前回の続きで、大問題のわりにはマスメディアで大きく取り上げられず、それだからネットの掲示板でもスレッド自体がほとんど見当たらない「子宮頸がんワクチンヒトパピローマウイルスワクチン(HPV)」について取り上げます。
2009年10月に我が国で承認したHPVワクチンがグラスコ・スミスクライン(GSK)社の「サーバリックス」で、これはHPVの16型と18型の予防に効果があると謳われました。
日本国内では、それに2年遅れて承認されたのがメルク・アンド・カンパニー(MSD)の「ガーダシル」で、こちらは16型と18型に加え、6型と11型にも効果があるとされました。
ところが、承認作業の過程でどこまで検討されたのかわかりませんが、この2つのワクチン接種に、国が年間300億円ほどもかけるまでの予防効果がないことが指摘されました。それどころか、この接種を受けたことで中には重篤な副反応に苦しめられている患者とその親御さんが多数いることが明らかになりました。