼は、今大問題になっている統一教会の創始者である文鮮明の息子と近い関係にある可能性を知りました。

その可能性が確実に証明されたわけではありませんが、火のない所に煙は立たないだろう、と疑って見るようになりました。

その噂は抜きにしても、今回の参院選で参政党の比例区に立候補した顔ぶれを見ると、ひとつの強烈な共通点を持つ、と本コーナーですでに書きました。

選挙後に参政党の代表に就いた松田学氏(1957~)をはじめ、武田邦彦氏(1943~)と吉野敏明氏(1967~)。それから、参政党の代表から副代表兼事務局長に就いた神谷氏に共通するのは、安倍自民に強いシンパシーを持つことです。

神谷氏以外の3人は、参政党云々以前から、YouTubeの動画で知っていました。武田氏以外は、新コロ騒動が始まってから知りました。

3人とも、自民党の支持者で、安倍氏に共鳴していることは隠しませんでした。

歯科医院を経営されている歯科医師の吉野氏は、安倍政権を評価し、なんなら、また安倍政権ができることを願うようなことも動画で話していたと記憶しています。

その一方で吉野氏は、共産主義を毛嫌いしていました。

武田氏にしても、自民に好意的で、野党を敵視していました。また、自民であっても、安倍自民以外は認めず、吉野氏と同様に、安倍自民の復活を願っていたでしょう。

神谷氏は、2020年に参政党を結成していますが、そのときに集ったメンバーを見ると、いかにも、といった感じです。メンバーは次の各人です。

私は渡瀬氏のことは知りませんでした。ウィキペディアで確認しますと、次のような気になる記述があります。

2019年、米紙『ワシントン・タイムズ』の日本語版ウェブサイト『ワシントン・タイムズ・ジャパン』の発足に伴い、エグゼクティブ・ディレクターに就任

『ワシントン・タイムズ』がどんな性格の新聞かわかれば、彼らのポジションが判明します。

『ワシントン・タイムズ』ともっともらしい紙名がついていますけれど、これは、統一教会の日刊紙です。この日刊紙が、2019年に日本語版のサイトを発足させたとき、エグゼクティブ・ディレクターに就任したのが渡瀬氏です。

どれだけ、彼らが統一教会と近い関係にあるかがわかります。

KAZUYA氏にしても、私は彼の動画は見ようと思ったことは一度もありませんが、漏れ聞くところでは、安倍信者のような動画を配信することで、同じ思想を持つ視聴者を獲得しているようです。

金太郎あめと同じで、彼らは、どこを切っても安倍氏の顔が現れます。その安倍氏は統一教会とベッタリだったわけですから、安倍信者は統一教会とイコールといって間違いなさそうです。

統一教会と参政党の関係を追及する動画を配信する動画を配信されている黒川敦彦氏(1978~)によれば、参院選の選挙運動には、統一教会の信者らの動員があったそうです。

立候補者や応援隊はおそろいのオレンジのシャツを着ていましたが、それらの制作費は、統一教会から出た、といっていました。

参政党については、自民党清和会の機関紙的存在の産経新聞が、実に好意的に報じています。朝日新聞にしても、同党は批判的には報じていません。

そのほか、共同通信なども、参政党には好意的です。

その「こころ」を探れば、統一教会が手繰(たぐ)り寄せられるでしょう。

こんな参政党の神谷氏とチャンネル桜で動画を配信する林千勝氏が何度も対談しているのですから、近い関係にあることは間違いないです。

ですから、統一教会を憎む容疑者によって、崇拝していた安倍氏が射殺されたとされることには我慢がならず、統一教会の政治部門の国際勝共連合が掲げる反共の精神で、中国の秘密組織が安倍氏を暗殺したことにでもしたいのでしょう。

落ち着いて考えてみてください。あの事件は、逮捕された容疑者以外の人間には起こせません。

どこかの国の人間が安倍氏の命を奪うのであれば、選挙の応援演説中にわざわざ銃で狙ったりしません。できるだけ目立たないように、自然死に見せかけて、命を奪う方法を採用するでしょう。

今の新コロ茶番で悪用されているPCR検査を確立したキャリー・マリス氏(19442019)は、騒動が始まる前年に急死しています。

彼の死は、人々の関心を集めないように、病気で亡くなったように施されています。彼が銃で撃たれて亡くなったら、人々の関心を呼び、様々な憶測を持たれたでしょう。

つまり、そういうことです。

ほんこん氏は、自分がいったことはデマに基づいたものであるとして謝罪しました。

林氏は、動画で別の狙撃犯がいたことを匂わせていますが、それが真実ではないらしいことがわかったときに、自分の動画についてどのように責任を取るのでしょう。

続報がないところを見ますと、新しい発見がないのでしょう。

安倍氏の事件に関する林氏の見方を今後も注目し、何か動きがありましたら、本コーナーで取り上げることにします。

見るところ、彼は”弾切れ”の状態で、インパクトのある続報は放てそうにはありませんけれど。

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