誰も知らない自分の別の顔

人には寿命がありますが、それが病死も含めた自然死であれば、当人であっても自分の命が尽きる時期を正確に見通すことはできません。

徐々に体調が悪くなり、自分が長患いすることの予想がつけば、体が動くうちに、自分の持ち物で必要がない物を処分することができます。

全ての人がそうだとはいいませんが、家族であっても、目に触れては困る物を隠し持っていたりするものです。

それが自分にとって不名誉な物であれば、どうせ死んでしまうのだから、死んだあとにどう思われようと関係ない、と口ではいいながら、自分の亡きあとを想像し、できることなら、死ぬ前に処分できるものは処分したい心理が働きます。