今回は、自分のことを完全に棚に上げたまま、日本と米国のYouTuberのレベルの違いについて書きます。
今朝、ネットの動画投稿サイトのYouTubeを訪れたところ、次の動画がお勧め動画にありました。
動画のタイトルは”a WARNING to Canon”で、「キヤノンへの警告」と刺激的です。そこで、動画を再生し、中身を確認しました。
本動画の投稿者は、今も続けているのかわかりませんが、カメラの販売店で働いていたようです。彼は訪れる客に親切な店員だったようで、客が望むような品を、積極的に客に勧めていたようです。
たとえば、客がカメラに詳しくない人で、キットレンズがセットになった商品を購入することを一旦停止し、彼が店内に展示されている中から選んだ、たとえば日本の「サードパーティ」製の、安価で、キットレンズ(彼はそれらを「ほとんどがゴミレンズ」と呼んでいました)よりも望ましい写りをするレンズをカメラにつけ、客にファインダーを覗いてもらったりしたそうです。
客がファインダーを見て、ファインダーが明るく見えるなどと、一様に喜ぶそうです。
彼のような店員に出会えば、初期費用を抑えながら、より良いカメラ生活をスタートできるでしょう。
そんな彼が本動画でキヤノンに「警告」を発しているのは、キヤノンの新しいレンズマウントであるRFマウントにおいては、それ以前のキヤノンのEFマウントのときとは違い、サードパーティ製レンズへは明らかに門戸を閉ざしている(?)姿勢です
私も、昨年の10月末に、その一年半前まで使っていたソニーのミラーレス一眼カメラ(ミラーレス)のα7 IIに戻るまでの間、キヤノンのミラーレス、EOS RPを使いました。
ですので、私もRFマウントは経験済みですが、その時は、より安いキヤノンのRFマウント用レンズを二本購入しただけでした。
そのときは、RFマウントが始まってまだそれほど経っていない頃で、それだから、サードパーティ製のRFマウントレンズの品揃えが少ないのだろうと考えていました。
彼の動画を見て、ネットの価格コムで、RFマウント用レンズを確認してみました。一部にサードパーティ製のレンズがラインナップされていますが、EFマウントのときにはあった、たとえば、いずれも日本のサードパーティ製レンズメーカーである、タムロンやシグマ、コシナといったメーカーのレンズはまだ一本もありませんでした。
キヤノンがサードパーティメーカーに門戸を完全に閉ざしているのかどうかは私は知りませんが、もしそうであれば、本ページに埋め込んだ動画の彼のように、キヤノンには考えを変えて欲しいように思わないでもありません。
もっとも、今はソニーのミレーレスに戻りましたので、直接の影響はありませんけれど。
今回、本ページにある米国人が作った動画を埋め込んだのは、キヤノンのサードパーティ製レンズの対応を取り上げるのが目的ではありません。
動画の内容は別にして、動画の完成度がとても高いと感じ、本ページで紹介しようと考えたのです。
今回の動画の制作者は、当人がおそらくはカメラ好きな人間で、それを仕事にしたことがある、動画制作においては、おそらく素人にあたる人でしょう。
そんな彼が、ひとりで、あるいは、彼が勤務したカメラ店内の撮影は、誰か別の人に頼んでいるかもしれませんが、彼が部屋で写っている部分は、何台もカメラをセットし、編集で画面を切り替えているのでしょう。
それが実に良いタイミングで、プロの映像制作者にも劣らないどころか、下手な制作者であれば、それ以上の出来栄えに見えます。
ほかにも、ネットから得たカット映像などをインサート編集していますが、その見せ方も非常にうまいです。
彼が自分の部屋で撮影した映像にしても、部屋のセッティングもカラーコレクションもばっちりで、文句のない映像です。
動画をすべて見て、冒頭で書いたように、彼のような動画は特別ランクが高いといえますが、概して、米国のYouTuberが作る動画は、日本のYouTuberとは段違いのレベルのように感じます。
もちろん、自分のことは完全に棚に上げて書いていることは、冒頭で断ったとおりです。
私には、今回の動画が作れるような技術もセンスも持ち合わせていません。それに加え、本動画の主は話し方も上手で、無駄なく、自分のいいたいことを述べています。
日本と米国でこれほどレベルが違うのは、両国で日頃接する動画の環境がそもそも大きく違う(?)ことにあるのかもしれません。日頃、映画館やテレビなどで見る映像のレベルが高ければ、それが自然に、見た人の肥やしとなり、個人が作る動画にも反映されるかもしれません。
以上、何度も書くように、自分のことを棚に上げて、日米のYouTuberの質の違いについて書きました。
それとは別に、キヤノンのマウント問題は、この先どうなるのでしょうか。