ペチカ(宗次郎)

リクエストカード(311)

種村さん、こんにちは。今回は寒い日が続く季節に「温もりのインストゥルメンタル」の回宛てです。▼今年の冬は、日本海側で大雪になっているそうですね。太平洋側の関東平野は晴天続きですが、寒中に入り、寒さが厳しくなってきました。こんな時期は、暖かくした部屋で過ごしたいです。▼リクエストした『ペチカ』は、北原白秋の詞に山田耕筰が曲をつけた童謡です。聴いていますと、赤々と燃える暖かな火の色が目に浮かぶようです。▼ところでこのペチカですが、種村さんはどんなものかご存じですか? 私は暖炉のようなものをイメージしていたのですが、厳密にいうと違うらしいですね。▼これは北欧やロシアで発達した暖房設備だそうです。向こうの家は壁がレンガなどでできています。それを利用し、壁の間(?)に煙の通り道を造り、そこに暖かい煙を通すことで部屋全体を暖めるのだそうです。ロシア語では「ペイチ」といい、その愛称形が「ペイチカ」になるそうです。日本ではそれほど普及しなかったと思いますが、ペチカのある家では、外がマイナス20℃の日も、室内は半袖でいられるほど暖かいそうです。雪の降る夜は楽しいペイチカ♪

ラデツキー行進曲(ヘルベルト・フォン・カラヤン|ウィーンフィル・ハーモニー管弦楽団)

リクエストカード(310)

種村さん、明けましておめでとうございます。新年最初のリクエストは「新年に聴きたいインストゥルメンタル」宛てです。今年もよろしくお願いします。▼種村さんはどのようなお正月を過ごされたでしょう。私は特別変わったこともなく、淡々と過ごしていました。あ゛、雑煮は食べました(^Q^) これが正月らしいといえばらしいこと、かな?▼そんなσ(^_^)私が年の初めに楽しみにしているのは、元日の夜にウィーンから届けられる「ニューイヤーコンサート」をテレビで観ることです。今年も観ました。聴きました。オーストリアと日本は時差が8時間(←だったかな?)あるそうで、向こうで午前11時頃に始まるコンサートを、日本では夜に愉しむことになります。今年の指揮者はオーストリア生まれのフランツ・ウェルザー=メスト。気負うことなく、しなやかに指揮棒を振っていた印象(?)です。リクエスト曲は、そのコンサートの最後に必ず演奏される曲で、観客全員がひとつになって手拍子をします。今年の「サンセット・パーク」も、「ブラボー!」の声と拍手が絶えないような番組にしましょうね(^ー^)ノ

A Night In New York(エルボウ・ボーンズ&ザ・ラケッティアーズ)

リクエストカード(309)

種村さん、こんにちは。今回は「クリスマス・ソング特集」宛てのリクエストになります。前回(6日)の放送宛てにフライング気味にクリスマス・ソングをリクエストし、かけてもらっていますので、今回は純粋なクリスマス・ソング(?)ではなく、クリスマス・シーズンに似合いそうな曲を選んでみました。▼クリスマスでイメージするのはどんな色ですか? 私がまず思い浮かんだのは、サンタさんが着ている防寒対策バッチリの暖かそうな服の赤です。そして、ツリーやリースの緑。ほかには、ホワイト・クリスマスを盛り上げてくれる雪の白もありました。あ、そうそう。子供たちへのプレゼントをたくさん入れた大きな袋も白でした。サンタさんの長いおひげは? これも白ですね。今思いついた色は、白が優勢です。ということは、もしかしたらですけれど、今年の「紅白歌合戦」は白組優勢の展開となる、かもしれません。劣勢気味の赤組を応援すべく姿を現したのはトナカイさん。こちらを向くと、あ! 鼻が赤く光っています。あなたが有名な『赤鼻のトナカイ』さんでしたか(^m^) クリスマス・カラーに溢れた街へ飛び出すとき、今回のリクエスト曲なども似合いそうです。

“Saltarello(デッド・カン・ダンス)

リクエストカード(307)

