今週火曜日(10月31日)の本コーナーで、ユーザーをブロックするネットの動画共有サイトYouTubeへの不満を書きました。
私は動画好きということもあり、YouTubeは毎日利用しています。そのYouTubeへはアクセスできるのですが、10月31日朝から、動画を再生させようとすると、次のような画面が表示されて、動画の再生をブロックされるようになりました。
私はこれまで、YouTubeの広告は見たことがありません。今は、Braveというウェブブラウザを使っています。このブラウザは、ネットの広告を削除してくれる機能が強力です。
具体的には、拡張機能に広告をブロックするためのAdblock Plusがあり、それがYouTubeの広告もブロックしていることになります。
これまでは、広告を表示させなくてもYouTube動画を見ることができたのに、今月末から広告をブロックすることにYouTubeが対抗策を強め始めました。
その結果、10月31日に、広告なしの動画再生を不能にする手段に出てきました。
YouTubeに上がっている動画の中で、どうしても見たい動画があります。海外で作られた動画にそれが当てはまるものが多いです。それがPCで見られないのはそれはそれで不便です。
私が好んで見る海外の配信者の動画は、成熟した大人が作った動画に感じられることが多いです。日本では、ある程度の年齢に達した人も、幼稚に感じられます。
日本社会の成熟度が足りないともいえましょうか。
ともあれ、そんなわけで、本日、別のルートでYouTubeにアクセスしてみました。テレビ番組を見るためのテレビ受像機(テレビ)でYouTubeを見てみようというわけです。
私はAmazonのFire TV Stickの第2世代モデルを使っています。普段はあまりこれを使うことがないのですが、これを使ってYouTubeにアクセスを試みました。
Fire TVはWi-Fiでネットにつながる小さなPCのようなものです。それを介し、YouTubeを見てみようと考えたのです。これまで、テレビでYouTubeを見たことはありませんでした。
YouTubeに手軽にアクセスできる無料のアプリがあり、それをインストールしました。また、私はYouTubeのアカウントを持つため、それも適用しました。
YouTubeのプラットフォームはよく設計されていることを実感しました。テレビでもYouTubeを楽しむことができたという以上に、ユーザビリティが優れていると感じました。
私が使うFire TVのリモコンは、今のモデルのリモコンに比べたら使い勝手が良くないでしょう。それでも、PCで見るよりも快適に見られるのでは、と感じるほどです。
私のテレビはモニタサイズが大きくなく、26インチ(だったたかな?)程度です。それでも、その画面いっぱいにYouTube動画が再生され、PCはもちろんのこと、タブレットPCのモニタで見るのとは大違いです。
音の良さも感じました。テレビ番組を見る時と同じボリュームで見始めましたが、テレビ番組の音よりも聴きやすく感じました。
これであれば、Fire TVを介してYouTubeに接した方が良さそうに思うほどです。
肝心のYouTubeの広告は表示されました。しかし、始まってすぐにスキップでき、広告はほとんど見ずに済みます。
この体験のあと、PCでYouTubeを見る時も、広告が始まったらスキップすればいいと考え、YouTubeにアクセスした時だけ、広告をブロックしない設定をしました。
そのあと、PCでYouTube動画を見て広告がどのように表示されるか確かめるため、動画をひとつ見てみました。
これが不思議なのですが、広告ブロックを外したのに、今のところだけなのか、動画の始めも、途中も、終わりも広告が一切表示されません。
今までと何も変わりません。
PCで見るYouTube動画にいつから広告がつくようになるのか、今のところはわかりません。それがつくようになったら、また、本コーナーで取り上げることにしましょう。
それは別にして、Fire TVを介してテレビでYouTubeを楽しめることがわかったのが今回の大きな収穫です。
最新のFire TVに買い替えたら、リモコンも進歩しているようですから、より快適に見られるのでは、と考え始めています。
やはり、映像というものは、できるだけ大きなモニタやスクリーンで見るべきだと感じました。大きな画面で見ると、同じ動画が別のものに見えたりします。
先ほど、次の動画を見ました。
これをPCや、ましてはタブレットPCのモニタで見たら、途中で見ることを止めてしまったかもしれません。テレビのモニタで見たら、最後まで飛ばすことなく、見てしまいました。
本動画の場合は、始めや途中、最後に動画が一度も出てこなかったように思います。これは、どういうわけでしょうね。