世田谷一家殺害事件の犯人像から受ける「ちぐはぐ感」

本日は大晦日です。24年前のこの日、東京・世田谷で家族四人が何者かによって殺害されているのが確認された事件がありました。

正式な事件名は、世田谷の上祖師谷三丁目で起きたことから、「上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件」というそうです。

警察の懸命な捜査にも拘らず、犯人を検挙できないまま、24年の歳月が流れました。

今は、YouTubeのようなネットの動画共有サイトができ、それを利用する人が増えたことで、警察で殺人事件などを含む事件の捜査にあたって来た元警察官が、YouTubeなどを使い、現場に近い立場から、発信することをしています。

今年もその事件が発覚した日が近づいたことで、そのようなYouTube動画にいくつか接し、本サイトでも紹介してきました。

本日は、元警視庁捜査一課・殺人犯捜査第一係の佐藤誠氏のYouTubeチャンネル「佐藤誠の警察OBチャンネル」に次の動画があるのに気がつきました。

【深掘り】 ズバリ! 佐藤・山口が検証”世田谷事件”

40代女性行員の犯行を謝罪する記者会見

昨日の本コーナーでは、誰もが厳重に保管されているものと考えていたメガバンクの三菱UFJ銀行の貸金庫から、同行で働く行員により、わかっているだけでも十数億円の金品が盗まれた事件を取り上げました。

これが発覚したのは先月22日です。しかしここまで、同行は記者会見を開いていません。その記者会見が昨日になってやっと開かれました。

私は、記者会見の模様は、翌日、つまり本日の新聞が報道するでしょうから、それで確認するつもりでした。

そんな風に考えていた昨日の午後5時前、何の気なしにYouTubeにアクセスすると、その記者会見の模様がライブで放送されていることを知り、途中からですが、見ました。

私が見たのは、テレ東BIZが配信した中継です。

三菱UFJ銀行 半沢頭取が謝罪 元行員が貸金庫の合鍵悪用し窃盗 再発防止策など会見で説明【ノーカット】

銀行の貸金庫に抜け穴があっては堪らない

銀行強盗を描いた映画はいくつもあります。私が思いついたのは、アラン・ドロン19352024)とジャン・ギャバン19041976)が強盗を企てる犯人を演じた『地下室のメロディー』1963)です。

面白いもので、それが描かれる作品を見ると、観客は銀行強盗を働く犯人たちの側に立って見てしまいます。

彼らが狙うのは、フランスのリゾート地、コート・ダジュールのカジノの地下にある金庫です。

ギャバン演じるシャルルという刑務所を出たばかりの初老の男は、自分の身体が利かなくなったため、実行犯に、ドロン演じるフランシスという青年を雇います。

フランシスは定職を持たず、その日暮らしの不良です。シャルルは、フランシスを、どこかの金持ちの男に見せかけ、コート・ダジュールの高級ホテルに滞在させます。

小説でも映画でも、強盗が成功したと描くことはしません。彼らにどんな結末が待つかは、作品を見て確認してください。

MÉLODIE EN SOUS-SOL 1963 (Alain DELON, Jean GABIN, Dora DOLL)

「事実は小説よりも奇なり」といいます。映画『地下室のメロディー』は綿密な計画を立て、犯行をしています。そんな面倒な計画が必要ないような巨額窃盗事件が起きて3週間余り経ちました。

発生から24年の世田谷一家殺害事件

歳月人を待たず。事件の捜査員をも待ちません。

2000年12月31日(あるいは30日)に東京・世田谷区上祖師谷三丁目で「世田谷一家殺害事件」が起きてから、今月末で24年です。

捜査員の懸命な捜査にも拘らず、今も犯人を検挙できていません。

事件が起きた日が近づくと、マスメディアが本事件を取り上げます。本日の朝日新聞には、次の見出しの小さな記事が載りました。

本事件では、被害に遭った宮澤さん一家の4人が、犯人によって殺害されているのが、2000年12月31日に、宮澤さん宅の隣りに住む宮澤さんの妻の実母によって発見されています。

本日の豆追記
被害者宅の隣りには、宮澤さんの妻の姉夫婦の家がありました。1992年に姉一家が海外へ移住したことで、宮澤んの妻の姉夫婦の家には、妻の実母がひとりで住んでいたそうです。その後、事件が起きた2000年に姉夫婦が一時的に帰国し、その家で妻の姉夫婦と実母が一緒に生活していました。

本事件にはさまざまな謎が残されており、捜査員の頭を悩ませています。

そもそも犯人は、どこから宮澤さん宅へ侵入したのか、これまで確定できていなかったのでしょう。

殺害された一家の変わり果てた姿を発見した宮澤さんの妻の実母は、当日の午前10時40分過ぎに宮澤宅へ入っています。その際、玄関のドアは施錠されていました。

犯人が宮澤さん宅の玄関ドアの鍵を何らかの理由で所有していれば別ですが、そうでなければ、犯人が玄関から出入りしたのではないことになります。

甘い誘いに騙されないように

首都圏で相次いでいる強盗および強盗殺人事件は「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」が関わっているとして、警察が摘発しているとの報道が続きます。

