戦争美化の映画を拒絶した大林宣彦

数日前、録画してあった番組を見ましたので、それについて書いておきます。

今月5日の午後7時から50分間、「BS1スペシャル」枠で放送された「映画で未来をかえようよ・大林宣彦から4人の監督へのメッセージ」です。

大林といいますと、16年前に東京・東池袋にある映画館、新文芸坐で「大林ワールド・ベストセレクション」(7月10日~7月16日)が催されたとき、会場へ足を運び、上映の合間にあったトークショーを含めて、本コーナーで書きました。

大林のことは昔から知っていますが、初期の代表的な作品しか見ておらず、最近はどんな作品を撮ったのかも知らずにいました。

遺作となった『海辺の映画館 キネマの玉手箱』は、死を覚悟された大林が、映画人として生きたご自身の集大成のようなつもりで撮った作品になりましょうか。