思いつきでやったことが、ある気づきを得るきっかけになったりすることがあります。
昨日の関東南部の当地は、ハッキリとした曇りのち晴れの天気となりました。晴れてきたのは昼を過ぎた頃からです。夕方には気持ちよく晴れ、強い陽射しが照り付けました。
その夕方の時間、愛猫が庭にいたこともあり、カメラを持って外へ出て、猫や周りの木々や草花などを写真に収めることをしました。
写真は光がなければ写すことが難しいです。ただ、その光が強すぎると、これはこれで写すのが難しくなります。昨日の夕方の光がそんな状態でした。
私が使っているカメラはソニーのミラーレス一眼カメラのα7 IIです。これに、フィルムの一眼レフカメラで使っていたヤシカ・コンタックス用カーツ・ツァイス プラナー50ミリ F1.4を、マウントアダプタを介して使うことが多いです。

F値の小さいレンズを使っても、陽射しが強ければ、小さなF値を活かした撮影は難しくなります。
そんなこんなで、苦労して愛猫の写真を撮りました。一旦撮影を終え、家の中に入ってしばらくしたあと、NDフィルターを使って撮ることを思いつき、今度はレンズにNDフィルターをつけてまた庭に出ました。
NDフィルターというと、私は多くの場合、Log動画を撮るときに使うのがほとんどです。これまで、写真を撮るのに使ったのは数えるほどしかなかったように思います。
プラナー50ミリ用には、濃度が違うNDフィルターを3枚持っています。
昨日はその3枚の中では中間のND16を使いました。これをレンズにつけることで、4ステップ分の減光効果が得られます。
使ってみて、効果が覿面(てきめん)であることが実感できました。これをつけて撮影すると、強い陽射しの下でも楽しく撮影できました。
私は周りに他人がいなければ、独り言を小さな声でいう癖があります。昨日も、NDフィルターの効果に感激し、「お、なかなかいいな」「いいんじゃないか」などといいながらシャッターを切りました。
結局のところ、私が撮る写真は自己満足以外の何物でもありません。それでも、楽しく撮れるのであれば、これからもNDフィルターを使わない手はないという気づきを得ました。