光を見て光を魅力的に捉えるのが基本 写真も動画も

写真にしろ動画にしろ、基の素材が良くなければ、良い結果は生まれません。

動画共有サイトが認知されたことで、動画制作に興味を持つ人が飛躍的に増えた印象です。この傾向に拍車をかけているのは、それ以前であれば、動画の撮影に使われていたビデオカメラに代わり、動画を撮影できるデジタル一眼カメラ(デジ一)が登場したことです。

この傾向が強まる以前、テレビ局で使われる業務用のビデオカメラであっても、映像を記録する撮像素子は、特別大きなものではありませんでした。そんなカメラを使って撮影された動画であっても、何も問題なく、テレビで放送され、何の不満もなく人々はそれを見ていました。

それが、デジ一で動画が撮影できるようになったことで、それに使われる撮像素子の大きさが一気に大きくなりました。

YouTuberはテレビタレントの劣化版

動画共有サイトのYouTubeを知る人は多いでしょう。では、同じようなサービスを提供するVimeoはどの程度知られ、実際にどのくらいの人がそこへ作品を上げたり、上げられた作品を見ているでしょうか。

VimeoはYouTubeに比べて認知度は低く、それを能動的に利用する人も少ないでしょう。しかし、両者を質の点で比較しますと、Vimeoの方が明らかに上です。

暇つぶしに見るのであればYouTubeでもいいでしょうが、じっくりと「作品」を見たいのであれば、断然、Vimeoをお勧めします。

YouTubeはGoogleに買収されたことで世界的に利用され、知られることになりましたが、それが若者によって作られたきっかけは、無名の個人が、自分たちで作った動画を手軽に共有したいという思いからです。

その志のままでサービスが提供されていったら良かったのですが、Googleが金儲けに利用し始め、おかしな方向へ行ってしまいました。