ウディ・アレンの過去に恋した男の話

映画を見る楽しみ、そして作る楽しみのひとつは、現実を超越できることでしょう。

人それぞれで強弱はありますが、基本的に人間というものは夢見がちです。その傾向が強い人は何かを作る仕事を選び、それが失敗に終わったとしても、人生を謳歌します。

映画監督はピンからキリまでで、超現実的な映画を作る監督がいるかと思えば、あり得ない世界を描くことに喜びを感じる人がいます。昨日見た映画の監督は、後者の監督です。

これから書くのは、ウディ・アレンが脚本を書き、監督した『ミッドナイト・イン・パリ』という映画のことです。今週の火曜日25日にNHKBSプレミアムで放送されたのを録画し、昨日見ました。