ハリウッド映画とユダヤ人

本コーナーで前回取り上げた広瀬隆氏の『億万長者はハリウッドを殺す』(上巻)の続きの話です。

前回分で、俗に「軍産複合体」と呼ばれるものの正体らしきことを書きました。端的にいえば、米国の巨大財閥の2大巨頭であるモルガン家(J・P・モルガン)とロックフェラー家が、20世紀の米国をあらゆる面で支配したことを、本書によって知りました。

本のタイトルにある「ハリウッド」はいわずと知れた映画の都です。米国の西部が開拓される前は、今のハリウッドがある辺りは、見渡す限りの荒野であった(?)でしょう。