今のテレビ界を象徴する漫画家の死

漫画の神様といわれた手塚治虫19281989)が、テレビアニメを嫌っていたことはご存知でしょうか? たしか、そういう態度であったと記憶しています。

日本のテレビアニメが手塚の「鉄腕アトム」で始まったことを思うと、逆のような気もするかもしれません。しかし、手塚はテレビアニメを嫌っていたのです。

理由は何となく理解できます。

日本のアニメの長寿番組に「サザエさん」があります。これも、作者の長谷川町子19201992)はどんな風な思いを持っていたでしょう。

原作とテレビアニメは似て非なるものです。

長谷川町子が残した「サザエさん」の原作が4コマ漫画であることを知る若い「サザエさん」ファンはどのくらいいるでしょうか? 私は「サザエさん」のテレビアニメは見ないのでわかりませんが、ほとんどは、原作にはないことが描かれているのではありませんか?

なくなられては困る物

時が移ると、昔は手に入った物が手に入らなくなることがあります。私は昔、油絵具でそれを経験しました。

油絵具を使う人は、それぞれで、必要な絵具の色は違うでしょう。

油絵具のパレット

私は肌の色を作るのに使う、土が原料のある絵具を昔使っていました。それは、フランスの画材メーカー、ルフラン&ブルジョアの「フレッシュ・オーカー」という赤系統の絵具です。

この絵具が、作られなくなったのか、日本に入って来なくなりました。

私が考える天才の条件は二つ

あなたは、「天才」と聞いてどんなことや人をイメージしますか?

朝日新聞は、新年幕開けの紙面に、「天才」を巡る考え方をたしか六回にわたって取り上げました。

その最終回に、同時代を生きる天才として、大谷翔平選手(1994~)と藤井聡太八冠(2002~)を挙げ、書評家の渡辺祐真氏(1992~)が次のような考えを示しています。

大谷翔平選手や藤井聡太八冠がこれだけ人気を集めているのは、能力だけでなく人格も優れているから。いまは両方がそろって初めて天才だと認められる。

渡辺氏のこの指摘に、私は首を傾げました。私が定義する天才像からかけ離れているからです。

私は昔から、奇人や変人、天才に惹かれてきました。本サイトは、1999年10月17日に始め、今に続いていますが、本コーナーでは、そのときどきに私が着目したそんな人たちについて書いています。

カンヴァスを張りました

昨日、久しぶりにカンヴァスを木枠に張りました。昨日張ったのは、F4号(33.4×24.2㎝)の小さいものです。

同じ昨日、描きかけだった『自画像』に加筆し、完成としました。

私はこれまで、途中まで描いては、描くのを途中で止め、別の絵を描き始めることがよくありました。

複数を同時期に描きながら、どれも途中で気に入らなくなり、描くのをそのままやめてしまうことが多くありました。

それが、今月だけで、昨日描き上げた一枚を含め、四枚を完成させました。

そうなった理由は、生乾きの上に絵具をのせ、アラプリマで短時間に描き上げてしまうようにしたことです。もうひとつは、どれも描くサイズが小さかったことです。

油絵具の扱いが数段上達?

このところは、油絵具に接する時間が多いです。今日も描きかけの絵に加筆しました。

これは自己満足に近いと思いますが、ここ一カ月ほどで、絵具の扱い方が数段上達したように感じています。

今日加筆したのは自画像です。鏡に映る自分の顔をモデルとするため、いつでも好きな時に、モデルに使えます。

今回は、サムホール(SM)のサイズ(22.7×15.8㎝)の厚紙のボードに描いています。ジェッソで下塗りをしなかったため、はじめに絵具をつけたときは、絵具の伸びが悪く、失敗したと考えました。

はじめは、二、三時間で、アラプリマで仕上げるつもりでした。しかし、一日目がそんな調子だったため、予定を変更し、これまで通り、乾かしながら、何度も筆を入れる描き方に換えました。

描き方は変わっても、絵具の扱いは、自分でも満足できるような状態となっています。

油絵具は、混色をすればするほど、発色が鈍くなります。彩度が落ちるということです。特に、ホワイトを多く使うと、彩度はあっという間に落ちてしまいます。

ダ・ヴィンチのような油彩画は好きですか?

