本日は、新作動画の紹介です。今回、この動画で語るモノは、前回の本コーナーで取り上げています8ミリビデオカメラ一式です。
ソニーから1987年5月に発売された「CCD-V50」というカメラです。実は、私も同じカメラを愛用していました。おそらくは、発売されてからそれほど経たないうちに手に入れていると思います。今から26年前の製品ですので、私が使ったカメラもオンボロになってしまいました。

私は、写真を撮影するスチル・カメラよりも動画が撮影できるムービー・キャメラの面白さに早く目覚めていまして、その興味はその後もずっと失われることなく今に続いています。
このように昔から動画好きだった私は、8ミリビデオという動画撮影規格ができるともちろんすぐに関心を持ちました。それ以前、個人が扱えるビデオカメラといえば、肩に載せる大型のカメラで、しかも、録画するためのレコーダーが、これまた、家庭用のビデオデッキからチューナーを省いただけのようなもので、カメラとビデオコーダーを太いケーブルでつないで撮影します。
カメラとレコーダーを併せた重量は、10キロ近くになったのではないでしょうか。動画好きの私はこのセットも使いましたが、使ったのはもっぱら家の中や庭だけです。
また、ビデオを編集するため、Uマチックの編集装置を揃えました。当時よりも凝った編集が、今ではPCの動画編集ソフトを使えば簡単に実現できます。当時は想像もできませんでした。ちなみに、これらの機器は、すべて自宅で保管しています。
そんな個人のビデオ撮影環境を一変させたのが8ミリビデオカメラの登場です。今のビデオカメラに比べたら大きくて重いですが、当時は、すぐ上で書いているような超重量級から小型になり、これなら外に持ち出して撮影できると喜んだものです。
今では使うことはありませんが、当時に撮影した8ミリビデオ・テープが残っており、再生装置でもあるカメラを手放すことはできません。その、私がかつて使ったのと同じ8ミリビデオカメラがアクセサリーが揃ったケース入りで売りに出されたことを偶然知り、それほど思案することなく注文を入れたのでした。

売値はたったの【3000円】で、商品の状態もジャンク品扱いでした。商品の注意書きには、「動作は確認していません」というようなことも書かれていました。ですので、注文はしたものの、現物を見てガッカリするだろうと思っていました。それが、カメラ店に受け取りに行って現物を見たとき、あまりにも綺麗な品だったので驚いてしまいました。
一式が入ったキャリングケースも別売品で、このケースだけでも、中古とはいえ3000円では手に入らないでしょう。そのケースの中に、カメラ本体をはじめ、すべてのアクセサリーが一度も開かれたことななそうなほど綺麗な説明書と共に入っていました。
どうしてこれが3000円で売りに出されたのか知りませんが、たまにはこんな幸運にも巡り会えるものだと思っています。
以上、今回は、驚きの安値で手に入れたばかりの8ミリビデオカメラ一式をモノ語る動画の紹介でした。
動画の最後に載せておきましたが、撮影には、この年末年始から使い始めたミラーレス一眼カメラのLUMIX DMC-G3に、10倍ズーム・レンズのLUMIX G VARIO HD 14-140MM/F.4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.をつけたものを使っています。