小説と映画で楽しむ『砂の器』

今週は、松本清張『砂の器』に接しています。

手始めに、小説の『砂の器』を読みました。過去に読んだような記憶もありますが、細部は憶えていません。そこで、Amazonの電子書籍版で読みました。上・下に2巻で、長編です。

本作は、1960年5月17日から1961年4月20日にかけ、読売新聞の夕刊に連載されたものです。清張が51歳の年に連載を始めたことがわかります。清張はデビューが遅かったため、デビューの10年後ぐらいの作品になります。

これまでに映画やドラマになっていますので、あらすじは知っている人が多いでしょう。ということは、誰が犯人であるかも了解していると思いますので、犯人についても書くことになるかもしれません。

小説は2日ほどで読み終え、昨日は、丹波哲郎が今西刑事を演じた1974年制作の映画『砂の器』を、AmazonのPrime Videoで見ました。私はAmazonの有料会員なので、追加料金なしで対象のビデオを見られます。この作品は、2時間22分の作品でした。

小説と映画の『砂の器』を比較しながら、気がついたことを書いていきましょう。