私は音楽を聴くのが好きで、聴かない日はありません。そんな私が昨夕、音楽を堪能しました。手に入れたばかりのBluetoothスピーカーによってです。
最近、新しいタブレットPCを手に入れたことは本コーナーで書いています。ファーウェイの8インチタブレット“MediaPad M5 lite”というモデルです。
私は非常に気に入って使っていますが、このタブレットのサウンドをチューニングしたのは、知る人ぞ知るオーディオブランドのHarman Kardon(ハーマン・カードン)(ハーマン・インターナショナル)です。
このタブレットを手に入れるより前に、私は同ブランドのBluetoothスピーカーが気になっていました。そのスピーカーを今回手に入れ、使い出したのです。
このスピーカーは少し前から気になっていましたが、購入を少しずつ先送りしていました。この商品について、Amazonの商品レビューを見ますと、音質は良いものの、ある障害が割と高頻度で発生することを知らせるレビューが散見されるからです。
それは音に関する障害で、突然、近所迷惑に感じるほどの爆音が発生するというものです。中には、音質の点では満足したものの、爆音にこりて、早々に手放した人もあるようです。
それがどの程度のことかは、自分で実際に使ってみるまではわかりません。私は多少の不安を持ちつつ、タブレットPCで実感したHarman Kardonのサウンド技術に期待し、手に入れることを決めました。
結果的には良いタイミングに購入を決断したことになります。今日になって、価格が急に高騰しているからです。
Amazonは、たしか昨日までは、12,000円台でした。それが今朝見ると、14,800円になっています。2,000円程度の価格上昇です。
私は、いつもであればAmazonで買えるものはAmazonで買うことが多いですが、今回はそれよりも安く買える店舗を利用しました。
ネットの価格サイト、「価格.com」で同商品を確認したところ、ひかりTVショッピングが、Amazonoより1,000円以上安い10,980円の価格が提示されていたからです。
初めて利用するショップでしたが、こちらを通して購入しました。内消費税が998円で、送料、手数料は無料でした。
この商品を取り扱っている店舗は多くないようで、価格.com経由で購入できる店舗はもう1カ所、楽天ブックスがありました。そこの価格提示は、今日現在、25,158円です。
メーカーが提示する価格は、消費税抜きで24,880円ですので、ほぼ定価通りです。
結果的に安く購入できたことをあとで知ることになりました。
このスピーカーの特徴は、”Amazon Alexa Voice Service”(Amazon Alexa)を搭載していることです。Amazonでこの機能を搭載する商品とほぼ同様に、”Alexa(アレクサ)”と呼びかけることで、こちらが命じることを実行してくれます。
これは音楽を聴くスピーカーですから、「アレクサ、音楽をかけて」と呼びかければ、スピーカー本体に触ることなく、音楽の再生が始まるというわけです。
本体はご覧の通り、ポータブルのBluetoothスピーカーにしては大きいです。説明書にある主な仕様は次のようになっています。
定格出力 | 総合60W |
周波数特性 | 40Hz – 20kHz |
電源 | DC 19V、3A |
使用ユニット | 38mm 径フルレンジスピーカー×3 90mm 径サブウーファー×1 |
入力 | Wi-Fi、Bluetooth |
プロファイル | A2DP v13、AVRCP v1.5 |
無線LAN | 2.4GHz / 5GHZ IEEE802.11a/b/g/n/ac |
サイズ | 幅 166mm×奥行 166mm×高さ 193mm |
質量 | 2.5kg |
気になるサイズですが、ほぼ円筒状で、フルレンジスピーカーが配置された下の方で最も太いところの直径が166ミリで、高さが193ミリあります。また、重量は2.5キロです。
また、底面には直径90ミリのサブウーファーが取り付けられており、そこから低音が鳴り響く構造です。
私はAmazonのタブレットPCのFire7を使っており、これにもAmazon Alexa Voice Serviceが搭載されているため、「アレクサ」と呼びかけることで、いろいろなことをしてもらえるはずですが、私は使っていません。
「アレクサ」と呼びかけることが気恥ずかしいからです。
そのため、その機能が備わったスピーカーですが、私は主にBluetoothスピーカーとして使うつもりで購入しました。
