今夏の日本列島は異常な暑さに見舞われています。
私が子供の頃は、30度を超える日はめったになかったような記憶があります。実は30度を超える日が続いたのに、子供だったから気温に関心がなく、それに気がつかなっただけなのでしょうか。
今年の夏を迎える前、エルニーニョ現象(エルニーニョ・南方振動)が発生したとの報道を見かけました。
通常、これが発生すると、日本付近は冷夏になるとされているため、過ごしやすい夏になってくれるのか、と期待を持ちました。
ところが、関東南部でも、7月中から30度越えは当たり前。内陸部では40度に迫るような猛暑となっています。
本日の朝日新聞に、「10月まで暑さ続きそう」の見出しで、発表になったばかりの3カ月予報を記事で取り上げています。
この記事の中、エルニーニョ現象が発生しながら、冷夏にならず、逆に猛烈な暑さになっている理由が書かれています。
今年の場合は、フィリピン付近で積乱雲の発生を増す「正のインド洋ダイポールモード現象」の発生などが重なっていることが原因し、日本付近が高温となっているということです。
そのせいでしょうか。関東は梅雨らしい梅雨がないまま、22日に関東甲信で梅雨が明けた模様と発表がありました。
新コロウイルスとやらに「感染」することが騒がれましたが、問題のウイルスは未だに存在が証明されていません。問題のウイルスが存在しないのであれば、それに「感染」するのは理論上あり得ないことになります。
それに似て、今年の関東は、梅雨の状態にほぼならなかったのですから、それが「明けた」といわれても、合点できない気分になります。
ともあれ、異常な高温は多方面に影響を与えます。
今週月曜日、東京を走る山手線が、始発から、内回りと外回りがともに運転できなくなり、多大な影響が出ました。
原因は、大崎駅の信号を整備する装置の不具合でしたが、異常な暑さの影響はなかった(?)のでしょうか。
ここからは、暑さが影響したのかもしれない、個人的な話です。
私は毎日同じような生活をしており、朝は午前3時頃に起きます。午後6時過ぎに眠るまで、PCのスイッチを入れたままにしておき、必要になると使います。
本日も起きてPCのスイッチを入れました。そのあと、PCを使っていたところ、動作が異常に重くなりました。ネットのページを読み込むのにも時間がかかるといった状態です。
そうこうするうちに、ディスプレイが青一色になる、いわゆるブルースクリーンが現れ、「デバイスに問題が発生したので、原因を収集しています」といったようなアナウンス文字が現れ、それが読み終わらないうちにPCがシャットダウンしました。
このような経験は、PCを使い始めた1999年からしばらくは珍しくありませんでしたが、最近はほとんどありません。ちなみに、私が使っているのは、自分でパーツを選んで組んだ、いわゆる自作PCです。
PCの電源が切れたので、入れ直してみました。今度は、比較的、軽快に起動したように感じました。しかし、しばらくすると、同じような状態になり、PCの電源が自動で切れました。
その切れる寸前、PCの頭脳ともいえるCPUが異常な高温になっている旨の注意書きが見られました。
そこで、再び起動すると、UEFIの画面が現れ、CPUの温度が90度を超えているのがわかりました。
それが原因らしいことがわかったので、CPUとCPUの熱を逃がすためのファンとの接触部分に、接触を強めるために塗るグリスを塗り直してみることにしました。
グリスのつけ方も人それぞれでしょう。ネットの動画共有サイトのYouTubeで関連動画を見ると、CPU全体にグリスを塗り、ヘラで伸ばす人がいたりします。
私は自分でPCを組み立て始めたとき、その解説にあったように、米粒ひとつ分ぐらいのグリスをつけるようにしています。
グリスを塗り直すため、CPUを冷却するためのファンを取り外しましたが、ファンがしっかり取り付けられていないように感じました。
これを外すのは久しぶりです。長いことファンが高速で回転したことなどで、少し緩んでいたのかもしれません。ということは、この緩みで、CPUが十分に冷却ができていなかった可能性があります。
グリスを塗り直してPCを起動させると、CPUの温度は30度程度でした。
今回私が体験したことも、今夏の異常な高温のせいにできなくもありません。