撮って出し動画撮影環境の実現

プログラムオートにしたビデオカメラで動画を撮るように、ミラーレス一眼カメラで動画を撮れたら、といろいろ試し、どうやらその設定環境をやっと手に入れることができました。

もっとも、これは、私のような動画の素人が、趣味で動画を撮る場合に限った設定です。

しかも、Logで撮影し、動画編集ソフトのDaVinci Resolve Studioでカラーコレクション(カラコレ)をすることが前提ですが、これも同じ設定をどの動画にも機械式に当てはめるだけですから、手間はかかりません。

これで、ビデオカメラで撮ったのとは一味違う、と素人の私には思える映像が、オートで撮影できます。

今の段階では、部屋の中で撮って確認しただけですので、晴れた日の日中に撮影したらどんな結果になるかはまだ確かめていません。

今日、晴れてきたら外で撮影してみて、どのくらい使えるか、それとも使えないか、確かめるのが楽しみです。

私が使うミラーレスは、ソニーα7 IIで、使うレンズは、ソニー純正の10倍ズームレンズ”FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS SEL24240”です。

ソニーのα7 IIに10倍ズームレンズのFE 24-240mm F3.5-6.3 OSS SEL24240

ISO感度シャッター速度、レンズのF値はすべてオートのまま使います。

動画撮影の場合は、あるべきシャッター速度を得るためNDフィルターが必要になりますが、それをつけると色合いがおかしくなるため、シャッター速度の問題には目をつぶり、どんなシャッター速度になっても良いことにします。

フォーカスもオートです。この設定で、気の向くままカメラを向け、動画を撮影するだけです。

動画の形式はLogです。私が使うα7 IIでは、ソニー S-Log2を使うことになります。

撮り終わった動画は、DaVinci Resolve Studioに取り込み、カラコレをしなければなりませんが、すでに書いたように、これもオートマチックで、私がすることは、その設定のためのノードを、どの動画にも同じように、設定するだけです。

一応、ビデオ映像とは違い、少しでもフィルムで撮影したように見せるためのエフェクトを当てますが、これも、はじめに設定したものをすべてに当てはめるだけですから、オートメーション化されています。

今のところは、カラーグレーディング(カラグレ)は考えていません。何か特別の色合いが欲しくなれば、そのときは考えましょう。

なお、具体的なカラコレおよびフィルターの設定の仕方は、自分なりに多少アレンジしましたので、これは「企業秘密」というわけではありませんが、公表することは致しませんので、ご了承ください。

あとは、自分の気持ちが赴くままにカメラをぶん回し、長回しするだけです。見てくれは気にしません。自分が楽しむだけの動画であれば、どんなものでもいいでしょう。

私のことですから、すぐにまた考えが変わるかもしれません。しかし、変わらないうちは、この設定で動画撮影とカラコレ後の動画を、自分独りで愉しむことにします。


一旦更新を終えたあと、別の考えが浮かびました。別のガンマに設定してみたらどうか、と。

更新の中で書いたのは、私が使うα7 IIでLog撮影するときの[S-Log2]ガンマを用いた例です。他のガンマも使え、ガンマごとに、最低ISO感度が異なります。

ガンマを比べると、α7 IIでは、[Cine1]ガンマが一番低く、ISO200から使えます。ということは、[S-Log2]のISO1600より3段低い感度から使えることになり、日中、外で撮る時も有利になります。

このガンマで、あとはこのページで書いたように、オートで試し撮りしてみました。

問題はそのあとです。撮影はできても、すでに設定したDaVinci Resolve Studioで、ほぼオートのカラコレができなければ何もならないからです。

試してみると、不思議なことに、LogではないCineでも同じように使えることがわかりました。ということで、今後は[Cine1]ガンマによるオート撮影をしばらく試してみることにします。

これであれば、すでに書いたように、ISO感度を低いところから始められますので、その分、シャッター速度が必要以上に速くなることを防げます。

どこまで行っても素人の遊びですが、これはこれで、私にとっては楽しい遊びです。

陽射しが感じられるようになって来ましたので、あとで、外に出て試し撮りしてみましょう。と思ったら、また雲が出てしまいました。

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