YouTubeには、さまざまな分野の動画があり、専門的なものも少なくありません。

たとえば、油絵具の扱い方についての動画にどんなものがあるか、”oil painting”で検索をかけると、油絵具を使って描く様子が動画になったものが紹介ページに表示されます。

しかし、人物を描く動画は、満足できるものがありません。

私はそれを実際には再生させていませんが、写真そのままの顔を油絵具で描く動画あり、3年前に投稿されたその動画の再生回数が650万と表示されています。

その数字を見て、自分で絵を描かない人や、鑑賞するだけの人は、このような動画を見て満足するものなのか、と考えました。

実際に見ていないので想像ですが、肌を滑らかに表現してしまったら、油絵具が持つ物質的な魅力をほとんど捨ててしまったのと同じと私は考えます。

油絵具をアラプリマで使って新境地

前回の本コーナーでは、レンブラント16061669)の晩年の傑作、ユダヤの花嫁1665)の男性部分頭部を、アクリル絵具で模写したことを書きました。

その中で、同じことを油絵具でやることを考えていると書きました。そうは書きつつも、内心では、油絵具でそれをするのは難しいだろう、と正直考えていました。

「案ずるより産むが易し」です。

私は、アクリル絵具で描いた翌日になる昨日(3日)、早速それを試しました。

油絵具を使って絵を描く人も、アラプリマで描く人はどれほどいるでしょうか? 私も昔から油絵具を使ってきましたが、これまで、アラプリマのように描いたことはありません。

理由は、アクリル絵具などと違い、油絵具は、濡れた絵具の上に新しい絵具をのせるのが、慣れないと難しいため、絵具を「泥沼」のようにしかねないと考えなくもなかったからです。

それでも、物は試しと、それを試しました。その結果、非常に得るものがありました。油絵具を使った表現方法に「新境地」を得た気分と書いても決して大げさにはなりません。

アクリル絵具でアラプリマ

昨日、一日で絵を一枚描きはじめ、描き終えました。油絵具の場合は、ゴッホ18531890)のように、アラプリマで描かない限り、一日で仕上げまでもっていくのは困難です。

私も次にはアラプリマで油絵具を扱い、小さな絵であれば、一日で描き切ることができるか「実験」しようと考えています。

私が今回使ったのはアクリル絵具です。

この絵具は、顔料染料がアクリル樹脂で練られており、水で溶いて使えます。水分の蒸発と共に、塗られた絵具が乾く速乾性です。水で溶いて塗られた絵具は、乾くと絵具に解けない性質を持ちます。

私は、NHK-FMのリクエスト番組「サンセットパーク」19982011)(この名称になる前は「夕べのひととき」、東京のみは「夕べの広場」)宛に、1983年から、番組が終了した2011年3月末までリクエストカードを出しました。

終盤には、FAXでリクエストできるようになり、最後はネット経由でもリクエストできるようになりました。それ以前は、郵便はがきでリクエストするよりほかりませんでした。

そのハガキに私は、アクリル絵具で絵を描いてリクエストしました。その数はどれぐらいになるでしょう。相当の枚数になると思います。

モデルがいないかもしれない人物画

17世紀のオランダの画家、レンブラント16061669)が残した作品を借りて、油絵具の扱い方の「研究」をしています。

Raiders of the Lost Art | Season 2: Ep. 3 | The Many Faces of Rembrandt | Free Documentary History

私の手元には、『巨匠の絵画技法 レンブラント』という技法の手引きとなる本があります。これを購入したのはずいぶん前です。私は購入したものに日付を残す癖があります。この本には【1990.12.27】の日付が残っています。

『巨匠の絵画技法 レンブラント』に残る購入日

以来今まで、30年以上、この本は繰り返し開いて見ています。同じシリーズで、ほかの画家の本も5、6冊ほど持っているはずです。

この本ではレンブラントの初期から晩年までの作品を描いた順に取り上げ、レンブラントがどのように油絵具を使っているか、解説しています。