私はそのとき、そのときで、ひとつの事柄を集中してする傾向があります。
年が変わってすぐの今は、Amazonのデバイスやサービスに関することに関心を持ち、それに接して過ごす時間が長くなっています。
きっかけは、Amazonが提供する電子書籍を読むために特化したKindle端末を新年早々に購入したことです。購入してすぐに使えたら、必要以上に端末そのものへの関心を持つことはなかったでしょう。
その時のことは本コーナーで書きました。新たに手に入れたKindle端末の最新版が、それを使うのにどうしても必要な、Amazonの自分のアカウントへの認証がうまくいかないことが起きました。それに成功したのは、端末が手元に届いてから3日目の朝です。

この「試練」を経たことで、端末への愛着が余計に深まったように感じます。
その端末が問題なく使えることがわかったあとは、使わずに手元にあるKinleの旧端末を下取りに出す手続きに時間を使いました。
この過程で、下取りに出すために初期化した端末が、自分が使っているWi-FiルーターのSSIDの情報が端末に残ったままのことが気になりました。
ただ、これは考えてみれば、余計な気掛かりでした。端末が私のルーターのSSIDを拾ったのは、それが端末の近くにあったからにすぎません。それでも気になり、わざわざ家から遠い所へそれを持ち出し、確認することまでしました。
Amazonのサービスでいえば、このところは、Amazonが有料会員向けに提供するPrime Videoを見て過ごすことが最近は増えています。
こんな風に、新年になった今は、Amazonの端末やサービスに取り囲まれたような生活を送っています。
そんな生活に、もうひとつのAmazon端末が加わりました。正確にいえば、しばらく使わなかったAmazon端末を使ったことで、その端末に搭載されている技術に興味を持ちました。
Amazon Fire 7(第9世代)というタブレットPCです。商品名が示すように、7インチの液晶モニタが搭載されています。購入したのは、ずいぶん前です。
これが便利に使えれば、大きすぎないデバイスであるので、重宝するはずです。ところが、私のデバイスだけなのかわかりませんが、電池の減りが異常に速いのが最大の弱点です。
電池に満タンの充電をしたあと、一度も使わなくても、翌日には電池の残量が三分の一以下ぐらいになってしまいます。このため、毎晩充電をして翌朝を迎えなければなりません。
この電池の減り方が異常なので嫌になり、まったく使わなくなりました。
このFire 7を、この正月、Kindle端末を新たに手に入れたことで、再び使ってみようと考えました。理由は、電子書籍を読むのに使ってみようと思ったことです。
電子書籍に特化したKindle端末はモノクロームの表示しかできません。また、一部を拡大表示することもできません。
私は500冊ほどの本を電子書籍で所有しています。この中には、Kindleで読むのには適さない画集や雑誌、漫画が、量は多くありませんが、含まれます。そこで、これらをFire 7で受け持とうと考えたのです。
電池の保(も)ちに目をつぶれば、その用途の役目をFire 7が果たすことが確認できました。
その過程で、Fire 7が持つ新たな可能性に気がつきました。それは、Amazonが開発したバーチャルアシスタントAIを用いた”Amazon Alexa”を使った文章読み上げの機能です。
私が、電池の保ちの悪さから使わなくなった数年前は、私の記憶に間違いがなければ、Fire 7が文章の読み上げ機能に対応していなかったように記憶しています。
数年ぶりにその読み上げ機能を試したら、それが実現されていたので、浦島太郎にでもなった気分でした。
人工知能(AI)による音声は、朝日新聞の土曜版にある「be between 読者とつくる」が昨日取り上げたばかりです。
このコーナーでは毎週、読者にひとつのテーマでアンケートを採り、その結果を紹介します。今回は「AI音声に違和感ありますか?」でアンケートを採っています。
その結果は、「はい」が64%、「いいえ」が36%です。私がこのアンケートに答えるなら、だいたい同じような比率で、「はい」と「いいえ」のどちらにも答えます。
AI音声はまだ進化の途中です。人間が文章を読むように、感情をこめて、イントネーションや間合いをとりながら読み上げてくれるレベルには達していません。文字の読み間違いも少なくありません。固有名詞は、ほぼ正しく読み上げてはくれないと思ったほうがいいです。
こんなふうに、まだまだの感が強いAI音声ですが、私は毛嫌いするつもりはありません。
私は意外に、新しい技術に抵抗感を持ちません。
たとえば、音楽が収録されたアナログのレコードの音のほうが、コンパクトディスク(CD)の音よりも優れているという人がいます。実際にそうした面があっても、私はCDに抵抗感を持ちません。
昔に購入したレコードはそのまま残してあり、聴こうと思えば聴けます。
また本を読むにしても、紙に印刷された本が好きだという人がいてももちろん構いません。私は紙に印刷された本も好きですが、今は、電子書籍で読むことが全体の9割以上です。
こんな風に、新たに登場した技術に接しても、それほど抵抗感を持たないようにできています。
まだほんの少し使っただけですから何ともいえませんが、Amazon Alexaの読み上げ機能はなかなかよくできているように感じました。これから、試してみたら考え方が変わるかもしれません。ともあれ、好印象を持ちました。
プロの読み手が読んでくれた音声データを利用するAudibleのサービスがあります。もしもAmazon Alexaの読み上げ機能が我慢できる程度であれば、Audibleを使わなくても済むことになりそうです。
もっとも、私は自分の眼で活字を追いたいので、読み上げ機能を使うとしても、比率としては少なくなりそうですけれど。それを便利に使えるときは、それを選ぶことにします。
こんなふうに、年が明けて間もない今は、Amazonのデバイスやサービスに関心が向いています。このあと、私が何に関心を向けるかは、私にもわかりません。
新たな関心事ができたら、本コーナーで書くことになるでしょう。
