本サイトは、先月9日に二度目となるドメインの変更をしました。それに伴い、サイト周辺の手直しが必要になりました。それが昨日、ようやく一段落しました。
本サイトは1999年10月17日から更新を始めました。その当時も個人が使えるサイト作成のサービスはありましたが、私は一から自分で作ることを選び、初歩を教えてくれる一冊の本で学びました。
その本は今も手元にありますが、HTMLに則ったタグの付け方から覚えていきました。今もその時に覚えたことは役に立っています。

たとえば、見出しをつける時は“hタグ”を使うといった具合です。テキストエディタを私は使いますが、普通のメモ帳でも同じことができます。
たとえば、<h1>大見出し</h1>と記述し、そのファイルをテキストファイルでなく、htmlファイルで保存し、そのファイルをダブルクリックすると、ネット閲覧に使うWebブラウザに、下のように表示されます。
大見出し
<h1>を<h2>や<h3><h4><h5>と数字を大きくするほど見出しの文字サイズが小さくなります。
ほかにも、段落は<p></p>や<div></div>で囲んだりするなどしてサイト用のhtmlファイルを作っていきました。
私はサイト作りを始めて何年もたってから、装飾のためのCSSを覚えました。それまでは、htmlで記述しながら装飾も考えなければならず、サイトの更新も煩雑でした。
また、Webブラウザに表示される段落の幅を調節する目的で<table><tr><td></td></tr></table>も多用しています。
私は3年前の2016年2月にWordPressでの更新に移りましたが、それまで16年4カ月分はhtmlファイルで更新しており、そのファイル群とWordPressでの更新を融合させることに頭を悩ませました。
そして今年の6月、初めてとなる独自ドメインを取得し、その移行に伴う過程で、WordPressで更新した分を全て失ってしまうというアクシデントを引き起こしてしまいました。また、ひと月も経たないうちに別の独自ドメインを取り直すことをし、それまでの間のWordPress更新分を失う失態もありました。
先月9日に二度目のドメインを取得したあと、一度はhtmlで作った旧サイトは表示させないことを考え、レンタルサーバからも削除しました。
しかし、それらをきれいさっぱり削除したことで、本サイトへのアクセスが壊滅状態となりました。そこで、元に戻すことをしています。
その際、WordPressで更新するまで作成したhtmlの表示設定を見直しました。
昔はPCのディスプレイでどう見えるかだけを考えてサイト作りができました。それが今は様変わりしています。スマートフォンが登場したことによってです。今では、スマホでネットを利用する人がPCの人を上回っています。
スマホの小さなディスプレイに収まりきれないサイトは見づらく、敬遠されてしまいます。そこで、完全に対応させるのは難しいとしても、より見やすくしたいと考え、ネットの情報を参考に、幅のサイズを750ピクセルに設定してみました。
その際、大昔に設定に利用した<table>タグすべて消し、CSSでの指定へ変更しました。
CSSの便利なことは、指定した外部ファイルを読み込ませるため、手間が大幅に削減され、その後の訂正も外部ファイルを編集するだけで済むことです。
htmlで作成した分は16年4カ月分もあり、「日々の独り言」コーナー分だけでも修正しなければならないファイル数が4000を超します。それらを手作業でしなければならないとしたら私も放棄したでしょう。
私は“TestSS.net”という無料ソフトを利用させてもらうことで、大量のファイルの置換を実現しました。
私の場合は、CSSに以下のように記述することで、幅の表示サイズが750ピクセルになりました。
width: 750px;
margin: 0 auto;
私がサイトを作り始めた1999年には、その後にスマホが登場し、それでサイトを見るようになることなど想像できませんでした。こうした劇的変化は現在も進行中なのであり、今は想像できない技術が近い将来に登場し、サイト運営者は、その時も時代に合わせた手直しが求められるのかもしれません。