金目当てのYouTuberはマス何とかと同じ穴の狢

私は昔から映像に興味を持ちます。

家庭用ビデオカメラさえもなかった時代は、個人が唯一扱えた8ミリ映画用カメラで撮影し、現像から戻ったフィルムをスクリーンに映写して愉しみました。

ELMOのサウンド8ミリ映写機 ST-1200
私が所有する8ミリ映写機 ELMO SOUND ST1200

その頃に個人で映像を撮る人はごく希でした。

私は写真も趣味にしています。写真も昔はお金のかかる趣味でした。24枚や36枚撮れるフィルムを購入し、撮影しました。撮影する枚数分、フィルム代と現像代がかかるので、無闇には撮れないような感じでした。

そのようなことが影響して、子供の入学式や卒業式、運動会ぐらいしか写真を撮らないという人も少なくなかったでしょう。

その時代と今を比較すると、隔世の感があります。

デジタルのカメラが登場し、何枚撮ってもほとんどお金がかからなくなりました。今ではスマートフォンで綺麗な写真が撮れます。だから、多くの人が、いつでもどこでも写真を撮るような感覚です。

映像の撮影は、写真撮影以上に、昔と今とで違います。すでに書いたように、ビデオカメラもなかった頃に個人が映像を撮影するのは極めて希なことでした。

それが今は、スマホでも動画が撮れます。しかも、自分が撮った動画を、YouTubeのような動画共有サイトで簡単に配信ができます。8ミリ映画の時代に今の映像環境はまったく想像できませんでした。

私は昔から映像が好きなので、YouTubeには自分のチャンネルを持っています。しかし、今は、開店休業の状態です。新たな動画は作っていません。正直なところ、作る意欲がありません。

理由はいろいろあります。

いろいろあるうちから、ひとつの理由を書きます。

今のYouTubeで動画を配信する人の多くが、映像をその人の「手段」に利用しているのを不満に感じることです。こんなふうに書いて、私の考えが伝わるかどうかわかりません。

映像には、映像でしか表現できないことを表現する魅力があると思います。それが、自己の「欲望」を満たすための「手段」として利用する配信者が多いように感じ、残念だと思っています。

私が昔から映像が好きなのは、単純に、動きのある映像に興味を持つからです。好きな理由はそれ以上でも以下でもありません。

そのような思いから作られた動画が、今のYouTubeにはほとんどないように思います。

YouTubeに動画を上げる人の多くは、自分の動画の再生回数に応じて発生する利益を目的としているのではありませんか?

私は、YouTubeの自分のチャンネルに上げた動画で利益を得たことは一度もありません。それはただ単に、私の動画の再生回数が少ないだけですけれど。

利益を上げることが目的になると、そのためだけに動画を作ることになってしまいます。どうすれば再生回数が増えるか研究することもするでしょう。

その結果、多くの人が関心を持ちそうなことを取り上げ、動画にするようなことを始めるでしょう。しかも、注目を集めるような、サムネールやタイトルをつけたりして。

最近気になっているのは、政治や事件絡みの動画を頻繁に上げる人たちの存在です。

地方議員になって政治活動をする人が、その活動をYouTubeでもする例があります。それはそれでいいと思いますが、その伝え方が、どんどんセンセーショナルになっている傾向を懸念しています。

「さとうさおり」とかいう人がいます。私は彼女を初めて知ったのは、NISAを批判的に取り上げた動画だったように記憶します。

その後、彼女の動画を見ることはありませんでした。彼女は都議会議員になられたのですね。その目的は、小池百合子東京都知事(1952~)を追及することでしょうか。

下に埋め込んだ彼女の動画を見ると、よろしくない方向に、人相が変貌してきているように感じます。それはそれで不幸なことではありませんか?

もっとほかに、楽しいことを見つけて生活してみませんか? 誰かを追及することだけをしていても、幸せな人生は待っていませんよ。

【文藝春秋】私の知人に文春が突撃しに来たとリークが入ってきました。

さとう氏にしても、注目されて、ちょっと調子に乗っている感じが見受けられます。実力が伴わないと、知らぬ間に、消えていなくなるでしょう。

No.686さとうさおり都議騒動

本更新にあたり、上に埋め込んだ動画を初めて見ました。驚いたことに、その終盤で、桜風涼(はるかぜ・すずし)氏を、「さとうさおり騒動」の「ついでの話」的に扱っているではありませんか。こんなことが起きていたのをまったく知りませんでした。

おそらくは、彼らふたりははじめて桜風氏の動画を見たのでしょう。桜風氏を「さくらかぜりょうさん?」といっています。

桜風氏は「元週刊誌記者」を名乗っているそうですが、これは、彼特有の「大風呂敷」ではないですか? 彼本来の動画でも、通振ることが目につきます。

経歴詐称問題に発展する前に、週刊誌記者云々の看板は下ろしたほうが良いのではありませんか?

