照ノ富士の復活Vに思う

この日曜日(2日)、大相撲7月場所が幕を閉じました。私は、結果だけを翌日の新聞で知るだけでしたが、照ノ富士春雄関には密かに注目していました。

その照ノ富士関が千秋楽に勝ち、優勝決定戦を待たずに優勝に輝きました。

翌日の新聞各紙は、照ノ富士関の優勝を「復活V」といった形で報じています。

家では朝日新聞ほか、日経、産経、地方紙の4紙をとっていますが、同様に報じる紙面を流し読みし、本質に迫れない新聞の限界を感じました。

Fuse

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恋する男を描く作品とも読める清張の長編

同じような作家の作品を代わる代わる読んでいます。今回は、松本清張の長編小説を読みました。

1959年5月から1960年8月まで、北海道新聞および中部日本新聞(中日新聞)、西日本新聞に連載された(北海道新聞は、5月22日から翌年8月7日までの夕刊)『黄色い風土』です。連載時は『黒い風土』だったそうです。

清張が『或る「小倉日記」伝』芥川賞を受賞したのは1953年です。清張は1909年生まれのため、その時点で44歳になっています。遅いスタートといえます。

清張が『ゼロの焦点』を書いたのが1958年ですから、その翌年の執筆になり、清張初期の作品になります。

新聞に1年2カ月強連載した作品であるため長く、読み終わるまで3日ほど要しました。