それでも、一応は搭載されているアレクサを使えるようにしておこう、と設定をしました。ところが、最後のアップロードの段階でネットにつながらなくなり、今のところはアレクサが使えない状態です。
その設定を2、3度したとき、突如として、爆声がしました。アレクサが、これ以上ないほどの大きな声で喋りだしたのです。たしかに、近所迷惑に感じるほど大きな声でした。
しかし、これは私の操作ミスが原因です。
それをする前、私が音楽をBluetoothで聴きました。そのため、ボリュームが大きくなった状態でした。そのことに気が付かずに設定作業をしたため、大きなボリュームでアレクサの声が聴こえただけの話です。
これは、テレビのスイッチを切ったあと、ボリュームを最大に上げ、再びスイッチを入れたときと同じ条件です。ボリュームを最大まで上げたことを忘れてスイッチを入れれば、その瞬間に、テレビのスピーカーから、近所迷惑に感じるほどの大音声が聴こえてきてギョッとするのと同じ理屈です。
もしかしたら、Amazonの商品レビューで爆音問題を書く人は、自分のちょっとした不注意に気づかず、アレクサが「暴走」していると考える人がいるかもしれません。
それとは違うケースがあるとすれば、音源ごとに録音レベルが違うことです。様々なアルバムから曲を集めたプレイリストの場合で、ヴォーカルが入った曲が混ざっていたりすれば、いきなり大きな声が聴こえるものがあるかもしれません。
また、音量の調節が大まかで、小さな音量にならないで大音量のままだとか、小さな音量からいきなり大きな音量になる、と書くレビューもあります。
音量は本体の上面についている音量調節で、どの音量にも自由に調節できます。やり方は、+と-の間についた点々に見える突起の上を指を滑らせることです。
+から-方向へ動かせば音が小さくなり、-から+方向へ動かせば音が大きくなります。それを繰り返すことで、徐々に小さくも大きくもできます。
もしかしたら、これも操作方法に気づかず、点々や+、-の上を手で押したりする人がいるかもしれません。
上面の中央にある○を軽くタッチすると、再生している音楽を一時停止でき、再び押すと再生が再開されます。また、マイクマークに/がついた部分をタッチすると、マイクが音を拾わなくなります。
実際に使ってみると、想像以上に良い音がします。3個のフルレンジスピーカーと底面にある大きなサブウーファーによって、豊かな音が室内に溢れます。
とても1万円程度のスピーカーから出る音には思えません。
昨夕1時間ほど、Apple Musicで音楽配信を楽しみました。選んだのは「最新のジャズ」というプレイリストです。若い世代のミュージシャンが演奏するのであろう現代生まれのジャズが、部屋いっぱいに鳴り響きました。
私はスピーカーを、椅子に座ったときに頭の少し下に来るくらいの高さに設置しました。底面が振動するように感じたため、スピーカーの下に、間に合せで、絵を描くために用意してあったSM(サムホール)サイズ(22.7×15.8mm)の木製パネル(ラワン合板)を敷きました。厚さが1cmほどあり、しっかりしています。
また、反響音を抑えるため、板の上に、カメラなどを拭く布(マイクロファイバークロス)を広げてみました。これがどの程度効果があるかはわかりません。
騒々しく感じる一歩手前ぐらいまで音量を上げて聴いたら、最高に興奮しました。病みつきになりそうです。
どんな音楽でも、小さな音量で聴くのと、大きな音で聴くのとでは、印象が大きく異なります。音楽は大きな音で聴いてこそ、演奏者の心意気が伝わってくるといえましょう。
私は昔に揃えたそれなりのオーディオ機器があります。スピーカー1個が小さな冷蔵庫ぐらいの大きさです。1万円程度で手に入れたBluetoothスピーカーから出る音がそれらを凌駕するように感じ、長生きして良かったと実感しています。
今夕も大きな音で好きな音楽を心ゆくまで楽しみたいところですが、今日は土曜日で、夕方の時間にはNHKBSプレミアムで『名探偵ポワロ』の放送がありますので、音楽鑑賞はお預けとなりそうです。
音楽の再生を終えても、allureは赤いランプを灯し、次に音楽を再生する機会を待ってくれているようです。
アレクサに命じて、こちらが望む曲やプレイリストをかけてくれれば便利でしょうが、そこまでのことが「アレクサ」と呼びかけるだけでできるのでしょうか。
私にはありきたりの音楽を聴く習慣がありません。
当分はBluetoothスピーカーとして使い、どうしてもアレクサが気になったら、そのときは何とか使えるようにしましょう。
購入前に懸念した爆音障害は、途中で書いたように、私の手違いでアレクサに爆声を出させてしまったことが一度あっただけです。今のところ、私のスピーカーには何も問題がありません。
良き相棒を手に入れた気分です。