NHK新会長に好印象を持つ

NHK会長・上田良一氏の任期は来月24日で満了となります。少し前までは、上田氏が2期目も続投するものと誰もが見ていたようです。

それがにわかに慌ただしくなり、みずほフィナンシャルグループ名誉顧問の前田晃伸氏へNHK会長職をバトンタッチすることが決められました。

この急展開の人事の裏には、安倍政権(安倍内閣)の意向が強く働いたと目されています。私もその線を疑っています。

日本は安倍一強の独裁国家のようになり、誰も安倍晋三首相に逆らえない構造となりました。NHKはとうに安倍首相の軍門に下りました。

節目の記者会見を安倍首相が開けば、それを受けたNHKのスタジオには、安倍首相の広報官然としたNHK解説委員の岩田明子氏が必ず登場し、我が物顔で安倍首相の功績だけを声高に伝えるありさまです。

このNHKの報道が、ここへ来て少しばかり安倍政権に刃向かう動きを見せました。たとえば、安倍首相への忖度の場となった「桜を見る会」疑惑をNHKが報じたりしています。