ストロボで物撮り　プラナー50mm

また、ストロボを使って小物の撮影をしてみました。今回撮ったのは、ヤシカ・コンタックス（ヤシコン）用レンズのカール・ツァイス プラナー50ミリ F1.4です。

このレンズは、フィルムの一眼レフカメラのヤシカ・コンタックス RTSおよびRTS II用に購入したのですから、随分前になります。

今もコンタックスRTS IIは手元にあり、使える状態にあります。しかし、フィルムを装填して撮影することはありません。どうしても必要に感じれば使うかもしれませんが、今のところ、その必要性を感じることがありません。

このフィルムの一眼レフ用に手に入れたレンズを、マウントアダプタを介してデジタルカメラで使えることがわかった時は歓喜したものです。

一番はじめに、このレンズのために使ったカメラは、キヤノンのEOS Kiss X2です。このカメラはエントリークラスのカメラで、搭載されている撮像素子はAPS-Cサイズでした。

2009/04/12 APS－Cと焦点距離の関係

長年フィルムの一眼レフカメラで写真撮影を楽しんできたので、APS-Cは馴染めませんでした。撮像素子のサイズが違っても、レンズの焦点距離が変わるわけではありません。

APS-Cに焦点距離50ミリのレンズをつけても、50ミリは50ミリのままです。それだから、ファインダーに結ばれる被写体の大きさは肉眼に近いままですが、写る範囲が、中心付近を、35ミリフルサイズの1/1.6（これはキヤノンの場合、ニコンなどは1/1.5）にトリミングしたのと同じになり、ファインダーを覗いていても狭苦しく感じました。

そこで、X2を約一年使ったあと、同じキヤノンで、35ミリフルサイズの撮像素子が搭載されたEOS 5Dに乗り換えました。

2010/06/13 単体露出計と「EOS 5D」動画

そのプラナー50ミリを、今は、ソニーのミラーレス一眼カメラのα7 IIで使っています。

このプラナー50mm F1.4をストロボで撮影してみました。ストロボは、ナショナル（パナソニックグループ）のPE-320Sというクリップオン型のストロボです。

今回撮影したのは次の画像です。

キヤノンのEOS 30Dに、レンズはEF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STMを使っています。撮影データは次のとおりです。

• ISO感度：ISO100
• 焦点距離：50mm
• F値：f/8.0
• シャッター速度：1/60ｓ
• ホワイトバランス：オートホワイトバランス

ストロボの位置は、画像にできた影の形でわかるように、レンズの向きに対し、ほぼ正面から光をあたえています。

ストロボの発光部には何もつけず、ストロボを逆に向け、手に持った白い紙に反射させて撮りました。ストロボの発光量はマニュアルで、1/2発光かフル発光のどちらかです。

ホワイトバランスは、「現像」のときに、色温度を5200ケルビン（Ｋ）に変更しました。

今後、本コーナーでプラナー50mm F1.4の画像が必要な時は、京都った画像を使うことにします。