桜風氏にしても、単なる正義感で「さとうさおり騒動」を追いかけているわけではないです。関連動画で再生回数を稼いで、カメラのライカを買いたいとかいっていますから。

あまり真に受けないほうがいいです。マスコミを「マスゴミ」とかいっている彼自身が、マス何とかと同じ行いをしています。

私個人は、桜風氏のYouTube動画は以前から知っています。主に、音声に関する動画がチャンネルに上がると、それを見て、参考にできることであれば参考にさせてもらっています。

最近は、音声に関する動画が少ないので、動画を再生することが減りました。

センセーショナルな伝え方は、マスメディアが昔から採る手法です。小さなことを大騒ぎして伝えることで、注目を集めようとします。それと同じことを、今、YouTubeでする人が少なくありません。

世の中に起きた事件を、刑事という職歴を使って考察するYouTuberもいます。

私は、事件をより深く知りたいと思ってその種の動画を見たりすることがありますが、同じような内容を、ライヴで連日配信しているのを知ると、何か違うような感じを持ちます。

【ライブ配信】1部 名古屋主婦〇害事件!安福久美子 容疑者(69)犯行の前足・後足【小川泰平の事件考察室】# 2333

上に埋め込んだのは、神奈川県警で刑事をした経歴を持つ小川泰平氏の動画です。なんと2時間を超える動画です。このライヴにはじめから終わりまで付き合う人もいるのでしょう。

私はそのカーカイヴ動画をところどころ見ただけです。

途中からは事件とはまったく関係のない話になっています。DNAの要求に応えない男の人がいて、その人からDNAを提供してもらうまでの思い出話です。

それは小川さんのちょっとした自慢話(?)なのか、警察官をしているときに、自分の運転免許がゴールド免許になったことはないという話をしています。

それをDNAを拒否した人に見せて、警察の交通取締に不満を持つ男に親近感を持たせ、DNAを採種できたというような話でした。

名古屋の事件の被疑者が、DNAの提出を拒否した話からの関連ですが、元警察官が、自分の話を延々とするのは、ライヴの時間を水増しするためかな、と思わないでもありません。

YouTubeの配信を通じて顔なじみとなった、元警視庁の刑事、佐藤誠氏のYouTube動画は、気になった動画を中心に見ています。個人的には、小川氏よりも佐藤氏のほうが信用の置ける人のように思われます。

【元警視庁捜査一課 佐藤誠氏 対談(77)】警察OBチャンネル 開設から1年! 元刑事が配信し続ける意義!【小川泰平の事件考察室】# 2336

NHKは、まだ解決されていない事件を取り上げる「未解決事件」という番組を始めました。同じ番組は過去にありました。しかしそれは、不定期の放送でした。

それを今度は、毎週放送するとしています。

私は以前の「未解決事件」の放送で、気になる事件を取り上げたときは番組を見ました。しかし、毎週放送される今の「時解決事件」は、関心を持った事件が取り上げられたときだけ見ようと思っています。

世の中を騒がした事件であれば、多くの人の関心を呼びます。それは、テレビ番組もYouTubeの動画も同じです。

26年前の名古屋主婦殺害事件 NHK「未解決事件」で1日特集予定

今は、26年前に名古屋で起きた主婦殺害事件の犯人が、今になって出頭してきて逮捕されたことが人々の関心を呼んでいます。

この事件に注目するYouTube動画が連日配信されています。

それまでわからなかった新事実が明らかになったなら、それを取り上げて動画にすることはそれなりの意味はあるでしょう。しかし、取り立てて新しい事実がわかったわけではないのに、連日のようにライヴ配信するようなYouTuberは、他人の不幸を自分の飯の種にしているように思えて仕方がありません。

映像表現には映像表現だけが持つ絶対的な魅力があります。映像表現が持つその魅力に、今一度、大切にしませんか?