カポーティの『クリスマスの思い出』

昨年の12月、もしかしたらクリスマスの頃、朝日新聞の読者投稿欄「声」に載ったある投稿を思い出します。

保存していませんので、詳しい内容は思い出せません。投稿の主は60歳ぐらいの女性で、地方の町で夫とふたりで暮らしているとあります。子供たちは成長して別のところに住んでいるのでしょう。

夫婦共々家の中で過ごすことが多いらしく、夫は食事が終わると別の部屋へ行き、本を読むなどして過ごすようです。

似たもの夫婦で、妻である女性もひとりでいることが多いようです。いつもと違うことといえば、年に一度行くか行かない旅行ぐらいとありました。

これはこれで、落ち着いた静かな生活といえそうです。女性は年末になり、無性に寂しく感じると書いていました。自分が歳をとってこんな風に感じるようになるとは、若い頃は考えもしなかったと結ばれていました。

ある短編作品に接したことで、こんな投稿があったことを思い出しました。