種村さん、こんにちは。今回は「ウィンター・ソング特集」に宛ててリクエストしてみました。もしよかったら番組でかけてやってください。 ▼今年の夏は大変な暑さで、また、なかなか終わらず、汗をかきながら年の瀬、そして新年を迎えるのかと思っていました。が、さすがにそんなことはなく、今年も忘れずに冬がやって来てくれました(^m^) ▼今回、このテーマで私が選んだ曲(デッド・カン・ダンス)は、静かなイメージのある冬には似つかわしくない(?)と思われるかもしれません。が、私は意外に似合っているように感じてリクエストしました。▼この曲が納められたアルバムの解説には、「14世紀イタリアの舞曲」とあります。それだからか、聴いていると、リズムに合わせて自然に体が動き出してしまいそうです。また、アルバムのジャケットに使われているのは、個人的に好きな15世紀ネーデルラントの画家・ボッスの有名な『快楽の園』の一部です。▼寒い冬の夜。燃え盛る火を囲む人々。高く立ち上る炎を見上げる人々の顔が、炎で赤く映える。やがて、人々は火のまわりを回りながら踊り始める。吐き出される白い息と炎の赤が祝祭をイメージさせる。

December Will Be Magic Again(ケイト・ブッシュ)

リクエストカード(308)

種村さん、こんにちは。今回は「クリスマス・ソング特集」宛て、、、? じゃなかったf(^_^) 「ウィンター・ソング特集」宛てです。が、フライングして(?)、一足早いクリスマス・ソングのリクエストになってしまいました。ですので、もしも次週(13日)に「クリスマス・ソング特集」を予定し、その時にかけたいということでしたら、そちらに回して下さっても結構ですので、よろしくお願いします。▼リクエストした曲には『12月は魔法の季節』という邦題がついています。1年には12の月がありますが、“魔法”が一番似合いそうなのはやっぱり12月、でしょうか? 中でも、クリスマス前後は“魔法”の威力(?)が強まりそうです。▼静かな夜。辺りは一面の銀世界。空からは粉雪が音もなく舞い落ちる、、、そんな情景を想像しただけで、何かロマンティックなことが起こりそうな気がします。しかも、それが聖夜であれば、間違いなく何かいいことが起こるでしょう、きっと((o(*^^*)o)) ▼ヨーロッパでは先週、各地で大雪になったそうですね。被害が出るほどの雪は困りますが、首都圏でも、一度ぐらいは雪のクリスマスを味わってみたいです。

Saltarello(デッド・カン・ダンス)

リクエストカード(307)

種村さん、こんにちは。今回は「ウィンター・ソング特集」に宛ててリクエストしてみました。もしよかったら番組でかけてやってください。 ▼今年の夏は大変な暑さで、また、なかなか終わらず、汗をかきながら年の瀬、そして新年を迎えるのかと思っていました。が、さすがにそんなことはなく、今年も忘れずに冬がやって来てくれました(^m^) ▼今回、このテーマで私が選んだ曲(デッド・カン・ダンス)は、静かなイメージのある冬には似つかわしくない(?)と思われるかもしれません。が、私は意外に似合っているように感じてリクエストしました。▼この曲が納められたアルバムの解説には、「14世紀イタリアの舞曲」とあります。それだからか、聴いていると、リズムに合わせて自然に体が動き出してしまいそうです。また、アルバムのジャケットに使われているのは、個人的に好きな15世紀ネーデルラントの画家・ボッスの有名な『快楽の園』の一部です。▼寒い冬の夜。燃え盛る火を囲む人々。高く立ち上る炎を見上げる人々の顔が、炎で赤く映える。やがて、人々は火のまわりを回りながら踊り始める。吐き出される白い息と炎の赤が祝祭をイメージさせる。

誰がアート・オブ・ノイズを…(アート・オブ・ノイズ)

リクエストカード(306)

種村さん、こんにちは。今回は「オールリクエスト特集」の週宛てです。もしよかったらお願いします。 ▼今は「芸術の秋」でもありますね。ただ、どうでしょう。「芸術」などといわれるとちょっと構えてしまったりしますか? それでは、「アート」と言い換えましょうか。ちょっと気が楽になったでしょ?▼その気になれば、身の回りにもいろいろな“アートの実”は転がっています。たとえば、木の葉がハラリと舞い落ちるのを見て、「美しい」と感じたら、それもアートを感じた瞬間かもしれませんよね。▼音だってそうです。ただの騒音にアートを感じることもあります。今回のリクエスト曲がまさにそうで、耳を澄ましていると、いろいろな音が聞こえてくるでしょう。工事現場の杭打ちのような音もしますね。それらの音が雑音でなくなったら、世の中の音すべて楽しめてしまう、かもしれません。これは極論としても、干した布団を仕舞い込むときのパンパン! と叩く音。私もある時までは、近くの家から聞こえてくるとうるさく感じていました。それが今は、ほのぼのと懐かしくさえ感じるようになりました。亡き母が叩いていると想像し、音がしなくなると寂しくなります。

