指導されなければマスクが外せないのでは情けない

私は同じことを同じように続ける傾向を持ちます。本サイトの更新もこれに当てはまります。

本サイトの更新を始めたのは1999年10月17日です。自分のサイトを始めるにあたり、HTMLというものを学びました。学んだといっても、それについて、何もわからない人向けに書かれた一冊の本を読んだだけです。

当時から、テンプレートを使って簡単にブログが作れるサービスがありました。しかし、私はそれに頼らず、自分でサイトを構築する方を選びました。

そのようにサイトを始め、今年の10月17日になれば丸24年です。

同じようなことでは、NHK-FMのリクエスト番組へのリクエストがあります。私が聴いてリクエストを出したのは、関東ローカルで平日の午後6時から放送されていた生放送番組です。

私が聴き始めたときは「夕べのひととき」という番組名でした。その後、東京の放送センターから送出される番組に移動しました。その番組は「夕べの広場」でした。

この番組名が1998年の新年度に「サンセットパーク」へ変更されました。変更されたのは番組名だけで、中身は変わりませんでした。

この番組は2011年3月末で終了しています。

この時間枠の放送を私は1983年4月から聴き始めると当時に、リクエストをするようになりました。それを、「サンセットパーク」が終了する2011年3月末まで続けました。

このように、何かひとつのことを始めると、途中で止めずに続ける傾向があります。

同じような習慣に、日曜日の午前10時半から正午の時間帯にNHK Eテレ(NHK教育テレビジョン)で放送される、「NHK杯将棋トーナメント」を見ることがあります。

私はこの番組を数十年単位で見ています。それだけ見ていたら少しは将棋が強くなっただろうと思われるかもしれません。私はまったく強くなっていません。

それどころか、将棋のルールを覚えたのは十年ほど前です。それまではルールを知らずに見ていました。対局風景が好きで見ていたということです。

今も、強くなろうと思って見ることはありません。

この番組ということでは、先日(21日)の対局は、別の意味で面白く感じました。

新年度になり、一回戦からのトーナメント戦が始まりました。21日は一回戦の第八局で、勝又清和七段(1969~)と伊藤匠六段(2002~)の対局でした。将棋が強い人であれば、戦局そのものに面白さを見つけるでしょう。

将棋対局速報▲伊藤 匠六段ー△勝又清和七段 第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦 第8局 千日手指し直し局

私は対局者の素振りに面白みを見つけました。

このトーナメントに出場する棋士には、成績上位者でシードされた棋士と、予選を勝ち抜いた棋士がいます。予選から本線を目指す棋士は、三連勝しなければなりません。

それだけ本選に出場するだけでも難しいということです。勝又七段は、十三年ぶりの本選出場ということでした。

勝又教授藤井将棋を語る 勝又六段との師弟トーク

それだからか、とても気合が入っている様子でした。もっとも、渡辺明名人(1984~)が著書でも書かれているように、将棋は気合だけで勝てるようなものではない、ということです。

それでも、勝又七段は気合が入り、それだからか、動きが非常に多いように感じました。

テレビ局で用意してあるお茶を飲み、それとは別に持参したペットボトルの飲み物を飲み、タオルで顔を拭い、上を向き、目薬を挿し、扇で仰ぎ、閉じた扇子で脳天をポンポンと叩き、眼鏡を外してはかけ、ケースに入った固形物を口に入れては噛み、先手番だったのが、千日手で後手番に替わることも起きています。

しかも指し直しの将棋も、途中で千日手模様となり、その日の解説をされた斎藤明日斗五段(1998~)(この日が初めて本番組の解説だったそうです)と聞き手の鈴木環那女流三段(1987~)が、再度千日手になることを覚悟する直前までいったりしました。

勝又七段と対局していた伊藤匠六段が対照的にポーカーフェイスで、ほとんど無駄な動きをしないため、勝又七段の動きの多さが目立ちました。

ここまでは、本日分で取り上げようと思っていることの前置きになります。前置きが長くなって申し訳ありません。

5月8日、新コロ騒動に適用された感染症法の分類が、2類相当(実質はそれより厳しい1.5類相当ではないか、といった声がありました)から5類相当へ引き下げられました。

【大木提言#6|series1】「2類感染症指定」という足かせ

これを受けて、それまでは御用専門家の指摘でマスクの着用が強要されていたのが、各自の判断へと緩められました。

NHK杯将棋トーナメントも騒動が始まってからは、対局風景が大きく変わりました。

それまでは対局者は、収録されるスタジオ内に組まれたセットの畳敷の上の座布団に座っていました。それが騒動が始まってからは、椅子に座るようになりました。しかも対局者の前には透明な間仕切りがセットされました。

