年度替わりに合わせるように、この日曜日(3月31日)に決勝戦があり、今年のセンバツ大会(選抜高等学校野球大会)が終わりました。
今大会から低反発バットが導入されたことで、それがどれぐらい影響したかなどが、大会が終わったあとも記事になったりしています。
高校野球に関連した記事がいくつもある中、おそらくはほとんど話題になっていないであろうことを本ページの話題として取り上げます。
選手なら誰でも被っている野球帽についてです。
普段、熱心に高校野球を見ない人は、気がつかないかもしれませんが、同じように見える野球帽でも、それが選手の被り方によってなのか、二種類ぐらいあるように考えます。
それは昔ほど顕著でしたが、今も、甲子園に出場するチームの中にも、昔に近い野球帽の被り方をチームがあります。
昔の高校野球選手は、マークがついた前面を立てるようにして被りました。
昔は、野球帽の上にヘルメットを重ねて被ることが多かったように記憶します。今、そんなことをする選手はほとんど見かけません。
また、抜いだ野球帽を折りたたんで、ズボンの後ろポケットにいれることもありました。もしかしたら、ポケットに入れても型崩れしないよう、マークのついた前面を立てる被り方をしたのかもしれません。
今は、帽子をポケットに入れることはまずありません。甲子園の大会を見ていても、そんな場面はまったく目にしません。
昔のようにマークのついた前面を癖をつけるように立てる被り方をするチームは減りましたが、それでも、一部には、昔の帽子に近い形の帽子を被るチームがあります。
私の記憶では、今年のセンバツに出場したチームの中では、いずれも関東ブロックから出場した、栃木の作新学院、茨城の常総学院、山梨の山梨学院の帽子がそれに分類できる形の帽子でした。
その一方で、マークのついた前面も含め、ほぼ半球体の形のまま被る被り方があります。そのように被る選手の一部は、帽子のツバの左右を下方向に折り曲げず、ほぼ真っ平らにする選手もいます。
今大会でベスト4に残った群馬の健大高崎、兵庫の報徳学園、石川の星稜、千葉の中央学院は、すべて、後者の帽子スタイルです。
こうして文章にしても、それを注意して見ていないと、何について書いているか、わかってもらえないかもしれません。
4月になり、全国各地で、高校野球春の大会が続々と始まっています。もしも球場へ行くことがあったら、そのあたりを注意して見ることで、本ページで書いたことに頷いてもらえるだろうと思います。