記事を読んでもわからない? 足跡が残るネット詐欺

昨日の朝日新聞に目を通していて、内容が飲み込めない記事がありました。次の見出しの小さな記事です。社会面に載っていました。

通信販売サイトが決済処理をするサーバの脆弱性に目をつけた容疑者が、424万円弱をだまし取った容疑で逮捕されたことを伝える記事です。

私は次の記述を読んでいて、書かれていることが頭に入ってきませんでした。その部分を引用させてもらいます。

通販サイトで商品券を注文する際、決済代行会社のサーバーに決済金額を「0円」や「1円」とする情報を繰り返し記録させるなどして、商品券8478枚(販売価格423万9千円)をだまし取った疑いがある。

容疑者は、昨年6月27日から29日にも、同じ手口で商品券をだまし取ろうとしたものの、警視庁が把握し、未遂に終わっているそうです。

証券口座乗っ取りと○○パスワード

今春に顕在化し、それを利用する人に不安を与えた、証券口座乗っ取り事件の犯人として、中国籍の男性ふたりが逮捕されたとの報道がありました。

【速報】証券口座“乗っ取り”株を不正売買…中国籍の男2人を逮捕 株価を不正につり上げる相場操縦を行ったか 警視庁|TBS NEWS DIG

同様の犯罪はこのふたりだけが起こしたものではない(?)でしょうから、とりあえずふたりが捕まったといったところでしょうか。

ともあれ、本事件で逮捕者が出たことで、本日の朝日新聞「視/点」が、「狙われた『資産運用立国』の死角」で、犯行の手口などについて書いています。

私もネット証券に口座を持っています。私が株式投資の真似事を始めたのは、21年前の2004年大型連休明けです。

その頃の日経平均株価がどの程度だったか記憶しているでしょうか。私が株式投資もどきデビューをした21年前の日経平均は【1万1500円】ほどです。今はそれが5万円台ですから、約5倍です。

林眞須美死刑囚が紙コップを持つのを目撃した工藤(仮名)少年

昨日の本コーナーでは、このところ私が急に関心を持ちだした、無差別殺人事件について書きました。1998年7月25日に、和歌山市園部地区で起きた「和歌山毒物カレー事件」です。

本事件の容疑者として逮捕され、取り調べと裁判を経て、死刑が求刑されたのが、事件現場付近に住んでいた林眞須美(当時37歳)です。

私は今まで、本事件の犯人を彼女と認識していました。しかし、事件から27年後の今になり、彼女に冤罪の可能性が出てきたのを感じます。

彼女が有罪に値するか、それとも無罪なのか、私にはわかりません。しかし、私の今の気分としては冤罪に傾いているため、彼女や彼女の夫は呼び捨てにせず、さんづけで書いていきます。

眞須美さんを無差別殺人事件の犯人と断定する主な理由の要約を、ネットの事典ウィキペディアを参考にして書いておきます。

和歌山毒物カレー事件のポイントはヒ素が水に溶けにくいこと

おとといの本コーナーで、私が俄に強い関心を持ったある事件について書きました。それは、今から27年前の1998年7月25日に、和歌山県和歌山市園部地区で起きた「和歌山毒物カレー事件」です。

本事件は、それが発生した日、同地区で予定されていた地区の夏祭りのために地区の住民によって作られたカレーを食べた住民の67人が中毒症状を起こし、そのうちの4人が死亡する被害を出すという大惨事へと発展しています。

警察は、住民が食べたカレーを作った寸胴という大きな鍋に、何者かが無差別殺人の目的で毒物を入れた事件として捜査します。

捜査を始めてそれほど時間がかからず、近くに住む林眞須美という女性を事件の容疑者に特定します。その後、眞須美と夫の健治が、同年10月4日早朝、カレー事件とは別に、保険金詐欺事件の容疑者として、自宅で逮捕しています。

林夫妻は別々の警察で取り調べを受け、妻の眞須美は、カレー事件の犯人として再逮捕されます。そして、裁判の末、眞須美には死刑判決が下され、大坂拘置所に収監されたままです。

私は本事件にちょっとしたことから関心を持ちました。そして、本事件を取り上げたYouTube動画をいくつも見て、本事件の犯人が林眞須美ではないのではないかと考えるようになりました。

和歌山毒物カレー事件の再審開始を強く望む

前回の更新で、付随する話題として、「和歌山毒物カレー事件」について取り上げました。当時のことを知る人は、あの事件のことを記憶しているでしょう。

私も記憶します。しかし、今になって振り返ると、大きな力によって作られたストーリーに乗っかった理解しか持っていなかったことに、事件発生から27年目にして思い知らされました。

この事件については、以前から、冤罪ではないかという話は聞いていました。しかし、私自身は、作られたストーリーから抜けていないこともあり、それを疑うことができませんでした。