Sunshine On My Shoulder(ジョン・デンバー)

リクエストカード(305)

種村さん、こんにちは。今回は「アウトドアで聴きたい洋楽」宛てにリクエストしますので、もしよかったら番組でかけてやってください。▼秋になると見上げたくなるのは空ですね。秋が深まれば「天高く馬肥ゆる秋」といわれるような、高い高い空が広がります。▼少し前の夕暮れ近く、庭にいると、空の方で何か音がしました。何かと思って見ると、人が空に浮かんでいました( ゚Д ゚ ) よく見るまでもなく、小さなエンジンをつけたモーター・パラグライダー(というのかな?)で空中散歩を楽しんでいたのでした。たまーに見かけますが、私もあのように空を飛んでみたいです。種村さんは高いところはどうですか? 私は“高所平気症”(?)なので平気です。もっとも、パラグライダーで平気に空を飛べるかどうかはわからない?▼そんな“空の散歩”に似合いそうな曲を選んでみました。ジョン・デンバーのこんな曲を聴きながら空を飛んだら、どんな気持ちになるでしょう。秋が深まれば、木々が色とりどりに紅葉します。それを足元に見ながらの“散歩”は気分が高揚する、かな?

You Made Me Love You(エリック・カンゼル:シンシナティ・ポップス・オーケストラ)

リクエストカード(304)

種村さん、こんにちは。今回は「中秋の名月」に「月のインストゥルメンタル」で募集する回宛てということでお願いします。リクエストの締め切りぎりぎりのリクエストですので、もし間に合わない場合は別の週でも結構ですので、よろしくお願いします。▼空に輝く満月。どのようなシチュエーションで楽しむかで、似合う音楽は違ってきそうです。▼今回私がこのテーマのために選んだ曲は華やかな雰囲気を持っています。ですので、楽しく、そしてロマンティックな場面に合いそうです。そこで私が提案してみたいのは、ちょっと豪華に、ヘリコプターで大都会の夜空を飛ぶ“ナイト・クルージング”です。▼私は子供の頃からヘリコプターが大好きで、一度はこんな贅沢をしてみたいと思っています。夜に都会の空を飛べば、眼下にはイルミネーションの光が広がり、宝石箱をひっくり返したように見えるかもしれません。同乗者との会話も弾むでしょう。すっかりいい気分になり、空を独り占めした気分でいたところ、自分より高いところに光る大きな物体が浮かんでいます。満月です。月に比べれば自分は小さな存在。月に見守られてのフライトを続けることにしましょう。

ドビュッシー:音とかおりは夕暮れの大気に漂う(ミシェル・ベロフ)

リクエストカード(303)

種村さん、こんにちは。今回は「初秋のクラシック」で募集宛てです。今年の夏は大変な猛暑となり、無事に秋が訪れる(?)のだろうか、と心配したりしましたが、ようやく秋の気配が漂い始めました。▼秋の始まりに似合いそうなピアノの曲を選んでみました。本人は嫌っていた(?)ようですが、ドビュッシーの曲は「印象主義音楽」といった捉えられ方をします。専門的なことはわかりませんが、本人の思いとは別に、印象派絵画に近い印象を持ったりします。▼この曲にしても、始まりがあるようでなく、また、いつ終わるともなく、ピアノの音色がずっと続いていくような感じがします。奏でられる旋律も、寄せては返すことを繰り返す波のよう。それは、高まっては鎮まる人の感情にも似ています。▼夏の暑さが収まり、大勢の人々で賑やかだった海辺も静けさを取り戻したでしょうか。夕暮れ時、静かな砂浜に腰を下ろし、沈みゆく夕陽を眺めれば、あたりに漂うのは、潮の香りと波の音だけ。遠くで聞こえた子供の声に、幼い頃の自分をふと思い出したりして。

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは種村祐美子さんです)