本日も、新聞各紙が報じています。

その中で、日経新聞は次の見出しで一連の事件を伝えています。

14ある事件のうち、神奈川県横浜市青葉区で起きた事件では、現金約20万円を奪っただけでなく、住人の男性を殺害しています。

その事件に関った容疑で、千葉県在住の22歳の男が逮捕され、送検されました。

広域強盗事件にトクリュウ関与の可能性

昨日の本コーナーでは、先月末の週末に、東京・有明で催されたデモと集会に、お金をもらって参加した若者がいたことを取り上げました。

そのお金を渡していた中に、警察が「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」として「監視」する組織犯行グループがいたことも書きました。

ネットのSNSで、デモと集会に参加するだけで1万円がもらえることを知った多くの若者が、当日、お金目当てで会場周辺に集まっています。

それを伝えた第一報では、お金を受け取れたのは一部で、多くはそれが得られず、中には、デモと集会の関係者に詰め寄る者もいたと報じられました。

アリジゴクの巣への接近注意

脅かすわけではありませんが、平穏に思われる日常のすぐ隣には、あなたを破滅させる落とし穴が開いています。

その穴に落ちると、平穏な日常は一瞬で失われ、アリジゴクの巣に落ちたアリのような運命が待っています。

昔からこのような落とし穴はありました。それが今は、その数が飛躍的に増え、しかも、すぐには気がつかないよう、巧妙に仕掛けられています。だから、自分はそんな落とし穴には落ちないと思っている人が、ある日突然、そこへ落下することが起きます。

最近では、首都圏で、住宅に押し入る強盗事件が多発しています。その犯行に加わる人も、アリジゴクの巣に落ちた結果といえましょう。

自分ではそれまで、自分が犯行を犯すなどとは考えてもいなかったはずです。それが、気がつくと犯行グループに加わり、見も知らない人が住む家の住人を襲い、ときには命を奪うグループのひとりとなってしまいます。

カマラ・ハリスは選挙活動をしている場合ではない

昨日、本サイトで次の動画を紹介しました。及川幸久氏が配信した動画です。

【及川幸久 THE CORE】第23回 ライブ配信 トランプ暗殺未遂とFBI

本動画では、今、次期米大統領の座を目指して選挙戦をしているドナルド・トランプ氏(1946~)に起きた二度の暗殺未遂事件とそれに密接に関る可能性がある連邦捜査局(FBI)について語っています。語られている内容が、マスメディアで報じられることはありません。

反トランプ側につくマスメディアは、今なお、民主党候補のカマラ・ハリス氏(1964~)が選挙戦を有利に戦っていると伝えています。そうであるなら、もし何らかの理由でハリス氏から別の候補者に替わることが起きたとき、マスメディアは自分たちのこれまでの報道との整合性をどのように保つのでしょうか。

及川氏は本動画の終盤で、ハリス氏から別の候補者に替わらざるを得なくなるのではと話しています。ハリス氏は候補者から降りるだけでなく、政界から去らなければならなくなる事態になるのではとも話しています。

どうしてそんな予想がされるのでしょうか。そのことについて、動画をなぞって紐解きます。

トランプ氏に起きた二度の暗殺未遂は、いずれもひとりの人間によって起こされたことにされています。しかし、二度の事件には、不可解な点が数多くあることが指摘されています。

ラットに「投与」したといわれても

本日の朝日新聞一面に次の見出しの記事があります。

小林製薬が製造・販売するサプリメント「紅麹コレステヘルプ」を摂取したことで、健康被害が相次いだとされたことについて、厚生労働省が原因を調査をし、その結果を昨日(18日)発表した内容を伝えるものです。

本記事内に、本サプリを摂取した人が、17日時点までに502人が入院し、120人が亡くなったと書いています。記事にする以上、読者に誤解を与えないよう、もっと正確に書くべきです。

本騒動をマスメディアが大々的に報じることで、それに刺激された人が、小林製薬に相談を寄せています。本サプリによって死亡したとする相談が当初は170人に上りました。しかし、よく話を訊くと、その内の91人は本サプリを摂取していなかったことがわかりました。

マスメディアの報道に煽られた人が、家族が亡くなったことと本サプリを関連付けて、同社に相談を寄せた結果でしょう。

ニコニコ動画の仕様変更

KADOKAWAが大規模なサーバ攻撃を受けたとされて、同社が提供するネットの動画共有サイト「ニコニコ動画」が6月8日の朝から突然利用できなくなりました。

私は新コロ騒動と、存在しない新コロウイルスとやらのために作られたことにされているワクチン(似非ワクチン)については、本コーナーで数えきれないほど取り上げています。

騒動が始まった頃は、本騒動を疑う人が投稿した動画をYouTubeで見ることができました。ところが、本騒動を起こした側につくYouTubeを運営するGoogle(アルファベット)は、騒動を疑う人をYouTubeから追い出す動きに出ました。

はじめは、その種の動画は正しくないと決めつけ、正しい情報を得るためとして、厚生労働省の関連ページへのリンクが張られるようになりました。

厚労省のいい分が信じられないから動画にしているのに、その厚労省のリンク先で書かれていることが正しいとするのですから、YouTubeに呆れるよりほかありません。