ひねくれ者の物思い

どれぐらいの割合かわかりませんが、大谷翔平選手(1994~)と山本由伸選手(1998~)、佐々木朗希選手(2001~)が所属する米メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースワールドシリーズの最終戦に勝利して優勝したことに多くの人が歓喜しているでしょう。

2000年に亡くなった私の姉の夫、つまり私の義兄は大の大谷ファンで、試合があるたびに、テレビで観戦しています。

義兄の行動はわかりやすいところがあります。ドジャースが負けそうなときは、試合の途中で観るのを止めてでしょう、外出します。ですので、義兄の行動から、ドジャースが勝っているのか負けているのかが想像できます。

私は高校野球が好きで、春・秋の地方大会が始まると、球場へ足を運んで観戦します。夏の大会は、ネットで全試合が生中継されるようになったことで、球場で観戦しなくなりました。

こんなふうに高校野球は現地観戦するほど注目していますが、日本のプロ野球と米メジャーリーグには関心がありません。大谷選手らのことは知っていますが、それ以上の関心は持てません。

人の興味の対象は人それぞれです。米大リーグに熱中する人でも、高校野球にはまったく目もくれない人もいるでしょう。

執念の果て 清張『犯罪広告』

数日前、名古屋で26年前に女性が殺害された事件の容疑者とされる女性が警察に自首することが起き、世間を驚かせています。

本事件については、本コーナーでいずれ取りあげることがあるかもしれません。本出来事で印象に残ったのは、殺害された女性の夫が、妻の無念を晴らすため、四半世紀にわたって執念を燃やし続けたことです。

事件現場のアパートには、何者かの血痕が残されました。被害者の夫は、その血痕が、のちのち犯人確定の決め手になると信じ、使わないアパートを事件後、26年間借り続けました。そのためにかかった費用は2200万円にもなったそうです。

「ここまで証拠が…」名古屋市西区主婦殺人事件 発生から25年も未解決 今なお玄関に残る血の足跡

その一方で、事件解決のため、情報提供を求めるビラ配りを長年にわたってしています。それが20年以上続けても事件が解決されなければ、自分のしていることがどれほど意味のあることなのかと自信をなくすこともあったのではないかと思います。

本事件の報道に接し、最近読んだばかりの松本清張19091992)の中編小説が重なりました。