今日は大晦日。本コーナーは午後4時半過ぎに更新を始めてみましたが、今の時点から約7時半後には2014年から2015年に替わります。
一年が終わり、新しい年が始まるからといって、私は特別な感慨もありませんで、今日もほかの日とまったく変わりない日常です。このあとも、午後7時前の気象情報を参考にして、本コーナーの“天気コーナー”「空模様でボ・ソ・リ」(現在、本コーナーはありません)の更新をし、それが終わった約1時間半後の午後8時半前には眠ってしまいます。
昔ほどは見なくなったとはいえ、大晦日の今夜はあの「紅白歌合戦」を楽しむという人もいるでしょう。私はこの手の番組が大嫌いで、頼まれても見る気には到底なりません。
第1回の放送があったのは昭和26(1951)年。ちなみに、その頃は大晦日ではなく、1月3日にNHKのスタジオで行われたそうです。隔世の感がありますね。
その当時であれば、出場歌手の男女を紅白に分け、「さあ、どちらが勝つでしょう? 紅勝て! 白勝て!」とやっていても違和感を持たれなかったでしょうが、それから60年以上経った今も当時と同じコンセプトで番組を作り続けているのですから、時代錯誤も甚(はなは)だしいです。
出場を依頼された歌手の中には、「今更紅組、白組でもないだろう」と正論を吐く者はいないのでしょうか。情けない話です。
もっとも、出場するからには本音の部分にはふたをし、この番組に出場することで顔と名前を売り、それを商売につなげようということなのでしょう。いずれにしても情けないです。
情けないといえば、本日の朝日新聞「テレビ番組欄」です。
毎日の目玉番組を紹介する「ウォッチ」は当然のように「紅白歌合戦」を取り上げていますが、はじめから終わりまで褒めちぎっています。このコーナーの文章を書くのも朝日新聞の記者でしょうか。署名があり、今日のそれを担当している男の名前が載っています。
仮に朝日の記者であれば、独自の視点で番組を批評しなかったら意味がないではありませんか。こんなつまらない文章を書くために朝日の記者になったのですか?! NHKの下らない歌合戦を褒めちぎり、提灯持ちのようなことをしていたらどうしようもないでしょう? 「そんな提灯持ちさせるために大学までやったんじゃない!」という親御さんの嘆きが聞こえてきそうです。
それが仕事だからと、本音を隠して晴れ舞台に立つ歌手。それが仕事だからと、本音を隠して「紅白」を褒めちぎる記者。銭のためなら、平気で魂まで売り渡してしまうおつもりなのでしょう。嘆かわしい話ではありませんか。自分の人生が終わりに差し掛かったとき、今していることをどんな風に振り返るのでしょうか?
本日分は約30分で更新が終わりましたので、今の時刻は午後5時過ぎ。今年も残り約7時間です(^O^)/