サティ:ジムノペディ 第1番(ミシェル・ルグラン)

リクエストカード(200)

本格的な春を前に「スウィートな調べ」で募集宛てです。お気に召しましたらよろしくお願いします。▼さて、先週(20日)の放送を聴いていましたら、思いがけずフィリッパ・ジョルダーノの歌声を楽しむことができ、ならばこんな甘いメロディはいかがでしょう、とリクエストしてみます。私はピアノの演奏者にミシェル・ルグランを選んでいますが、たまたま私が持っているアルバムからリクエストしたまでですので、もちろん他の演奏者でも一向に構いません。▼これはよく知られた曲ですよね。ピアノで奏でられるメロディに耳を澄ましていますと、何ともいえない、くつろいだ気分になってきます。作曲されたのは19世紀末(1888年)。サティ21歳の時だそうですね。直接の関係はありませんが、19世紀末のフランスということでいえば、その時代に生きた孤高の画家、ギュスターヴ・モローを私は思い出します。▼私は何も知らず、「甘い調べだなぁ」とのんびり聴くだけです。ただ、この1曲目には「ゆっくりと苦しみをもって」とあるのだそうで、耳から受けるイメージとは別の想いがこの曲(ジムノペディ)には込められているのかな?

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