ある高校野球女子部員の話

今回は、投稿した数時間後には消滅してしまった投稿を思い出しながら書くことにします。

その投稿をしたのは今週の火曜日です。1時間以上かけて仕上げたように記憶しますが、そのあと、本サイトのドメイン変更などに伴い、消え去ってしました。

その投稿では、高校野球の地方大会について書きました。

今夏、東日本は梅雨寒が続き、夏の高校野球の地方予選が始まったというのに、そんな感じがしません。これを更新する本日も、関東南部の当地は梅雨空が広がっています。

今のところは雨が強く降ることはなく、このまま天気がもてば、各球場で予定されている本日の試合は行えそうです。

高校野球の夏の全国大会は夏の風物詩となって久しいですが、少子化の影響が出始めています。理由はそれだけではないのかもしれませんが、今月4日、夏の大会の主催新聞の朝日新聞は、「硬式野球部員15万人割る」の見出しで、全国的に部員数が減っていることを伝えています。

日本高等学校野球連盟に加盟する高校の野球部員は、全国で減っています。今年5月末時点で増えたのは山梨県だけですが、それも2人増えただけです。

元々部員数が多い都道府県ほど減った数が大きくなっています。部員数の詳しい変動は、朝日に添えられた表を紹介させてもらいますので、それで確認してください。

(2019年7月4日の朝日新聞より)

ここから先は、部員が減ったことで1校単独では大会に出場できない高校の話です。

千葉県にある大網高校もそんな高校のひとつと、7月4日の朝日新聞で取り上げられています。

同校の野球部は、2年前の夏の大会が終了後、3年生が引退して、残った部員は1年生3人だけになったそうです。これでは、2人一組のキャッチボールもままなりません。

それを見かねたのか、監督が1年生の女子マネージャー(女子マネ)に「選手をちょっとやってみないか」と声を掛けました。声を掛けられた女子マネは、野球少年だった兄の影響を受け、小3から軟式野球のチームに入りました。

中学時代はバトミントン部に入っていましたが、高校入学後は野球部の練習を何度も見学し、高校野球に関わりたくなり、マネージャーになります。

小学生時代に軟式野球をしていたこともあり、監督の誘いを素直に受け、同校の野球部員になります。

彼女が女子部員になった2年前の秋は、彼女を入れて部員は4人です。しかも、女子部員は公式戦には出場できません。同校は他の高校と合同チームを作って大会の予選に参加しています。

女子部員は子供の頃に野球をしていたとはいえ、男子部員とは体力が違い、練習試合に出場することがあっても、球をバットに当てることさえ難しかったそうです。また、守備でも、遠くまで球を投げることができず、みんなの足を引っ張っているのではと落ち込むことが多かったのでした。

それでも、練習を続けたことで、内野を越えるようなヒットが少しずつ出るようになります。また、入部した頃より遠投の距離が2倍近く伸びました。

昨年の夏の大会後は、男子部員2人が辞め、幼馴染の男子部員と女子部員の2人になってしまいました。

今春の地方大会予選は、同校と上総高校、市原緑高校の3校の合同チームで参加しています。

この合同チームで一緒に練習していた上総高校の3年生部員は、大網高校の女子部員に刺激を受けます。

彼は失策が重なったことで、元気をなくしていました。その彼が練習時代で1塁を守っていると、後ろの方から「〇〇(彼の名前)、いくぞ」と声が聞こえました。

振り返ると、ライトを守っている女子部員でした。彼女は手を挙げて、「ドンマイ、次あるよ」と声を掛けたそうです。

それを見て彼は、「俺は何をやっているんだ」と自分を鼓舞し、それからは、どんなに試合に負けていても下を向かず、努めて声を出すようになります。

今夏の大会が終われば女子部員も引退です。今夏は泉高校との合同チームで大会に参加します。開会式をテレビで見ていると、合同チームの大網高校部員は思ったよりも多くいました。1年生が多く入部したのでしょう(ほかの運動部からの助っ人選手かもしれません)。

合同チームは今日の第1試合で試合をする予定ですが、予定通り試合は行われているでしょうか。女子部員は、記録員としてベンチに入る予定です。

今後少子化がとまらなければ、高校野球の部員数減少がさらに進むでしょう。本日分で紹介した女子部員のようなケースも増えるかもしれません。

以上、今回は、たった数時間の寿命で終わった投稿を思い出しながら再現してみました。

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