またまた恋しちゃったおじいちゃん

本コーナーで前回は、72歳の老人が主人公の小説について書きました。

松本清張1964年に発表した『筆写』という短編です。今から56年も昔の作品ですから、当時と今では老人の定義も異なるでしょう。

今は少子化によって若年層が減り、人口のピラミッドがアンバランスになっています。そのことで年金制度を維持するのが難しくなりました。それもあって、政府は70歳を過ぎても働くことを推奨しています。ですから今は、70歳過ぎた人でも老人扱いが許されない環境です。

それは別にして、清張の作品で、また、老人が登場する作品に出合いました。『生けるパスカル』という中編集を、Aamzonの電子書籍、Kindle Unlimitedの利用で読みました。

この中編集には、『生けるパスカル』のほかに『六畳の生涯』が収録されています。1冊を2作品で分け合う体裁で、老人が主人公の小説は『六畳の生涯』です。