本日の豆やっと
5月28日に放送された1回戦・第9局の対局から、畳の上で対局風景に戻りました。記録係と棋譜読み上げのおふたりが並んで座るのを久しぶりに見ました。おふたりともマスクはしていませんでした。

私にはずっと違和感があったのは、さらに、対局者と記録係の三人がマスクを着用するようになったことです。それがどれほど意味のあることなのか、疑問でした。

将棋の対局中、対局者同士が会話をすることはゼロです。

私は新コロウイルスが存在するとは考えていません。

百歩譲ってそれが存在するとしても、目の粗いマスクは、極小のウイルスなどは簡単に素通りさせてしまいます。

ウイルスが存在しなければ「感染」しようがありませんが、意味もなく「感染」に恐怖心を持つ人は、マスクを着用するだけで安心感が得られるのかもしれません。

それはともかく、将棋の対局中は会話がなく、対局者同士で「感染」することは考えられませんので、マスクは必要ないと私は考えます。

5月8日にマスクの着用が各自の判断にゆだねられるように変わったことで、NHK杯将棋トーナメントでも、マスクの着用がなくなるものと私は考えていました。

しかし、その日以降の対局でも、マスクを着用する棋士がいます。もっとも、収録は一カ月前ほどに終わっているという話も聞きますので、5月8日以降に収録されたのであろう対局が放送される来月初め以降は、棋士のマスクの着用率が減ってくるでしょうか。

この日曜日に対局した勝又七段と伊藤六段は、マスクをしたまま対局が始まりました。その後、動きの激しい勝又七段は、飲み物を飲んだり、眼鏡を外して顔をタオルで拭うときなどはマスクを外したりしました。

その後、終盤になると、とうとうマスクを外しました。そして、若手の伊藤六段もマスクを外して対局をしていました。解説者の話では、次の一手を集中して考えたりすると、頭が熱くなったりするそうです。

マスク着用を巡っては、千葉県教育委員会が「教職員が率先してマスクを外して指導」することなどを求めたと報じられました。

この千葉県教育委の判断に対し、判断を評価する声のほか、マスクの着用は個人の判断ではないのか、といった反対の声もあることが報じられました。

それを受け、千葉県の熊谷俊人知事(1978~)は、「外野の主張はもういい」と苦言を呈したことが報じられました。

私は熊谷知事の判断を断固指示します。こうでもしない限り、日本人はマスクを外せないと考えるからです。

世界に眼を向けてください。日本以外の国で、日本ほどマスクを着用している国は他にありません。日本がお手本にすることが多い米国は、早い段階で脱マスクが完全に進んでいます。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に熱狂した国民が多いと思いますが、米国のスタジアムで行われた試合を観戦する米国人で、マスクをしていた人はいますか?

私はWBCに興味がないので見ませんでしたが、米国人でマスクをする人は皆無に近かったのではありませんか?

それに対して、日本では未だに百パーセントに近い人がマスクをしているのは実に嘆かわしいことです。これは異常な事態です。それが何に起因するのかわかりませんが、中には外したいのに、他人の眼を意識して外せない人がいるでしょう。

私は騒動が始まった2020年から今まで、外を自転車で走る時にマスクをしたことは一度もありません。それでも、電車に乗る時は仕方なくマスクをしました。

子供たちが学校でマスクを着用し続けるのは、百害あって一利なしです。保護者の中には、自分の子供にマスクをさせたくない人も多くいるでしょう。

それを解消するため、熊谷知事は多少強引であっても、脱マスクへ向かわせるために今回の判断をしたのだと思います。

はじめの方でも書きましたが、マスクにはほとんど意味がありません。第一、新コロウイルスに限らず、ウイルスが存在することは証明されていません。

「感染」するウイルスがないのであれば、マスクなどまったく意味がありません。

個人的に嘆かわしいと思うのは、日本国の象徴である天皇陛下と皇后陛下が未だに、皇室行事の際にマスクを外せないでいることです。昨日の朝日の紙面にあった写真にも、マスクをした両陛下のお姿がありました。

どうか両陛下には、一国も早く脱マスクされることを進言させていただきます。

NHK杯将棋トーナメントの対局設定が従来の形に戻るのはいつになるでしょう。座布団に座り、マスクを外して対局しても、何も問題がありません。

どうか、できるだけ早く、元に戻すよう、こちらはNHKの番組宛にリクエストをしておきます。

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