テレビ番組離れがいわれ、ほとんどテレビ番組を見ない人が増えています。
私は地上波の番組はほとんど見ません。見るのは、日曜日の午前中にNHK Eテレで放送される「NHK杯テレビ将棋トーナメント」と、今日から始まった高校野球の中継ぐらいです。
あと、夏の高校野球の地方大会を放送する地方局の放送は地上波で見ます。
あとは、特別気になる番組があれば録画して見ますが、そのほかは見ません。
ニュースとワイドショーは絶対に見ることはありません。高校野球中継の合間にニュースが挟まれそうになったら、それが終わるぐらいまで、NHK BSプレミアムに一時避難するぐらい毛嫌いしています。
「犯罪組織」(NHK以外の表のマスメディアすべて)が垂れ流すフェイクニュースはそれを見る人の脳には害悪です。
私が主にテレビ受像機を利用するのは、NHK BSプレミアムで放送される昔の映画を録画して見ることと、英米で昔に製作されたテレビドラマを録画して見ることです。
今回は、英国で製作されたテレビドラマシリーズの『名探偵ポワロ』と『シャーロック・ホームズの冒険』を見るうえで私が気がついたことを書きます。
このふたつのドラマは、原版の英語の音声が入った版のほかに、日本語に吹き替えた日本語版の2種類があり、どちらかを選んで愉しむことができます。
『シャーロック・ホームズの冒険』はたしか今年になってから始まったので、それに該当しませんが、『名探偵ポワロ』は、昨年のある時期までは、日本語版で楽しんでいたように記憶します。
ところが、ある時を境に、英語版を字幕表示で愉しむことを始めました。
理由は、音声が聴き取りにくくなったからです。それが起きたのは昨年の8月末です。そのときのことは本コーナーで書きました。
8月末の朝、庭でゴミを燃したとき、ゴミの中に竹が入っており、それが弾けて大きな音を立て、その音で耳が「音響外傷」を負い、音が聴こえにくくなったのです。
幸いなことに、治療法が確立されていないとされているその外傷が癒え、今は元通り、聴こえるようになりました。特別の対症はしていません。
ともあれ、このタイミングでテレビの音が聴こえにくくなり、それを補うため、字幕を表示させて録画したドラマを見ることを始めました。
耳の聞こえ方が元通りになったので、日本語版を再び利用するようになりました。しかし、台詞の言葉が聴き取りにくく感じることが増えたように感じました。
全国各地で取材されていますが、取材に答える各地の人々の話が聴き取りにくいです。これは、現地の言葉で話されていることが原因で、音質云々の話とは別になります。
これはこれで、それぞれの土地が持つ味のようなものになるわけですけれど。
そのため、また、字幕表示をさせたりしました。
そうこうする昨日、テレビの音声設定を見直してみました。
私が使っているテレビはシャープ製で、ブルーレイディスク(BD)レコーダーが内蔵されており、直接BDディスクに番組が録画できる機能を持っていました。
しかし、このレコーダーが実にデリケートで、ディスクが読み取られなくなるなどの障害が起き、今は、テレビに内蔵されたレコーダーは利用せず、代わりに、外付けのパナソニック製のハードディスクドライブに番組を録画しています。
外付けのレコーダーには専用のリモートコントロール(リモコン)がつき、レコーダーには別のテレビチューナーが搭載されています。
そんなわけで、レコーダーでテレビ番組を受信できるため、レコーダーのテレビチューナーでばかり番組を楽しむようになりました。
そのため、テレビのリモコンは使わなくなり、設定はレコーダーの設定でするようになりました。
レコーダーのリモコンでも音質の設定を変更でき、それを使って、聴こえやすい設定を試みたりしました。しかし、あくまでもレコーダーに搭載されている音質の設定だったためか、なかなか聴き取りやすくはなりませんでした。
それを昨日になって、見直しました。
テレビ本体の音質設定を、多少時間をかけてやり直してみました。
すると、見違えるほど(聴き違えるほど?)聴き取りやすくなりました。やはり、テレビ本体の設定を換えなければ、自分が求めるような再生環境は得られないということでしょう。
ともあれ、その設定をしたことで、字幕に頼らずにドラマを愉しめる環境になりました。