肉眼で見たのと同じ大きさに見えた?!(※最後に訂正を含む)

頭が混乱しています。

本コーナーでそれについて書いたのは、まだ、キヤノンのミラーレス一眼カメラのEOS RPを使っていたときでした。

ネットの動画共有サイトのYouTubeで、桜風涼(はるかぜ・すずし)氏(1965~)が、動画撮影では、35ミリフルサイズより、スーパー35と同じサイズ(?)のAPS-Cサイズの方が合っているのではないか、というような動画を上げています。

作例:Sony #FX30 発売直前:APS-Cでシネマ映像ってどうなのか? 映画製作者の目線で、APS-Cの特徴や利点、レンズ選びなどを徹底考察します。

それを見たあとだったと思いますが、自分が使うEOS RPの電子ビューファインダーで、身の周りのものを見て、見え方を確認しました。

それをしたことで、今になってといいますか、あることに気がつきました。それは、ファインダー倍率によって、レンズの焦点距離の通りにビューファインダーで見えているわけではないことに、です。

ソニーのミラーレス一眼カメラのα7 IIに換えるまで使っていたEOS RPのファインダー倍率は0.7倍です。

仮に、焦点距離50ミリのレンズをEOS RPのビューファインダーで覗くと、ファインダー倍率が0.7倍ですので、35ミリの焦点距離のレンズで見たのと同じ距離感になる計算です。

焦点距離が50ミリのレンズは、標準レンズといわれています。私の理解では、ファインダーで見える被写体との距離感が、肉眼で見たのとほぼ同じため、標準レンズとされるのでは、と考えますが、それが標準レンズの定義かどうかはわかりません。

ともあれ、フィルムの一眼レフカメラを使っていたときも、私は50ミリの単焦点レンズが好きで、そればかりを使っていました。

私が使っていたカメラは、ヤシカコンタックス RTS及びRTS IIで、それにつけて使った50ミリのレンズは、ヤシカ・コンタックス用に作られた、いわゆる「ヤシコン」のプラナーF1.4です。

カール・ツァイスのプラナー50ミリF1.4

今も、RTS IIは手元にあり、プラナー50ミリもありますので、フィルムで写真は撮らなくても、撮れる状態にあります。

こんな風に、フィルムの時代から、私のお気に入りの焦点距離は50ミリです。

キヤノンのEOS RPにズームレンズをつけ、50ミリの焦点距離にしてファインダーを覗くと、なるほど、0.7倍のファインダー倍率によって、35ミリの焦点距離で見たのと同じような被写体までの距離に感じます。

それを今になって「発見」し、本コーナーで取り上げました。

それが、今日、ソニーのα7 IIに50ミリのレンズをつけてビューファインダーを覗いたところ、50ミリレンズをつけたときの被写体までの距離に見えたので、頭が混乱してしまったのです。

私がα7 IIにつけた50ミリのレンズは、すでに書いた、ヤシコン用のプラナー50ミリF1.4です。

一年半前まで私はα7 IIを使っており、そのときに、α7 IIでプラナー50ミリを使うため、レンズとボディの間に挟んで使うマウントアダプタを持っているのです。

それを使い、α7 IIにプラナー50ミリをつけたのです。

ソニーのα7 IIにヤシコン用プラナー50ミリF1.4

毛玉のお化けのようなもの(?)がふたつついていますが、これはマイクの風防です。α7 IIのマイクは、ペンタプリズムを模した部分の左右側面についています。

このカメラで動画を撮影するとき、マイクに風があたると耳障りの雑音になるため、それを防ぐための風防が必要と考え、つけました。

この風防は、桜風氏が以前の動画で紹介していたのと同じものを購入しました。

私がα7 II用に持っているソニー純正のレンズは、24~240ミリの10倍ズームレンズです。これは大きくて重いため、もっと手軽に取りたいと思い、プラナー50ミリをつけてみたのです。

それにしても、ファインダーに映る像を見て、驚きました。50ミリの焦点距離がそのまま反映されています。

α7 IIのファインダー倍率は、EOS RPとほぼ同じ0.71倍です。EOS RPのときと同じ計算をすると、50ミリのレンズは35.5ミリのレンズ相当に見えるはずです。

それが、そのままの50ミリ相当に見えます。にわかには信じられないので、更新の合間に確認しました。

間違いありません。電子ビューファインダーが素通しのガラスになったように、ファインダー上には、被写体が肉眼で見えるのと同じ大きさで映っています。

考えられることは、単焦点レンズとズームレンズで、焦点距離の設定が違うかもしれない(?)ことです。ズームレンズで50ミリとされている焦点距離が、実はより広角であるかもしれないということです。

しかし、そのようなことは考えにくいです。

もうひとつ考えられることは、プラナー50ミリレンズの焦点距離が、ファインダー倍率を事前に加味し、1.7倍の焦点距離の85ミリに設計されている(?)ため、0.7倍の倍率を持つファインダーで見たとき、ちょうど50ミリの焦点距離に見える、ということでしょうか。

これも考えにくいです。

ファインダー倍率はカメラによって違います。私が使うカメラがたまたまその程度の倍率だっただけです。

いずれにしても私には謎で、頭が混乱しています。

頭が混乱しているのとは別に、ヤシコンで使ったプラナー50ミリはやはりいいです。私が唯一持っているソニー純正の10倍ズームに比べ、小型で軽いです。

フォーカスを自分で合わせるマニュアルフォーカスレンズのため、動く被写体の撮影などは難しいです。しかし、フィルもの時代にはどんなものもこのレンズで撮影していたのですから、できないことはありません。

何より、撮っていて楽しいです。

それに加えて、自分の肉眼の延長のように、被写体が見えたままの大きさで見えるのは、何にも代えがたい魅力です。

これこそが、30ミリフルサイズに50ミリのレンズをつけて撮影する醍醐味です。


今回の更新は、ただの人騒がせであった、かもしれません。

近くにある被写体は、本ページで書いたように、肉眼で見たのとほぼ同じ大きさに見えます。しかし、少し離れたものは、肉眼で見たより、少しだけですが、小さく見え、ファインダー倍率が影響しているのかもしれません。

それでも、キヤノンのEOS RPで体験したよりも、ファインダーの見え方が、より現物の大きさに近く見えます。改めて「検証」してみることにしましょうか。


【結論】私の早合点だったようです。

やはり、ファインダー倍率のとおりの距離感に見えることを確認しました。お騒がせして申し訳ないです。いいわけをすれば、RPよりα7 IIのファインダー倍率が【0.01倍】高いことを微妙に感じ取った(?)結果のようです。

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