私が好きでよく見ている番組に「NHKアーカイブス」があります。
これは、NHKの資料室に眠っている大昔のドキュメンタリー番組を再放送する番組です。見ていると、自分がタイムマシンにでも乗って過去に戻ったかのような錯覚に陥るほど、懐かしい気持ちになります。
前回放送された中の1本は、「めだか課長」と呼ばれる東京都のある役人を描いたものです。
時代は、東京オリンピックの翌々年。1966年です。高度経済成長が盛りを迎えた時代で、隅田川(すみだがわ)をはじめとする東京の河川の汚染が社会問題となっていました。そんな中、水質保全課の課長である彼は、少しでも水を浄化しようと奔走します。
前編モノクロームの映像。男たちのヘアスタイルも眼鏡のフレームも時代を感じさせます。現代と比べると、全ての点において野暮ったいのですが、反面強烈なエネルギーも感じられます。その時代は、テレビの青春であったと同時に、日本そのものの青春時代であったのかもしれません。
「NHKアーカイブス」は、今夜も11時45分から放送になります。
昨夜、『NHKスペシャル・17歳の衝動』を見ましたが、今ひとつの印象です。
内容は、最近多発する17歳の少年による犯罪について。どこか散漫で、見終わったあとに物足りなさを感じました。
その理由を考えてみましたが、ひとつには、「何故そうした犯罪を起こしたのか?」という根本的なことが、少年以外の者にはわからない点にあると思います。
彼らに共通しているのは、淡々と凶悪な犯罪が実行されたということです。老女殺しの少年にしても、凶行の30分前まで、友人とごく普通に時間を過ごしていたそうです。
また、バスジャックの少年のケースで、「ネットの掲示板が心のよりどころになっていた」という下りには疑問を持ちました。
これまで、新聞などの報道などでは、「掲示板で“いじめ”にあった」とされていたからです。「心のよりどころ」であったことは一面では事実でしょうが、そうした“最後の砦”といえる場で“いじめ”にあっていたとしたら、彼にとっては耐えられないことだったと思うのです。ちなみにその掲示板というのは、こちらの「2ちゃんねる」というサイトの中にある掲示板であるようです。
心の闇は、17歳の少年でなくても、誰の中にもあるはずです。しかし、それをひとつの映像として描き出すのは、困難であると思います。
「オンラインソフト・リンク」のページ(今はこのページはありません)に、非常にスマートなテキストエディタ、「O’s Editor」を追加しました。
ただ、これは残念ながらフリーウェアではではなく、シェアウェアです。従って、「1000円が惜しい、、、」と思う方は、試してみない方がいいでしょう。何故なら、一度試したら、きっとそのまま使い続けたくなると思うからです(^^;
それくらい、いいです。
世の中には数限りないテキストエディタがありますが、そもそもが、プログラミングをする人向けに生まれた性格のためか、それ以外の文章を書くときにはちょっと、、、という気がしないでもありませんでした。
しかし、この「O’s Editor」は違います。
もちろん、プログラミングに使うのにも十分ですが、それ以上に、文章を書くことを楽しくしてくれるソフトです。見た目もスマートです。また、ツールバーがフローティング(本体から分離)出来たりと、遊びの部分もあります。
何といっても強みは、見た目のまま印刷できるということでしょう。
他のワープロソフトにコピーし直して印刷、といった手間が省けます。書いたまま、即、印刷できるのです。また、用紙のタイプも、原稿用紙から大学ノートまで、多種多様に用意されています。
私自身はモノ書きの部外者ですが(^^;、それでも、原稿用紙の画面を見ていると、そのマス目を埋めたくなったりするから不思議です。このように、こんな私でもそんな気になるのですから、その道の専門家にはぜひお勧めしたいと思います。
ここはひとつ、雑誌を一冊買った気になって、1000円を投資しましょう(^.^)