昨日の早朝、朝食を摂りながら元刑事の佐藤誠氏が本事件について語る動画を見て、本事件に俄然興味を持ちました。

そのあと、「密着1DAY」というYouTubeチャンネルが独自に取材された動画を5本見ました。

2本は、本事件は無罪であると信じ、再審を求めて活動されている石塚伸一弁護士が、本事件について語る動画です。

天女にも悪女にも変える恋心 コナン・ドイル『ボール箱』

私は、Amazonの電子書籍版で本を読みます。今月末までは、思わぬ形でその権利を得たKindle Unlimitedを利用して、「シャーロック・ホームズシリーズ」の第2短編集『ホームズの回想 シャーロック・ホームズ』(『シャーロック・ホームズの思い出』1893〕)を読んでいます。

Amazon Kindle 第12世代

私はホームズものをすべて読んでいるので、何度目かの読書になります。

本短編集には、当初は二話目に収録されるはずだったものの、話の内容が残虐だったことで、一度は見送られた作品があります。

私が今読んでいる短編集は新訳版で、これには、当初の予定どおり、その作品が二話目として登場します。

その作品は「ボール箱」(1893)です。

本短編作品を取り上げようと思ったのは、26年間未解決のままだった事件が今になって動き出した名古屋で起きた女性殺害事件の容疑者の心理に相通じるものがあるのではないかと考えるからです。

金目当てのYouTuberはマス何とかと同じ穴の狢

私は昔から映像に興味を持ちます。

家庭用ビデオカメラさえもなかった時代は、個人が唯一扱えた8ミリ映画用カメラで撮影し、現像から戻ったフィルムをスクリーンに映写して愉しみました。

ELMOのサウンド8ミリ映写機 ST-1200
私が所有する8ミリ映写機 ELMO SOUND ST1200

その頃に個人で映像を撮る人はごく希でした。

私は写真も趣味にしています。写真も昔はお金のかかる趣味でした。24枚や36枚撮れるフィルムを購入し、撮影しました。撮影する枚数分、フィルム代と現像代がかかるので、無闇には撮れないような感じでした。

そのようなことが影響して、子供の入学式や卒業式、運動会ぐらいしか写真を撮らないという人も少なくなかったでしょう。

その時代と今を比較すると、隔世の感があります。

デジタルのカメラが登場し、何枚撮ってもほとんどお金がかからなくなりました。今ではスマートフォンで綺麗な写真が撮れます。だから、多くの人が、いつでもどこでも写真を撮るような感覚です。

人の心と事件の闇 名古屋主婦殺人事件

人の心は複雑です。

自分のことを自分はよくわかっている、とみんな思っています。しかし、何かの拍子に、自分で自分のことがわからなくなったというようなことが、あなたにはありませんか?

私がそのように質問されても、たしかにそんなことがありました。とは答えられません。あったのに忘れているだけかもしれません。しかし、今は、そんな具体例は浮かびません。

名古屋で26年前に起きた事件の容疑者が、事件から26年目になって、自首してきました。

【速報】逮捕されたのは69歳アルバイトの女 26年未解決の名古屋・西区の主婦殺害事件 夫の元同級生 (25/10/31 19:30)

本事件の報道を見ると、なんとなく事件の背景が見えてきます。

容疑者の安福久美子は被害者の夫 高羽悟さんと高校の同級生で、テニス部でも一緒だったということです。高羽さんは女性にモテそうな人だったのか、安福容疑者からは好意を持たれていたようです。

毎年バレンタインデーになると、高羽さんは安福容疑者からチョコレートをもらったそうです。また、手紙をもらったり、交際を直接求められたこともあったということです。

執念の果て 清張『犯罪広告』

数日前、名古屋で26年前に女性が殺害された事件の容疑者とされる女性が警察に自首することが起き、世間を驚かせています。

本事件については、本コーナーでいずれ取りあげることがあるかもしれません。本出来事で印象に残ったのは、殺害された女性の夫が、妻の無念を晴らすため、四半世紀にわたって執念を燃やし続けたことです。

事件現場のアパートには、何者かの血痕が残されました。被害者の夫は、その血痕が、のちのち犯人確定の決め手になると信じ、使わないアパートを事件後、26年間借り続けました。そのためにかかった費用は2200万円にもなったそうです。

「ここまで証拠が…」名古屋市西区主婦殺人事件 発生から25年も未解決 今なお玄関に残る血の足跡

その一方で、事件解決のため、情報提供を求めるビラ配りを長年にわたってしています。それが20年以上続けても事件が解決されなければ、自分のしていることがどれほど意味のあることなのかと自信をなくすこともあったのではないかと思います。

本事件の報道に接し、最近読んだばかりの松本清張19091992)の中編小説が重なりました。

どんな相手も人として対等に対応した刑事

一週間前の本コーナーで、自民党の新総裁になったばかりの高市早苗氏(1961~)について書きました。

高市氏が今月21日に予定されている首班指名(内閣総理大臣指名選挙)を経て、首相になることが見えてきました。

ただ、四半世紀にわたって自民党との連立に加わっていた公明党が連立から離脱したことで、先行きがいささか不透明になってきました。

最終的にどこへ落ち着くかわかりません。そして、高市氏が首相になって内閣を組閣することになれば、閣僚のひとりにおさまりそうな木原誠二衆議院議員(1970~)に簡単に触れ、ひとつの懸念として、ある事件について書き添えました。

あなたの質問に応じます! 自民党選対委員長『木原誠二 編』

世間では「木原事件」とされる事案です。