村上作品の免色に個人的にだぶる人

村上春樹1949~)の長編小説『騎士団長殺し』2017)については、読み終わったあとに本コーナーで取り上げました。

この作品には主人公の「私」に接近する免色渉(めんしき・わたる)という謎めいた男が登場します。

免色は、「私」が仮住まいする家の、谷を挟んだ向かい側にある大きな家にひとりで住んでいる設定です。

この男の外見で特徴的なのは、髪が、いつ見ても櫛目がとおった真っ白であることです。この髪だけで、その男が謎めいたものを感じさせます。

もっともこれは小説で描かれているからで、現実の世界にも白髪の男性はいます。それらの人が謎めいていることはありません。

小説は、映像作品と違い、読み手が自分の頭の中で、自分だけの映像にすることができます。

私は『騎士団長殺し』に出てくる免色に、あるときから、実在する人物の姿を重ねることをしました。

作品盗用が命取りとなる男を描いた清張作品

松本清張1909~ 1992)の『渡された場面』を読み終えたので書いておきます。

本作は、『週刊新潮』1976年1月1日号から7月15日号まで連載されています。年号でいえば昭和51年の作品になります。当時を知る人であれば、その頃の社会情勢を重ねて読むといいでしょう。

1976年といえば、長谷川和彦1946~)の初監督作品『青春の殺人者』『タクシードライバー』が劇場公開されています。ある意味、個人的には思い出深い年です。

Taxi Driver (2/8) Movie CLIP – I Gotta Get Organized (1976) HD

舞台は、佐賀県の唐津に近い坊城(ぼうじょう)という架空の町です。今は唐津の一部となる呼子町がモデルとされたようです。

佐賀県 呼子 赤線遊郭跡 裏通りが昭和過ぎた!

玄界灘に面した町で、漁業が盛んです。この町にある千鳥旅館にひとりの泊り客が宿をとります。男は小寺康司といい、東京に住む中堅の小説家です。

生物兵器ワクチン犯罪はニュルンベルク裁判を裁くべし

大橋眞先生の主張が最重要。新型コロナは特定されていない。故に検査法も予防薬も作れない。虚構のワクチン技術。医療マフィアがRSウイルス喧伝。本質論放置が次なる危機と詐欺を招く

パンデミック条約反対は隠れ蓑

昨日、ネットの動画共有サイト「ニコニコ動画」で次の動画に気がつき、面白いと思って本サイトで紹介しました。

これは、動く映像はなく、実質的には配信者の語りを収録した音声ファイルです。語られていることの多くに私は頷くことができました。

今月13日、東京・池袋で1万9千人規模のデモらしきものがあったことは本コーナーで取り上げています。その投稿で私が書いたことは、今回の動画に相通じています。

新コロ騒動に異議を申し立てる活動はネットを中心にあり、それが現実的な動きとなることがあります。それぞれが、その騒動に異議を持つことは必要です。しかし、それが、ある意図を持つ者に「利用」される危惧を私は投稿で書きました。

その方面に少しでも関心と多少の理解を持つ人であれば、池袋であったデモらしき者に参加した主要参加者の顔ぶれを見ることで、それがどのような性格をもつものか推測するのは難しくありません。