私は一度口にしたことは、出来るだけ実行するようにしています。
今回も、先日(18日)見て、その翌日に本コーナーで感想を書いた中で「その時に撮影してきたビデオを動画で紹介する」云々と口にしてしまいましたので、その約束を今日、果すことにします。
繰り返しになりますが、先週の土曜日から、東京・東池袋にあります名画座・新文芸坐では、「演技者・小林桂樹映画祭 俳優生活65年の軌跡」(11月17日~30日)と題した、小林桂樹さん出演作品の特集上映が始まりました。

私はその2日目となるこの日曜日にお邪魔し、小林さんご自身が選んだという上映作品の内、山下清を描いた『裸の大将』と、山口瞳原作で、山口さんご自身の伝記映画のような『江分利満氏の優雅な生活』の2本を鑑賞させてもらいました。
本日分では、2回の上映終了後に行わた小林桂樹さんのトークショーの模様を動画にしましたので、紹介させてもらうことにします。
私の行動には、いつも行き当たりばったりのところがあります。当日も、DVカメラ持参で同劇場へ出かけたものの、今回も実際に撮影するかどうか直前まで迷いました。それでも、「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」の変化形で、「撮るは一時の勇気撮らぬは一生の損」ということでカメラを回し始めました。
しかし、撮影は始めたものの、どのくらいの時間撮影し続けるかの予定は全く立てていません。ここでも行き当たりばったりです。結局20分間ほどの連続撮影をしたことになりますが、途中からカメラを構える腕が疲れでしびれ始めました。それでも何とか“完撮”することができました。
ということで、ほぼノーカット撮影に成功していますが、途中1カ所、シーンが途切れる箇所にお気付きでしょうか? そこでは何が発生したのか? 実は、膝に載せていたバッグがバランスを崩して落ちそうになり、そっちに気を取られて撮影が邪魔をされたのでしたf(^_^)
映画の鑑賞に出かけると、私は決まってスクリーンに正対するように真ん中辺りの席に座ることにしているのですが、その日は大変な混雑で、真ん中の席は選べませんでした。それで仕方なく、スクリーン右手の決して好条件とはいえない位置に座らざるを得ないことになりました。
しかし、撮影したビデオを見返すことで、その位置が撮影のためには逆に好条件であったことに気がつきました。その日は、『江分利満氏の優雅な生活』を監督した故・岡本喜八監督未亡人の岡本みね子さんが会場に姿を見せ、トークショーが始まる直前、小林さんに花束を贈呈したからです。その場面をもし真後ろから撮影したなら、みね子さんの表情は撮影出来なかったことでしょう。
ま、都合よく考えているだけかもしれませんが、何でも物は考えよう。結果オーライで、その日はスクリーン右手のその席こそベスト・ポジションだった! と勝手に納得してしまう私です( ;^ω^)
以上、本日は、先日見て、そして撮影してきました小林桂樹さんのトークショーを動画にして紹介させてもらいました。小林さんの特集は11月30日(金)まで続きます。お時間を取れる方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。