今日はほんの思いつき(いつも思いつきですけれどf(^_^;))、DVについて書いてみたいと思います。
で、この場合のDVとはデジタル・ビデオのこと、、、ではありません。「ドメスティック・ヴァイオレンス(Domestic Violence)」のことです。
DV。最近よく言葉だけは見聞きするのですが、恥ずかしながら、 私自身は意味を良く知らなかったので、ちょっとばかり辞書を引いてみました。直訳すれば、「家庭内暴力」といった意味でしょうかね。
最近、男女間の主に男性から女性(この逆のケースもあるのでしょうか?)に対する暴力が問題になっています。もっとも、問題になったのは最近かもしれませんが、そうした暴力行為自体は、閉じた空間で行われるという性格上、これまでも行われていたものの表沙汰にならなかっただけかもしれませんが。
先日の『クローズアップ現代』(NHK総合/月曜~木曜19:30~19:56)でも取り上げられ、私もたまたまその放送を見ました。
番組内では、実際に妻に対して長期間に渡って暴力を振るってしまったという男性のケースが2つほど紹介されていました。先ほども書きましたが、現代の核家族という環境では、夫婦のいざこざを止めに入る人間が家庭内にいません。結果、夫の妻に対する暴力は歯止めを失い、エスカレートしやすいという性格を持ちやすくなります。
番組で紹介された2つのケースとも、その原因はいずれも些細なことばかりでした。私自身は未婚で、すなわち妻がいない(未婚で妻だけいたらコワい?(^.^;)のでもう一つ実感を伴って考えられないのですが、やはり、男性たるもの、ちょっとしたことで妻に手が出てしまうものなのでしょうか?
また、妻の立場からすれば、いくら最近の女性は強くなったとはいってもやはりそこは女性で、体力的に不利なことに変わりはありません。そんな体力的には優位な立場の男性から日常的に“密室”で暴力を振るわれ続けることは恐怖以外の何ものでもないでしょう。
さらに、当事者二人が恋愛期間であったなら簡単に別れることもできるのでしょうが、ひとたび結婚という契約を交わしてしまうと、おいそれと離婚することもできなくなってしまうのかもしれません。
これはラジオで耳にした話なのですが、そのように「暴力行為に出てしまう人というのは、他人ひととのコミュニケーション、特に言葉のコミュニケーションにおいて未成熟である」というようなことを話されていました。
うろ覚えなので正確にはどのようないい方だったか自信が持てないないのですが、私の記憶の範囲内でもう少しその点を補足しますと、人間と他の動物との一番大きな違いは、「言葉を遣ってのコミュニケーション」である、とのことです。それはそうですね。馬同士が言葉を遣ってコミュニケーションをしている場面に出くわしたことはありません(^_^;
で、この場合の言葉のコミュニケーションですが、難しく考えることはないのだそうです。それは、上手な言葉遣いをする、という意味ではないからです。
一例を挙げますと、誰かがあなたを傷つけるようなことをいったと仮定しましょう。そのとき、あなたがそれを不快に感じたのなら、ハッキリと自分の言葉で自分の不快な感情を相手に伝えることが大切なのだそうです。どんな表現でも構いません。「どうしてそんなこというの!?」でも「そんないい方をしないで!」でも何でもいいでしょう。
日本人の、マイナスの意味での美意識というものが邪魔をするのか、自分が不快な思いをさせられてもそれを相手にぶつけずに、自分の中にため込んでその場を穏便に済ます、ということが往々にしてあります。しかし、それは良くない、というわけです。それが積もり積もった結果が暴力という原始的な行為となって相手に向かうことがある、というのですから。
あれはいつでしたか、数学者で大道芸人でもあるピーター・フランクルさんもラジオで同じニュアンスのことを話されていました。
彼はハンガリーの出身だそうで、世界各地を放浪した末、日本に住み着き、「このまま日本に骨を埋めたい」というほど日本に惚れ込んでいるそうです。そんな彼が敢えて日本人に苦言を呈するとすれば、それは「日本人の意見表明意識の希薄さ」であるそうです。
日本人は、もっと自分の意見をハッキリというべきです。それが必要だと思いますね。とにかく自分の考えがあったらまずいっていみる。最近であれば、インターネットで自分のいいたいことを書いてみるのもいいでしょう。で、そうやって自分の意見をいうことによって、時には、自分の考え方が間違っていたかなぁ、と気づくこともあるかもしれません。ついでにいえば、間違うことは恥ではありません。ですから、日本人の皆さん、もっと自分の意見をいいましょう。
こんな感じだったかな? 多分に私の脚色が入っていますね。違っていたらごめんなさい、ピーターさん。いずれにしても、現在カップルの人がいたら、手を出すのではなく、お互いもっと口を出しましょう。とにかく、自分の思ったことを臆せず相手にぶつけてみる。そうやって言葉のキャッチボールをしていれば、自分の中に不完全燃焼な感情をため込まずに済むのですから。
ですが、、、私の場合はそれ以前に、言葉のキャッチボールをしてくれる相手を見つけないとね。そんなわけで、「誰か物好きな人がいたら相手になって。なってくれないと殴るゾ(`ε´) 」てそれが一番いけないと今書いたばかりだったf(^_^;)